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【J1:第31節 清水 vs 新潟】プレビュー:それぞれの事情があり、それぞれの熱い想いがあるオレンジ対決。気持ちの強さで結果を引き寄せられるのは、清水か、新潟か(12.11.06)

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「エスパルスは優勝を、新潟は残留を賭けた、われわれの野望と彼らの野望との戦い」

ゴトビ監督は、今回のオレンジ対決の位置づけをこう表現した。清水が奇跡の優勝やACL出場に近づくためにはホームで絶対に勝たなければいけない試合だが、新潟も残留するためには勝点1だけでは足りない。とくに今回はコンディションの面で優位な立場にあるだけに、アウェイでも絶対に勝点3がほしい一戦だ。

土曜日のナビスコカップ決勝で惜敗した清水は、120分間死力を尽くした激戦から中3日。その状況でどれだけ動けるか、どれだけ気力を充実させて自分たちの力を出せるかという部分が、最大のポイントになる。身体のあちこちを打撲したり、足がつったりした選手が多かったことは試合の激しさを物語っているが、その分、翌日の練習で別メニュー調整をした選手も多かった。フルメニューをこなしている選手でも、どこかに痛みを抱えている場合が多い。
また、金賢聖が出場停止で、石毛秀樹は体調不良。大前元紀と高木俊幸は腰を打撲しているので、前線はコマ不足になる可能性もある。そんな中で期待されるのが、特別指定選手の瀬沼優司(筑波大)だ。ナビスコ決勝でも延長戦に出場し、今回も出場できる見込みなので、初先発も期待されている。これまで短い出場時間でも力を出し、トータル69分間で2点を決めている選手が、先発出場したときにどんなパフォーマンスを見せるのか。清水サポーターでなくても、注目したい部分だろう。
ゴトビ監督は「肉体的には4日間あればかなり回復できるので、精神面の回復のほうが重要」と言うが、そこは若い選手たちの“貪欲さ”の見せどころ。「リーグ戦では、ACLに出るためにも残り4試合を全部勝って終わりたいし、天皇杯でもまた国立に戻って優勝したい」(村松大輔)というのは、チームの全員に共通する思いだ。ただ、言葉では気持ちが入っていると言っていても、いざ試合に入ったら身体が動かないという場合もある。今回も平均年齢24歳以下になるであろう選手たちが、どれだけ“有言実行”な面を見せられるか。期待とともに見守りたいところだ。

一方、新潟のほうは、現在降格圏内の17位(勝点31)で、前節ホームで鳥栖に完敗したことで、15位の大宮とは勝点5差に開いてしまった。残り4試合で本当に崖っぷちに立った状況なので、ゴトビ監督に言わせると「人生を賭けて戦ってくる」という状況にある。しかも清水と違って先週は試合がなかったので、体調も調整も万全。ケガ人は少し多いが、出場停止はなく、全力で勝点3を取りにくることができる。
当然、最低でもハードワークという面では清水を上回らなければならない立場だ。清水は後方からパスをつないでくるチームなので、良い位置で良い形でボールを奪うことができれば、速攻でチャンスを作り、前線の個の力を生かすこともできる。前節で柳下監督を納得させるプレーを見せた1年目の鈴木武蔵や、酒井高徳の弟・酒井宣福らを清水が疲れてきた時間帯に投入すれば、かなり力を発揮するだろう。

逆に清水は、そうした新潟の思惑にはまらないことが重要になる。ただ、清水が不利な面ばかりではない。「新潟にも大きなプレッシャーがかかっている。われわれが彼らにプレッシャーをかけ続ければ、ストレスをかけてミスを誘うことができると思う」(ゴトビ監督)という狙い目もある。
実際、新潟には残留争いのプレッシャーがある中でパス回しに硬さが見られる面もある。コンディションの影響で新潟が優位な展開になったとしても、逆に清水がカウンターでチャンスを作るという場面も出てくるだろう。
お互いにさまざまな想いや思惑があり、それぞれに難しさもある。そこで結果に結びつけられるだけの“想いの強さ”を出せるのはどちらか。オレンジ戦士同士の熱い戦いに注目したい。

以上

2012.11.06 Reported by 前島芳雄
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