今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第5節 F東京 vs 大宮】ベルデニック監督(大宮)記者会見コメント(13.04.06)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●ベルデニック監督(大宮):
「結果だけでなく、選手のがんばり、アグレッシヴな姿勢、特にプレーの内容では前半の戦いには非常に満足しています。選手たちには2つの話をしました。1つはアグレッシブな戦いで負けない、激しい戦いを挑むということ。もう1つは攻守両面でプレーの質にこだわろうという話をしました。
半年前は、今日のような展開ではなかなか勝つことが難しかった。ただ、今の我々は、こういった試合を負けないで勝利に結び付けられるようになりました。激しさ、泥臭さで負けないことはもちろん大事なことですが、サッカーにおいてもっとも大事なことは自分たちがプレーをすること、サッカーをやるということです。まず攻撃においては、テンポとリズムを持ってボールを動かすことで相手の守備は混乱する。ボールを自分たちが握って相手を混乱させることによって相手はミスを犯します。今日はそういった面で相手を揺さぶり、意図的に崩すということではいい形が作れたと思います。
ただし、最後の締めくくりのシュートであったり、ゴールに結びつけるラストパスの精度は少し欠けていたと思います。後半は相手が前がかりになって力強く攻撃を仕掛けてきた。自分たちも対抗したが、相手のほうが切り替えや、球際で出足が速かった。自分たちのマイボールになってもうまく動かせなかったと思います。F・マリノス戦(ヤマザキナビスコカップ第3節)の後半と、今日の後半は少し似た状況だったと思います。相手がより前に前にとくるときは、本来であれば、それを利用して奪ってしっかりつないでカウンターということができるはずでした。スペースがあるわけですから。そういった部分はうまくいかなかった。守備組織という面では、組織的な守備ができたことで相手に崩されずに奪うこともしっかりとできたと思います。自分たちは、90分間を通してゲームを進めることが目指していきたい。ただ、今はリーグ戦とヤマザキナビスコカップで、水曜と土曜が試合というタイトなスケジュールが続いていて、自分たちが本来やれるはずなのにできなくなっている。それは否めないと思います」

Q:先制してからF東京が激しさが増したように思いましたが、残り時間をどう戦おうとしたか?
「彼らがどう仕掛けてくるのかを見極めなければいけないと思いました。その中で終盤に差し掛かっていたので、体力的に90分もたない選手を判断していきました。1週間で3試合を戦っているので、コンディション的に誰が厳しいかも注意していました。両サイドハーフを守備的な選手に代えてプレーの安定化を図りました。そういった分析はしましたが、これからさらに成長していったり、質を上げていくためには相手のパワープレーや前がかりの攻撃、前線からのプレスに対してしっかりとボールをつないでマークを剥がしていき、マイボールの時間を増やしていくこと。それができれば、もっといいチームになる。それができるようになれば、優勝できるチームになる可能性はある」

Q:半年前からどういった点が成長したのか?
「理由は1つではない。複数の要素が絡み合って今1つにまとまりつつある。そういった部分は、選手やコーチングスタッフだけではなく、クラブに関わる人たちすべてが用具係、総務、メディアの皆さんも含め、そういう人たち全員がまじめに自分たちの仕事を全うして同じ方向を向いて仕事をやり続けていることが成長につながっている。ただ、プレーに関わるところはコーチングスタッフの我々によるところももちろんあります。就任したときに、自分たちはどういう姿を目指すべきかのプレーモデルを設定しました。そのモデルにしたがって、どのようなトレーニングプロセスを経ていくかのプログラムをはっきりと示してきました。日々のトレーニングを続けていく中で、なかなか勝てない、もしくは勝ちに結び付けられないこともありました。過去を振り返ってみると、3連敗した時期もありました。残留争いもしていた。だが、選手たちはなかなか勝てない、うまくいかない時期であっても、日々まじめにしっかり集中してトレーニングに取り組んできた。その結果、少しずつ成長していきました。トレーニングのプロセスの中で攻撃も守備もどういう風にプレーすべきかを自分たちのモノにしてきた。
選手はそれぞれが違ったサッカー観、アイディアを持っている。たとえばボールを早く動かすということを目指していく中ではみんなが同じアイディアを共有しないと、それはできない。トレーニングを繰り返す中で選手たちが獲得してきた結果。基本的なことを繰り返しやっていくからモノにできる。監督、指導者としての一番の喜びは、選手たちがピッチ上で自分たちの判断でプレーをすること。名誉やお金よりも一番うれしいことだと感じます。少しずつ私たちは成長できていると思います」

Q:2トップをズラタン、富山の2人にした理由は?
「ズラタンは少しけがの問題もありましたが、基本的には体を休めてよりフレッシュな状態だったので先発にと考えました。長谷川に関してはここ3試合出場しているので、彼はフレッシュな状態ではない。よりフレッシュな選手ということで富山を先発に起用しました」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着