9月から10月にかけて、ホーム関西圏での戦いが続くC大阪。前節の名古屋戦に続いて、この第26節でも清水とのホームゲームを迎える。現在勝点29の14位で、16位G大阪との差が4。残り9試合というなかで、厳しいJ1残留争いが続くC大阪にとっては、キンチョウスタジアムで行われる今節も、何としても勝利が必要であることは間違いない。
1週間前には、試合巧者の名古屋の前に、レヴィークルピ監督復帰後初黒星を喫したC大阪。指揮官は、「本来のC大阪ではなかった」と嘆いていたが、特に課題としてあげているのは、攻撃の回数だ。「今のチームの数字を改めて見たとき、昨年の数字に比べて、本当に低い数字が出てしまっている。シュートの数でも、昨年なら1試合15〜20本、多いときで25本くらいあった」というレヴィークルピ監督は、「自分たちのゲームをするためには数字を上げていかなければならない」と、ゴールへの強い意識を盛んに強調する。
選手たちもそれを認識。「相手どうこうではない。この苦しいなかで、どうやって戦っていって(J1に)残留するかがすごく大事だと思う。相手が来る、来ない関係なく、俺らが行くという気持ちで行きたい」とDFリーダーの茂庭照幸。アグレッシブな「自分たちのサッカー」をいかにできるかが、C大阪勝利のポイントとなる。前節ではリーグ戦7試合ぶりの無得点に終わったC大阪。あと2点と目前に迫りながら、足踏みしているJ1ホーム通算400得点達成を、今度こそ決めたいところだ。「2点を決めて、サポーターの皆さんと勝利で祝うことができれば、最高の形」とレヴィークルピ監督。「レヴィーセレッソ」らしい魅力あふれる攻撃サッカーを、この試合で取り戻したいという思いは強い。
対する清水は、8月、9月のリーグ戦6試合で4勝1分1敗と好調。上位に食い込めるポジションにまで上げてきた。特に目立つのは、若手の躍動。今季序盤から出続けている河井陽介、李記帝のみならず、最近では、9月21日に18歳になったばかりの石毛秀樹をはじめ、八反田康平、今夏加入のロンドンオリンピック韓国代表FW金賢聖らが先発に名を連ねれば、高卒ルーキーの白崎凌兵も途中出場を継続するなど、アフシンゴトビ監督のもと、加入1年目の選手たちが次々と起用されている。しかも、そのなかで成績を出しており、チームトップの10得点をあげている大前元紀、守備の要である村松大輔らも含め、フレッシュな勢いが加速中。その点においては、柿谷曜一朗、山口螢、丸橋祐介、扇原貴宏ら、若きタレントが揃うC大阪との対決は大いに楽しみだ。
また、今夏、清水からC大阪に期限付き移籍加入した枝村匠馬にとっては、初の古巣対決を迎える。育成時代を含めて10シーズン以上清水一筋で過ごし、清水のことを知り尽くしている男は、「負けたくないという気持ちはある。個人個人の選手の特長とかはある程度分かるので、その弱いところとかを突いていければと思っている」と、この一戦に向けての抱負を述べていた。さらに、今季からC大阪の一員となった児玉新も、昨年まで過ごしていた清水との試合に燃えているひとり。負傷明けでコンディションが整わなかった前半戦では日本平に帰還できなかったが、今回は18人の登録メンバーに入る可能性は高いだけに、彼の存在も、C大阪にとっては心強い。
C大阪と清水のリーグ戦通算成績は、C大阪の13勝5分11敗。最近も、C大阪の2勝2分、ホームではC大阪が2連勝中と、C大阪に優位な数字が並んでいる。果たして、今回も、J1残留に全力を注ぐC大阪が、相性の良さを活かすのか。それとも、好調な清水がC大阪戦5試合ぶりの白星を敵地で得るのか。C大阪にとっては、クラブの草創期に活躍した久高友雄さんが、36歳の若さで急逝された1999年9月22日から、ちょうど13年となるときに迎える一戦。久高さんへぜひとも勝利の報告をすべく、このキンチョウスタジアムでの一戦に全力を期す。
以上
2012.09.21 Reported by 前田敏勝
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