12月14日、コンサドーレ札幌・財前恵一新監督の就任会見が札幌ドームで開かれました。会見での出席者のコメント全文は以下の通りです。
●矢萩竹美社長
「今シーズン、10月5日に石崎信弘監督の退任を発表して以降、新監督の選任にあたってまいりました。このたび財前恵一さんと新監督の契約を結ぶことになりましたので、ここにお知らせいたします。財前新監督は北海道室蘭市出身で、室蘭大谷高校から、ある意味で北海道のプロ契約サッカー選手の草分けとして活躍され、その後も札幌では選手、トップチームコーチ、それから育成世代の監督、コーチと長く関わってこられました。来シーズンはJ2からの再出発ということになりますし、チーム編成もさらに若く、道産子の選手が多い編成を想定しております。そのなかでクラブ事情、チーム事情をよく知っておられる新監督迎え入れることができまして、クラブとしても非常に嬉しく思っております。クラブとしては財前新体制を全面的にバックアップしながらクラブ、チーム一丸となって来シーズンにチャレンジしてまいりたいと思います」
●三上大勝強化部長
「このたび財前さんに監督就任をお願いした経緯についてお話させていただきます。2ヶ月前に石崎監督の退任が決まった後、そのときのチーム状況、いままで取り組んできたこと、これからやらなければいけないこと、そういったことを考えたときに4つのポイントが次の監督の方には必要だと考えました。1つ目はサッカーの志向として、攻守両面でサッカーを考えていただける指導者であること。2つ目はボールを握る、つまりポゼッションのところなのですが、そこを理論的に指導していただける方であること。3つ目としてはマインドとして、選手、チームのいいところ、そういうところから見てくれるマインドを持った指導者であるということ。4つ目としては我々のクラブがずっと掲げている育成というものに情熱的により組んでいただける方。以上この4点を、監督を選定する上で考えてきました。そのなかで財前さんに行き着きまして、そのときに北海道出身、クラブ出身者初の監督になったということに関しては、クラブとして選手だけでなく指導者をも育成していこうというスタンスのひとつの結果だと思っておりますし、その意味でも大変意義のあることだと思っております」
●財前恵一監督
「今日はお忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございます。来シーズンより監督に就任することになりました財前恵一です。よろしくお願い致します。
まず、このような機会を与えてくださったコンサドーレ札幌というクラブを始め、そこに関わるすべての方々に感謝したいと思っています。チームはJ1昇格を目指して1試合1試合大切に粘り強く戦っていきたいと思っています。サポーターの皆様また、ひとりでも多くの北海道の皆様に応援していただけるチームにしていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します」
Q:ご自身の地元およびOBクラブの監督になった率直な感想を。
「こういう機会を頂いて感謝するとともに、自分もこのチームでいろいろと勉強させてもらって、成長もさせてもらいましたから、その恩返しの気持ちも込めてありがたく思っています」
Q:トップチームの監督は初めて。意気込みは。
「みなさんからの期待もあると思いますし、不安もあると思いますが、今まで自分がしてきた経験を生かしながら、他のスタッフとともに自分も成長しながらやっていければと思っています」
Q:地元ということでの利点についてはどう考えているか。
「利点ややりやすさというよりは、指導者になって自分でも北海道のチームを強くしたという思いがありましたから、そうした思いのほうが強いですね」
Q:どういったサッカーをやっていきたいと考えているか。
「攻守一体といいますか、攻撃も守備も全員が関わりながら戦うサッカーを目指したいと思っています」
Q:外部から見てきて、いまの札幌の長所、短所についてはどう見ていたか。
「とてもアグレッシブと言いますか、積極的なチームという印象だったのですが、やはり相手のあることですから、攻撃も守備も、もっとバランスよくできれば、もっといいところにいけるのかな、とは思っています」
Q:このオフ、選手たちに求めることは。
「J1昇格という目標を選手も持っていると思いますから、現状に満足することなく、少しでも選手として、また、チームが強くなるために自分をドンドン出していって欲しいと思っています」
Q:かつてアカデミーで指導していた“教え子”がチームにいることについて。
「アカデミー出身の選手は多いですが、私も3年ほどクラブを離れていましたから、その間にそれぞれ成長していると思いますし、そういった意味では楽しみですし、期待しています」
Q:今シーズンは強化費が削減されたり、グアムキャンプがなくなったりと困難な材料もあるが、そこについてはどう考えているか。
「与えられた環境で、そのなかでいろいろと工夫をしながらやれると自分では思っています」
Q:補強を含め、チーム編成のところでは何かリクエストはしたか。
「いえ、特別はしていません。イメージしているものはもちろんありますが、これから選手を見ていきながら、チーム作りをしていきたいと思っています」
Q:期待している、楽しみにしていること。
「初めての監督なので、自分の考えていることがどれくらい選手に伝わり、プレーに反映されるかを楽しみにしています」
Q:具体的な目標は。
「J1昇格というところを基本にしています。今シーズンからプレーオフが採用され、6位まで可能性があるわけですから、1試合1試合大切に粘り強くやることが、そういうところにつながっていくと思っています」
Q:「攻守のバランス」とさきほどお話されていたが、そのなかで重要なポジションはどこになると考えているか。
「どのポジションというよりも、全員攻撃、全員守備というなかで、攻めているときも全員が守備のことを考えるだとか、そういったことを全員に要求していきたいと思っています」
Q:期待している選手は。
「アカデミーから昇格した選手はもちろんですが、それ以外の選手にも期待というか活躍してもらわなければ困りますから、そういった意味では全員ですね」
Q:チームが変わった部分としては、どの部分をサポーターにアピールしたいか。
「選手たちが最後まで粘り強く戦う姿を見ていただき、その上でご声援をいただきたいと思っています」
Q:今度は、成熟した選手を指導する立場になりますが、アカデミーとの違いについてはどのように考えているか。
「多少はあるとは思いますが、トップチームの選手も『成長したい』という思いが当然あるでしょうから、その意味ではあまり変わらないと考えています」
以上















