今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第13節 清水 vs 仙台】プレビュー:2年前から因縁深い清水と仙台のシーズン初戦。相性の優位とコンディションの優位、どちらが結果に影響するか(13.05.24)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
清水は相性という面で優位、仙台はコンディションの面で優位。そのどちらが結果に大きく影響するのか、この一戦は両チームのサポーターでなくても非常に興味深い試合になりそうだ。

清水の優位は、2010年に仙台がJ1再昇格してから際立っている。通算の対戦成績は清水の6勝2分2敗だが、10年以降は5勝1分0敗で、アイスタでは通算でも4勝1分0敗。一昨年、昨年と仙台が開幕から無敗を続けていたところに、2年連続で初黒星をつけたのも清水だった。
ただ、プレースタイル的な相性という面では、とくに清水が有利という印象はない。お互いに堅守速攻はひとつの武器としながらも、自分たちがボールを支配しながらゴールを奪って勝ちたいという理想は持っている。“全員守備、全員攻撃”というコンセプトも共通する。だが、清水はなぜか仙台戦では集中力の高い守りで失点を抑え、限られたチャンスを生かして勝つということができている。「接戦の中で自分たちが勝ち切れているというイメージがある」と清水のDF平岡康裕も語る。
サッカー界ではよく不思議な相性というものがあるが、この場合もそのひとつに挙げられるだろう。したがって仙台にとっては、そのイヤな流れを変えるためにも、清水に勝つことは非常に大きな意味がある。

一方、仙台の優位は試合日程の面にある。この試合が、清水にとっては5月の7試合目(23日間で7試合)なのに対して、仙台は5試合目(25日間で5試合)。ヤマザキナビスコカップの水曜日の試合が2週続いた清水に対して、ACLが終わった仙台はゴールデンウィーク後は週1試合のペースで戦っている。
清水の主力の多くは、水曜日(5/22)のヤマザキナビスコカップ予選・横浜FM戦にも出場していて、かなり身体が重そうな選手も目立った。その横浜FM戦で完敗したことで精神的な疲労もあるだろう。一方、仙台のほうは、5月の3試合(第9節・浦和戦は5/29に開催)は2勝1分で調子は明らかに上向き。心身両面で仙台のほうがかなり良いコンディションにあることは間違いないだろう。

一部の主力選手を欠くという面はどちらのチームにもある。清水はバレーが出場停止で、カルフィン ヨン ア ピンも木曜日の時点でまだ全体練習に合流していない。仙台も、梁勇基、菅井直樹、上本大海らが負傷欠場しており、復帰時期は不透明だ。ただ、その影響は清水のほうが大きいだろう。
現在の清水の攻撃は、決定力以外の組み立ての面でもバレー頼みの要素が強く、彼がいないときにどんな攻め方を構築できるかが大きな注目点となる。今までなら、困ったらバレーに蹴れば、そのセカンドボールからチャンスにつながるということも多かったし、彼のキープ力が周囲をかなり助けていた。それがなくなれば、カウンターの迫力も低下し、これまで以上に全体の力で攻撃を組み立てなければならなくなる。だが、それが全員の責任感を高めることにつながり、良いプレーを生み出すこともある。
また、高木俊幸が復帰できそうなのは大きなプラス要素だ。しかも、この試合日は彼の22歳の誕生日。今季はまだ公式戦でゴールがなく、この記念日にゴールを決めたいという思いは強いはずだ。同じく今季ノーゴールの瀬沼優司も「今は点を取ることだけを考えています。今はゴール前への入り方やこぼれ球への反応が良くないことがあるので、動きの質やポジショニング、予測などをもっと意識していきたいです」と、点を取ることに強い意欲を見せている。

どちらも自分たちらしいサッカーをするにはハードワークが欠かせないチームだが、その面ではやはり仙台が優位に立てるだろう。ただ、この対戦の場合、かならずしも主導権を握ったほうが勝つとは言いきれない。清水には、耐えて耐えて、ワンチャンスを生かして勝つというパターンもあり、そういう試合で高木俊が大きな仕事をすることがこれまでも多かった。そうなれば、これまで仙台に勝ってきた流れが生きることになる。
そのためにも、「連戦でチームの底力も試されると思うし、中断前のラストゲームなので、全部出し切って全員の力で勝ちたい」(杉山浩太)ということが、清水が今度こそホームで勝つためにもっとも大事な要素になるだろう。

以上

2013.05.24 Reported by 前島芳雄
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着