今季に入って、ある人のスーツ姿を練習場でよく目にする。低姿勢で人懐っこい表情、ユーモアあふれる姿は現役時代と変わらない。
ギラヴァンツ北九州の前身・ニューウェーブ北九州で現役を退き、トップチームのコーチ、U−18監督を経て、現在はクラブの『地域コミュニケーター』に就任された藤吉信次さん。このクラブとホームタウンをつなげる役割のほかにも、営業や広報など、いろいろな分野で往年のプレースタイルの如く活発に動かれています。
「楽しくやっています。新しいこと、新鮮味あふれることが多くて。現役の頃と同じで、考えるよりもまず行動してみるようにしています」と笑顔で話す藤吉さん。ヴェルディ黄金時代を支えた選手の一人ですが、今は北九州でクラブの裏方を買って出ていることについても「将来の目標は監督ですが、選手からそのまま監督になっていたら知ることができないことが多い。選手の時にも裏方さんには感謝を持っていたんですが、自分がやってみて改めてその苦労がわかりました。いろいろな人たちのおかげで、僕たちは試合ができていたんだなあと思い起こしました」
そんな藤吉さんは、北九州のファン・サポーターにも感謝の気持ちを語ってくれました。「北九州のファン・サポーターは、ホント温かい人たちばかりですね。苦手な北九州広報ブログも『いつも読んでいるよ』と声を掛けてくれますし、このクラブを良くしようといろいろな角度から応援してくれています。選手たちも感謝しています。我々フロントも、皆さんに負けないようにしないとですね!」
最後に、これからどんな活動をしたいかと尋ねると「もっと子どもたちが選手と触れ合える機会を増やしたいです。選手を好きになってもらえれば、チームも好きになってもらえると思うので。頑張ります!」
かつてのオーラは残しながらも、地味な作業でも笑顔を絶やさない藤吉さん。そこには北九州愛があふれていました。
以上
2013.05.09 Reported by 坂本真













