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【J1昇格プレーオフ:準決勝 横浜FC vs 千葉】千葉側レポート:焦らずに気負わずに『いつもと同じように戦う』ことを完遂した千葉が、理想的な試合運びで4得点&無失点で勝利。(12.11.19)

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千葉は3連勝で締めくくったJ2リーグ戦のように『いつもと同じように戦う』ことを目指し、それができれば勝てるという手応えと自信を持ってJ1昇格プレーオフ準決勝に臨んだ。とはいえ、初めて導入された制度で誰一人経験したことのない舞台。実際に試合が始まってみなければ『いつもと同じように戦う』ことができるか分からない。しかし、千葉の選手たちはそんな杞憂はまったく必要なかったように、終始落ち着いて高い連動性の攻守でサポートし合って戦い、理想的な試合運びで勝った。
それでも、試合後の話では選手によってはいつもとは違う緊張感で試合に入り、スターティングメンバー表から相手のシステムや戦い方をある程度予想しながらも、序盤は横浜FCの攻撃を受ける形になった。
だが、立ち上がりの横浜FCのシュートは決定的なものが少なかったこともあり、千葉は慌てることなくマークやこぼれ球への対応などを修正して主導権を奪った。
攻撃では1トップのFW藤田祥史にクサビのパスを入れてパスをつなぎ、両サイドから仕掛けながら中央を突く。11分には藤田のパスをスペースに走り込んで受けたMF米倉恒貴が右サイドから決定的なシュートを打つが、横浜FCのGKシュナイダー 潤之介が好守。だが、米倉は「自分の中では流れがいいなと思っていて、あとは決めるだけだなと思った」と手応えを得ていたという。「相手の最終ラインは前には強いけど、背後にうまく抜け出せればチャンスになる」(MF兵働昭弘)という過去の対戦時の経験や分析を生かし、千葉は縦の仕掛けとスペースを突くことを意識した攻撃を徹底。その形が作れない時は焦らずに動かしながらボールを保持し、気負うことなく得点機を作るチャンスを伺った。

横浜FCの球際の激しいプレーや千葉の攻撃パターンを封じようとする守備、そして千葉のプレーの精度の問題もあってなかなか得点できなかったが、35分、狙いの攻撃がゴールとして結実する。MF佐藤勇人の風を計算したロングパスを藤田がうまく受け、相手選手をかわして先制点を奪ったのだ。リードして後半を迎えても千葉は攻撃の姿勢を崩さず、攻め方も変えなかった。53分にはMF佐藤健太郎のスルーパスから米倉が勝利の可能性を高める追加点をゲット。その5分後には藤田が兵働とのワンツーから豪快なシュートを決めて勝利を決定づけた。常にゴールを狙い続けるストライカーらしい藤田の思い切りのいいシュートだった。88分には、CK後の流れからペナルティエリア内でDF大岩一貴のシュートが相手選手に当たってこぼれると佐藤健がすかさずダイレクトシュートを打ち、千葉への移籍後初ゴール。終わってみれば接戦の予想に反して4得点での勝利だった。

4ゴールに目が行きがちだが、横浜FCが選手交代でどんどん攻撃的な選手を入れて前線の圧力を高め、千葉がピンチになる場面でも最後の局面で体を張って守ったのが大きい。例えば76分、藤田が流れの中のシーンなのに自陣のペナルティエリアまで戻ってクロスをブロックしたように、攻撃的な姿勢を維持しながらも守備への意識は高いままだった。まさに、いい攻撃はいい守備からだった。
選手たちが攻守に全力を出し尽くし、求めた結果を出せたのは、アウェイながらもスタンドの半分は黄色で埋め、「スタジアムに着いてバスを降りた瞬間、ここはフクアリかと思いました」(佐藤勇)というほど多く来場した千葉サポーターの力強い後押しのおかげもある。それもまた『いつもと同じように戦う』ことにつながったはずだ。J1昇格プレーオフ決勝の相手は前回対戦で悔しい逆転負けを喫した大分とあって、千葉はリベンジに燃えている。それでもやはり『いつもと同じように戦う』ことがカギとなることは間違いない。

以上

2012.11.19 Reported by 赤沼圭子
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