第13節(5月6日)・ホームの本城陸上競技場に、ついにエースが降り立った。その瞬間を待ちわびていたスタンドのファンやサポーターからは、割れんばかりの拍手と声援が飛んだ。
31分間のプレーだったが、リハビリ明けとは思えない確かなテクニックと、広い視野、最後までボールを追いかける姿に、劣勢に立たされていたチームは嘘のように蘇っていった。残念ながらこの試合にも敗れ、北九州は6連敗となってしまったが、今後に明るい光を放ってくれた池元友樹選手に話をうかがった。
Q:リハビリを終えて、久々に本城のピッチに立ちました。どのような思いでしたか?
「たくさんのサポーターが大きな声援をくれたことがうれしかったです。でも結果を出したいという気持ちでトレーニングを続けて来たので、ピッチに立っても結果を出せずに負けたことが悔しかったですね」
Q:今季はキャンプからとても良い調子で来ていたのに、ケガで出遅れてしまいましたが?
「ケガした後にいろいろなことを考えても仕方ないので、戻ってくる時にはケガをする前より成長していたいと思っていました。ケガしたことも前向きにとらえて、トレーナーや周りのサポートもあって、成長して戻ってこられたと思いますし、ここからその成長したプレーを出したいと思っています」
Q:テーピングをしてプレーされていましたが、膝の状態やコンディションは?
「予防のためにテーピングしているだけで、なんの問題もないですし、怖さもないです。ピッチに立つ以上は言い訳なんてできません。本当に強い気持ちで、毎試合挑んでいきたいと思っています」
Q:試合に出られない間、外からチームを見てきたと思います。今の状況をどう感じていますか?
「みんな結果を前向きにとらえ、努力してトレーニングしていました。外から見ていろいろ言うのは簡単ですが、それよりも自分がピッチに戻る時には外から見て感じたことをプレーで出して、みんなにも何か感じてもらって、チームがもっと良くなるようにということだけを考えていました」
Q:リーグ戦は残り約3分の2。個人として、チームとして、どう戦いたいですか? 一緒に戦うファンやサポーターにメッセージを。
「個人としてはオフから良い準備をしていて、ケガはしましたけど、しっかり前向きにトレーニングをやって来た。自信を持って試合に挑みたいと思います。昨季からどれだけ変化・成長できたかは自分自身も楽しみなので、周りの人にも何か感じてもらえたらと思っています。あとは思い切り自信を持って、毎日良い準備をして、試合に臨みたい。
サポーターはなかなか勝てない中でも大きな声援をくれています。なんとか1つでも多く勝ちたいし、チームとしても良いサッカーをしていけるようにしたい。また試合を見に来たいと思ってもらえるようにしたいし、そういうプレーをしたいです」
リハビリ期間中、チームの練習を気にしながらも黙々とトレーニングを続けていた池元選手。監督やチームメイト、ファンやサポーターが待ち望んでいたエースの復帰だが、ピッチに立つことが目標ではない。彼のプレーでチームを勝利に導き、ファンやサポーターが笑顔になった時、初めて完全復活と言えるだろう。
以上
2013.05.09 Reported by 坂本真















