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【J1:第31節 柏 vs G大阪】プレビュー:互いに抱える“未知数の右サイド”が鍵を握る。残留争いの渦中にあるG大阪に対し、柏は前節の教訓を生かせるか。(12.11.06)

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レアンドロ ドミンゲスは果たして復帰するのか。それは今節の大きなトピックであった。だが、残念ながら“キング”の雄姿を見ることは次節以降に持ち越しになりそうである。そればかりか、水野晃樹が10月30日のトレーニングマッチで負傷し、2試合連続スタメン出場のクォン ハンジンも前節の大宮戦後、戦列を離れた。ここにきて、またしても怪我人が相次いでいる。
だが、悪いニュースばかりではない。戦線離脱の栗澤僚一と橋本和が揃って復帰、橋本はスタメンでの出場が濃厚である。大宮戦では大量失点を喫しただけに、セカンドボールを拾えるボランチとレギュラーの左サイドバックの復帰は、守備の立て直しを図る柏にとっては朗報である。

柏とG大阪は、リーグ戦とヤマザキナビスコカップを合わせ、今シーズン4度目の対戦となる。過去3試合はいずれも柏が勝利を収めたが、この夏に加入した家長昭博とレアンドロはその3試合中1試合にしか出場しておらず、レアンドロにいたってはヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦に、わずか31分間プレーしたのみ。「前のガンバと今のガンバは違う。今のガンバは強さが戻ってきた」(栗澤)という言葉からすれば、選手たちも過去3戦と今回の対戦は全く別物であると捉えているようだ。

残留を狙うG大阪は、前節は広島と1−1で引き分け、勝点1を手にした。14位神戸、15位大宮との勝点差は3で、いまだ降格圏の16位に沈んでいるが、今節の結果次第ではその2チームとの順位が逆転する可能性もあり、そう考えれば前節の引き分けは必ずしも悪い結果ではなかった。

しかし、ひとつ懸念がある。広島戦は非常に良いゲーム運びを見せていたにもかかわらず、「加地(亮)さんが交代になったあたりからバランスが悪くなり少しズレが出始めて向こうのリズムになってしまった」(家長)というように、加地亮の負傷交代からは組織のバランスが崩れ、「右サイドの守り方が変わって、サイドバックではなくフタさん(二川孝広)が下がってみるようになって、守備の負担が増えてしまっていたし、それによって攻撃の勢いもなくなった」(武井択也)と悪循環に陥った。

広島戦でバランスを失う原因にもなった右サイドに対し、柏はジョルジ ワグネルと怪我から復帰する橋本が縦のユニットを形成する。つまり、柏の左サイドはベストの布陣になるということだ。ただ、奇しくも前節の大宮戦は、柏も右サイドバックのクォン ハンジンの2つの致命的なミスが、そのまま2失点につながり、さらにレアンドロ ドミンゲスが不在となれば、右サイドの即席感は今節も解消されない。実際に前節、前々節と中盤右サイドを務めたのは本職がFWの工藤壮人だ。右サイドバックはクォン ハンジンではなく藤田優人が入ると思われるが、G大阪にすれば柏の右サイドバックと言えば酒井宏樹(現:ハノーファー96/ドイツ)、あるいはヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦で同ポジションに入った那須大亮のイメージが強いはず。要するに柏もG大阪も右サイドは未知数。だからこそ、右サイドが攻守両面で機能しさえすれば、ゲームの主導権を握る可能性が高まるということが、どちらにも当てはまるのだ。

あとは大宮同様、G大阪も残留への強い思いを抱き、日立台へ乗り込んでくるだろう。栗澤は「受けに回ってはいけない」と前置きをした上で、こう付け加える。「うちが粘り強く戦って0−0のままならば、先にリスクを冒してバランスを崩してくるのはガンバの方だと思う」。また、藤田も「うちもACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場権が懸かっている。でも、プレッシャーを感じているのはガンバの方。そこを突いていきたい」と話す。

早い時間帯に先制点を許せば、大宮戦の二の舞も考えられる。柏はロースコアに持ち込み、G大阪を焦らしながら、手薄になった相手守備陣の背後をカウンターで突きたい。相手の術中にハマり、無残にも敗れた前節の教訓を以降のリーグ戦に生かしてこそ、柏のACL出場は現実のものとなる。

以上

2012.11.06 Reported by 鈴木潤
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