■2012 Jユースカップ:決勝トーナメント2回戦
11月23日(金・祝)
札幌 1-0 新潟
得点者:88'下田康太(札幌)
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●四方田修平監督(札幌):
「新潟さんの守備がものすごく堅くて、上手く崩せませんでした。そういう中で、悪いボールの取られ方をして、相手のカウンターにも威力があった。やられてもおかしくない場面が沢山あったけど、相手のシュートミスなどにも助けられて、失点は何とか凌げた。ただ如何せん攻撃で、決定的な場面を作り出せなかった。途中から入った下田が、苦しい体勢からでもゴールに向かう意識を持ってプレーしたことが、勝利に結びついたと思います。
前半は相手の裏を突いた仕掛けが、新潟の両CBにギリギリで凌がれて、決定的な場面にならなかった。(ハーフタイムに伝えたことは)まずああいう裏への狙いを継続していこうということ。引かれても単調に入っていくのでなく、もっと早くボールを動かす。そして特に逆サイドが空くので、そこに早く運んで突破に結び付けよう、ということです。あと外から時々崩せていたので、クロスに対して入る枚数をもう少し増やして行こうとも伝えました。
下田(康太)も藤井(慎之輔)も個人技がある選手で、控えというよりは主力に近い存在です。先発のFWが疲れた中で、力を発揮してくれると思っていた。特に下田はシュート力の部分でチーム一番の選手。コンディションがちょっと良くないから、頭からは使ってないけど、できるだけ有効に使ってあげたいと思っていた。少しでもこう着状態を打破したいと思って、後半の早い時間に入れました。高い位置で起点を作って、最後は本当にいい仕事をしてくれた。
(札幌はまだ全国大会のタイトルが一つもないけど意識は?)タイトルを取ろうという目標でみんな一丸になっていますけど、まだそれを掴むかどうかというところまで行けてない。目の前の1試合1試合に集中していくしかない。まずは金曜、日曜の2試合を乗りこえられれば、クリスマスの時期までつながる。(タイトルへの意識より)このメンバーでサッカーを少しでも長くやりたい、という気持ちの方が強いです」
●堀米悠斗選手(札幌):
「新潟はゴール前の守備が堅かったので、もう少し崩すアイディアが必要だった。ボランチがバックラインに入って、サイドバックに高い位置を取らせる方法だったり、2列目から裏に飛び出してみたり、色々やったんですけど…。相手は最終ラインだけでなく中盤の守備も運動量が多く、なかなか崩れなかった。
後半に入った2人のFWは、スタメンでも出られるくらいの実力で、入ってきた時から期待感があった。積極的にシュートを打つという姿勢がゴールにつながっていたので、そこは最初から出ていた人も、見習わないといけないと思います。(決勝点のアシストは)時間もなかったし、ゴール前でキープしてもらって、何か起こればなというくらいの気持ちでボールを入れたら、奇跡のようなシュートが入りました。ビックリしました。
プレミアリーグイーストはもう優勝がなくなってしまって、このJユースカップは去年に悔しい思いをしている。6人が昇格するという中で、タイトルを取れないで上がるというのは、自分たちとして納得いかない。怪我で出ていない3年生もいるので、戻ってくるまでは勝ち残って、最後はみんな揃って優勝できればいいと思います」
●下田康太選手(札幌):
「みんなとクリスマスまでやりたかった。勝ちたいという気持ちが強かったし、自分が決めて勝てれば一番いいと思っていた。それが叶ってよかったです。前半は怖い、危ない場面もあって、緊張というか、(ベンチにいて試合から)目を離せなかった。後半の早い時間に起用されて、自分は身体が大きいので、高い位置で起点になろうと思った。ボールをキープして味方のラインを押し上げて、周りを使い、自分もゴール前に飛び込むという狙いだった。
(決勝点の場面は)まず打って、跳ね返りを他の人が使えばいいと思った。感覚でシュートを打ちました。たまたまです。自分のゴールで勝ったので、それが嬉しい。今年一番嬉しいゴールです。このチームでやれる時間はもう少ないので、少しでも団結して、1試合でも多くやりたい。ホームの沢山サポーターがいるところでやりたかったけど、天候とか色々あるので…。それは仕方ないと思います。少し降ったくらいでは室内にならないから、(今は)防寒をしっかりして練習しています。(今日の刈谷は寒かったけど?)これくらいの寒さなら大丈夫です」
●上野展裕監督(新潟):
「沢山チャンスはあったんですけど決められず、ボールは支配されて、何とか持ちこたえていたんですけど、最後にやられました。コンパクトにして積極的にプレッシャーを掛けて、取ったら自分たちのパスワークを楽しもうということだったんですけど、楽しめたかなとは思ってます。1、2年生が多いので、後半の最後に失速したところはありますけど、選手は本当によくやったと思っています。
みんな良くやってますし、みんな伸びました。関東の色んな強豪チームとも、対等に戦えるようになっています。個人としてもチームとしても、伸びて来ている思ってます。今日はここにいませんけれど、川口(尚紀)もトップチームに上がります。明日(トップの試合に)出るかどうか分かりませんけれど。我々とはもう一緒に練習していません。もう一人は副キャプテンの井上丈が、ドイツに(練習参加で)行ってます。
自分たちでスペースを開けて、スペースを使って、という部分は良くやってくれました。まだもっと前からボールを取りに行けると思いますけど、前から引っ掛けて、相手がボールを持っていても主導権を握らせないようにしたつもりです。札幌さんは6人上がるんでしょ?大きいですし、力がある。そういう中で、みんな良くやってくれました。我々の最大の目標が、プレミアリーグに上がることでした。その目標がまだ残っていますので、参入戦(12月15日のガンバ大阪戦)に向けてしっかり準備したいと思っています」
●伊藤航希選手(新潟):
「前半にいいカウンターがあって、そこを決められればよかったんですけど、なかなか入らなかったのが残念です。カウンターの形とか、取った後に走り込むところは練習しているし、そこは通用したと思います。守備もいい形で、最後のところまで身体を張ってできました。
今大会の予選リーグで対戦したヴェルディもそうですけど、札幌は間、間にポジションを取ったり、ボールを止めて蹴ったりが上手い。サッカーを知っているという部分も、差を感じました。北信越だとウチがボールを持てるんですけど、こういう相手だと持つ時間が短くなる。持つ時間が短い中で、キツくなって来る。ボールを持つというより、もっとマイボールで攻める場面を増やすことができるように、していきたいな思います。
練習量は自信がありますし、全寮制でサッカー以外のことも学べました。新潟ユースでプレーできて本当によかったと思います。自分もみんなも、トップに上がることを目指してやってきたけど、結果的にはほとんどの人が届かなかった。それでもこの後サッカーを続ける人は一杯いるし、これからの4年間のために沢山学ぶこともできた。寮生活というちょっと変わった環境の中で、サッカー選手として人間として、成長できたと思います。新潟は冬にすごい雪が降るからサッカーができなくなって、走りの練習が増えます。持久力系のメニューばかりでキツイんですけど、春が開けると走れるようになっているんです。全寮制のいいところで、励ましあいながら、今日も頑張ろうぜみたいな感じで走り続けられた。今ではいい思い出です。
(プレミアリーグ参入戦の)ガンバ戦は本当に最後の試合なので、3年生として、1、2年生に何か形に残ることを残してあげたい。自分は大学へ行くけど、アルビのトップチームに来てくれと声の掛かる選手になるように、頑張りたいと思います」
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