●ネルシーニョ監督（柏）：
「まず中国での一戦、非常に大事な試合で結果を残せて、ホームでオーストラリアのチームを迎える状態です。相手のチームの印象は非常に戦術的に整理されたチームで、パスも回せて、攻撃の時も守備の時も統一された、訓練されたチームだという印象を受けています」

Ｑ：リーグ戦のＦ東京戦で負けた後でこの試合が大事になってくると思いますが、どんなことに気を付けて戦わなくてはいけないと思いますか。
「まず我々はＪリーグとACLというところを分けて考えながら準備しなければいけないと思っていますから、我々の前回のACLのゲームでは彼らは非常に良いプレーをしまして、そういうところをもう一度自信として選手への確認作業に努めました。Ｊリーグの話はまた次に選手に話すつもりですから、今は明日のACLのホームゲームに向けて我々レイソルはしっかり良い準備ができています」

Ｑ：柏にとってセントラルコーストの一目置いている点、注意している点を教えてください。
「何度か相手の国内リーグのゲームと、この間のACL水原三星戦（1-1で引き分け）の試合を見て分析をしました。先ほども言ったように整理されたチームだと思っています。あとは何人かスピードに優れた選手もいますし、チームとしても高さもありますからセットプレー、特にコーナーキックに注意していきたいと思っていますが、我々が今までの経験で対戦してきたいろいろなチームに対応してきた策に全てありますので、我々は自分たちのやることをチョイスしてやるだけだと思っています」

●近藤直也選手（柏）：
「去年のACLでオーストラリアのチームとは試合をしていないので、自分自身すごく楽しみにしています。オーストラリアのチームは背が高くて速い選手が揃っているので、うちとしてはとても厳しい戦いになると思いますけど、チーム全員で自分たちの良いプレーをしっかり出して、ホームの初戦という大事な試合なので、しっかり勝って次につなげたいと思います。

Ｊリーグでは３−０という結果で負けてしまいましたけど、監督が言ったようにACLとＪリーグは別の大会なので、選手１人１人が切り替えて、ACLはACL、ＪリーグはＪリーグで、それぞれが頭を切り替えられていると思うので、ACLに関して言えば一戦目は勝っていますし、その勢いで明日もホームですし、しっかり自分たちの戦いをして勝ちを収めたいと思います」


Ｑ：４日前の試合では監督は「勝つための覚悟が足りなかった」と話していましたが、その覚悟とはどういったところに表れてくるか。近藤選手はどういうプレーで示せるかを教えてください。
●ネルシーニョ監督（柏）：
「明日のゲームは前回の我々のＪリーグのゲームの中の光景は見ることはないと思います。あのゲームが我々の教訓となっていますので、明日のゲームはあのゲームとは全く違うチームがグラウンドの中で戦うと思ってください」

●近藤直也選手（柏）：
「先ほども言いましたけどＪリーグでは負けてしまいましたが、選手それぞれが頭を切り替えられていますし、ACLに関しては１試合目に勝って、ホームに帰ってきて、ホームでのうちはアウェイとは全く違うサッカーができると思うし、自分たちの強みをしっかり出せると思うので、個人としてもチームとしても対峙した相手に負けない、それぞれがファイトして絶対に負けないという気持ちを持って戦うことが大事じゃないかと思います」

Ｑ：レイソルのスタンダードを出すという点で、現状でうまくいかない点、改善しなければいけない点があるとしたらどういうところでしょうか。
●ネルシーニョ監督（柏）：
「私のチームの改善する点について、今ここでコメントすべきではないと思います。というのはシーズンが始まってきてからここまで選手たちと日々話しながら、個人としてチームとして、その点についてはトレーニングしてきております」

●近藤直也選手（柏）：
「監督がそういう以上、僕からは何も言えません（笑）」

Ｑ：前回のACLの試合は日本勢では柏だけが勝ちましたが、自分たちがＪリーグを代表しているという思いはどれだけ強いでしょうか。
●ネルシーニョ監督（柏）：
「この短いグループリーグですから、我々としては少しでも勝点を積んでいくことが大事だと思って臨んでいます。初戦を取ったことは非常に大きかったとは思いますが、そこでホームで勝ちを積むことに全力を傾けて選手たちと準備しています。ACLでも、特に我々がいるこのグループリーグで、日本のクラブの代表として、勝者となって次に進むべきだとは強く思っています」

●近藤直也選手（柏）：
「もちろん日本の代表として戦っていますし、日本の他のチームも良い結果を残してほしいと思っていますけど、自分自身はレイソルのことしか考えていません。レイソルがACLを優勝することしか考えていないので、それに向けて明日もしっかり勝ちたいと思います」

以上