・J2第39節対戦カード
・J2順位表
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1.自動昇格&残留争い、今節での決着は?
前節、上位ではJ1自動昇格となる2位争い、下位ではJ2残留争いに決着がつく可能性があったが、いずれも決まらなかった。これによって混戦に拍車がかかったが、今節も同様に決着がつく可能性があり、行方が注目される。
自動昇格が決まる可能性があるのは、現在2位の京都(勝点70)。前節同様、自分たちが勝利を収めるだけでなく、他クラブが勝点を落とすことが必要になるが、いずれにしても勝てば、今節で決まらなくとも、自力で昇格を決められる権利を有して最終節に臨むことができる。アウェイゲームだが、相手の福岡は18位、10試合未勝利と調子を落としており、お互いの順位に見合った結果を出せるか。前節の北九州戦は序盤のチャンスを生かせず、後半の2失点で0―2と敗れており、二の舞を避けるためには、早い段階でのチャンスを生かせるかどうかがカギを握りそうだ。
3位の湘南(勝点69)は34節以降、3連敗→3引分と苦しんでいたが、前節で富山を下し、7試合ぶりの勝利を収めた。今節は20位の鳥取(勝点35)、最終節は最下位の町田(勝点31)と、ともに下位チームが相手で、勝点6を積み上げ、京都の失速を待つ形に持ち込みたい。鳥取には昨年、ホームでもアウェイでも敗れており、今季6節にアウェイで初勝利を収めたものの、通算成績は1勝2敗。今季ホーム最終戦で、苦手意識を払しょくできるかが問われる。
4位の大分(勝点67)は、8位の山形(勝点61)をホームに迎え撃つ。前節(40節)は福岡、38節では千葉を、いずれも森島康仁のゴールで下しているが、その森島が沈黙した39節の鳥取戦は0−1で敗れており、今節はどうなるか。一方の山形にとっても、J1昇格プレーオフ圏内へのラストチャンス。5位の横浜FC(勝点67)が、アウェイで7位の東京V(勝点63)と対戦するカードも同様の構図で、両者譲らぬ激闘が繰り広げられそうだ。
下位に目を向けると、前節、敗れれば最下位決定だった町田が、ホームで岐阜に勝利。富山と鳥取も敗れたため、19位の富山(勝点35)、20位の鳥取(勝点35)、21位の岐阜(勝点34)、最下位の町田(勝点31)の勝点差が縮まった。
しかし町田は今節、アウェイで水戸(13位、勝点55)に敗れると、その時点で富山と鳥取の逃げ切りを許し、その上で岐阜が引き分け以上だと最下位が決定。水戸と引き分け、他の3クラブがすべて勝利を収めても最下位が決まる。前節の出場停止が明ける平本一樹を軸に、最終節への希望を広げる勝利を目指していくことになる。
2.残り2試合、ダヴィ(甲府)の記録更新はなるか?
上位では、甲府の優勝&J1昇格がすでに決定。前節終了時点でJ2新記録の21試合に伸びた連続無敗記録を、23試合に伸ばしてシーズンを終えるかが注目されているが、もう一つ、甲府で注目されるのが、得点王争いで独走しているダヴィ。現在32得点で、リーグ記録の37得点にあと5得点と迫っているのだ。
1999年から昨年までの歴代J2得点王は、以下のようになっている。

最多記録は、2004年のジュニーニョ、2007年のフッキの37得点。J2はシーズンごとに年間試合数が異なるため、単純な比較はできないが、ジュニーニョは1試合平均得点(得点数を試合数で割った値)でも最高値をたたき出し、1試合平均1得点に迫るゴールラッシュで、川崎Fの独走での優勝&初のJ1昇格の立役者となった(※ちなみに2001年に川崎Fでプレーしたエメルソンは、シーズン途中で浦和に移籍するまで、18試合19得点のハイアベレージを残している)。
ダヴィも前節終了時点で、1試合平均0.865という高い数字を残しているが、残り2試合で5得点を積み上げれば、ジュニーニョとまったく同じ数字で並ぶ。当時が年間44試合、今季が42試合であることを考えれば、よりコンスタントに活躍した上で、記録に名を残すことになる。
ところが、ダヴィは現在、警告数が累積3回(通算11回)。今節の熊本戦で警告を受ければ、最終節の京都戦は出場停止となってしまう。もっとも、熊本戦で6得点以上取れば、得点数、1試合平均得点とも、ジュニーニョを上回ることになるのだが…。
以上
2012.11.01 Reported by 石倉利英















