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【J2:第38節 愛媛 vs 鳥取】レポート:互いに消化不良で課題が残るスコアレスドロー。愛媛と鳥取はこの勝点1を残り4試合につなげられるか。(12.10.15)

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試合前は時折小雨が降り、肌寒い天候となったニンジニアスタジアム。シーズンの終わりを感じさせる秋のナイトゲームだったが、互いに攻め切れなかった。キックオフ直後は、愛媛が立て続けにコーナーキックを得てチャンスを迎えた。前半8分には、右サイドのコーナーキックからファーサイドの浦田延尚が頭で合わせたが、GK小針清允がファインセーブ。鳥取は序盤のピンチを切り抜けると、徐々にボールをつないでリズムを取り戻していった。すると、今度は愛媛が鳥取のミスを突いて高い位置からショートカウンター。シュートまで持ち込んだが、フィニッシュの精度を欠き、あるいは鳥取の体を張った守備に阻まれてあと一歩が及ばなかった。

前半に関して、愛媛のビッグチャンスといえば前半32分。左サイドから前野貴徳がドリブルでしかけ、クロスを放り込むと逆サイドの石井謙伍が飛び込んだ。石井のシュートはポストに阻まれたが、愛媛としてはこの攻撃を続けられるかどうかが鳥取を崩すポイントだった。前半のアディショナルタイムにも同じような形からトミッチが石井にクロスを合わせたが、ゴールネットを揺らした石井のヘディングにはオフサイドの判定が下った。逆に、鳥取のチャンスはその直後。コーナーキックで柳楽智和がマークをはずし、頭で合わせたもののわずかにゴール左にそれてしまった。

後半に入ると、鳥取は前線の選手がポジションを入れ替えて反撃を試みる。トップ下の小井手翔太が左サイドに回り、ワントップの久保裕一がトップ下に入って前線で起点を作る。逆に、愛媛は右サイドの石井が守備に引っ張られる形になって、前半のようにピッチの幅を使った攻撃が少なくなってしまった。その後半に関しては愛媛が加藤大、伊東俊のドリブル突破からチャンスを作ったものの有田光希や関根永悟のシュートは鳥取の体を張った守備に阻まれた。一方の鳥取は左サイドの小井手がタメを作って、美尾敦が住田貴彦にスルーパスを送ったが、これは愛媛のGK秋元陽太がファインセーブ。互いにゴールを目指したが、後半は両チームとも多くのチャンスを作ることなくタイムアップを迎えた。

結局、今季最後の『PRIDE OF 中四国』は互いに決定打を欠いたスコアレスドロー。「最終的に失点せず引き分けて、負けなかったことはよかった」と愛媛のバルバリッチ監督が振り返れば、鳥取の吉澤英生監督は「3連戦を乗り越えたことを自信に変えたい」と試合後の会見でポジティブな要素を挙げた。特にアウェイ3連戦を戦った鳥取としては、最後のアウェイで引き分けて町田との勝点差を広げたことは評価できるだろう。ただ、愛媛としては勝たなければならないホームで攻めきれなかったところに消化不良のイメージが残る。鳥取にしても、チャンスがあったにもかかわらずゴールを奪えず、ミスでつかみかけたリズムを失う時間帯もあった。厳しい言い方をすれば、両チームとも順位に見合ったサッカーをしてしまったという印象だ。

『PRIDE OF 中四国』の成績を振り返っても、4勝1分1敗の徳島が1位で3勝2分1敗の岡山が2位。2勝2分2敗の愛媛が3位で1分5敗の鳥取が最下位に沈んだ。リーグ戦と同じように、徳島と岡山に水をあけられた形の両チーム。この試合の内容であれば、徳島と岡山に追いつくことは難しい。残り4試合、鳥取は残留争いを勝ち抜きながらチームのレベルアップを図らなければならないし、愛媛も1つでも上の順位にいくためにスライドやポジショニングの修正、そして個人のレベルアップを続けなければならない。どちらも安堵できない勝点1で、課題が残された一戦。自らのプライドのために、そして下位に甘んじる中で声援を送り続けてくれるサポーターのためにも、残り4試合で今シーズンの集大成ともいえる好ゲームを繰り広げなければならない。

以上

2012.10.15 Reported by 近藤義博
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