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【J2:第38節 福岡 vs 栃木】プレビュー:プロの意地を見せなければいけない福岡。J1昇格への想いを表現しなければいけない栃木。ともに勝利以外に結果がいらない試合は激戦必至。(12.10.14)

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「J1相手にどれだけやれるか楽しみな試合」(城後寿)。そう話していた天皇杯3回戦だったが、J1の大宮相手に、危険な時間帯に集中力を欠いたプレーで先制点を許し、さらに不用意なプレーから2失点。終わってみれば、これまでと何ひとつ変わらぬ内容の敗戦で、福岡は天皇杯から姿を消した。第36節の横浜FC戦に引き分けたことで今シーズンのJ1昇格の可能性が消え、残る試合で自分たちがやってきたことをピッチで表現すると話しながらも、続く岡山戦、天皇杯3回戦と、依然として同じことを繰り返している。選手たちの心の内には気持ちを見せようという想いはある。しかし、それがプレーに表れることがない。

そんな自分たちの気持ちを山口和樹は次のように吐露する。
「自分たちが情けない。自分たちのミス、しかも、しょうもないプレーで失点を重ねている。このままでは見ている人たちは納得しないだろうし、応援してくれている人たちにも申し訳ない。それに、去年はJ1で戦っていて、今年1年でJ1に上がろうと決めていたのに、こんな順位では自分たちのプライドも許さない。ここまで、見ている人たちが離れていくような試合しかできていない。残り試合では自分たちの気持ちを見せたい。そこしかない」
残念ではあるが、スタイルを変えようとしている福岡は、その反動としてチームのバランスを大きく崩した。しかし、このままでは終われない。残された5試合で戦う気持ちを余すことなく表現すること。それが今の福岡に求められていることだ。

そして栃木も勝たなければいけない試合を迎える。松田浩監督を迎えて4年目を迎える今シーズンはJ1昇格に向けての勝負の年。前半戦は思うように勝ちきれずに8勝5分8敗の12位で折り返したが、後半戦に入ると5連勝を含む6戦負けなし(第21節から数えれば6連勝を含む7戦負けなし)を記録して上位に肉薄。J1昇格プレーオフ進出権を得られる6位以内に、あと一歩に迫った。しかしながら、勝負所の第36節・甲府、第37節・京都で2連敗。加えて、第37節・京都戦で主審から退席を命じられた松田監督に対し、福岡戦でのベンチ入り停止処分が下されている。昇格への望みをつなげるためには勝点3が必要な栃木にとっては、まさに正念場の試合を迎えることになる。
「すべては必要だから起こっていること」。この言葉は、松田監督が福岡を率いてJ1昇格を決めた2005年シーズンに盛んに口にしていた言葉だが、いま栃木は、自分たちに最後の壁を乗り切る力があるかどうかを試されているのかも知れない。栃木にとっては4年間の真価が問われる試合になる。

残り試合は5試合。ここまでくれば、相手云々よりも、大事なことは自分たちの力を発揮できるかどうかで勝負が決まる。栃木が目指すのは、ハードワークと規律をベースにした組織的なサッカーを披露すること。ここ2試合は2点目が取れずに敗れているが、まずはJ2では5位タイに当たる38失点という自分たちの最大の武器を見失わないことが重要。しっかりと我慢できるか。それが勝利への鍵になるだろう。
そして福岡にとっては、ここまで繰り返している不用意なプレーやミスを無くすことができるか否かが最大の焦点。チームのバランスや戦術面にも問題はあるが、まずは自らリズムを崩す流れを止めなければ先へは進めない。球際で負けない、チャレンジ&カバーを徹底してミスをミスのままで終わらせない、常にリスク管理を怠らない、最後のところでは体を張る等々、いわゆるサッカーの基本的な部分に、どこまでこだわれるかがポイントになる。もう、過去と同じことは繰り返せない。

そして、今のメンバー、今のサポーターで戦える試合も残りは5試合。福岡は大きな目標を達成することが出来ず、辛い試合ばかりが続いているが、仲間とともに勝利を目指して戦った日々の総まとめとして、ひたすらに戦う姿を見せなければならない。 『ガムシャラ 〜今年だから出せる力がある。2012福岡ヂカラ〜』 。そのスローガンこそが、今のチームに求められている。

以上

2012.10.13 Reported by 中倉一志
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