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【J2:第25節 愛媛 vs 千葉】プレビュー:愛媛は原点に返り、アグレッシブな姿勢を取り戻すことが求められる一戦。その上で5連勝中の千葉を止め、チームが成長するきっかけをつかめるか。(13.07.19)

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愛媛は前節、ホームの四国ダービーで徳島に敗れた。しかも内容的にも苦い敗戦となってしまった。石丸清隆監督は「徳島のツートップはスピードも高さもある。J2でもそれを兼ね備えたチームはそんなにない。そこを消したかった」とし、守備に重きを置く戦いを選んだ。もちろん、チームとしても試合序盤の失点が続いており、ダービーで先制点を与えたくないという思惑も働いた。「徳島戦は初めて相手のストロングポイントを消す戦いを選んだ」とも石丸監督は語ったが、前半を無失点で折り返したものの、前に出るパワーも減って徳島に主導権を握られる時間帯が増えた。

結果論ではあるが、前半のチャンスを生かして先制点を奪い、勝てていればプロセスはどうであれチームに自信を与える一戦になったかもしれない。しかし、結果は0−2の敗戦。自分たちのよさを出せずに敗れたことを考えれば、今節の千葉戦で原点に立ち返ることは必然かもしれない。「アグレッシブさを、もう一回取り戻したい」。指揮官は力を込めて語ったが、愛媛にとって今回の千葉戦はチームとして再び積極的に戦い、主導権を握って勝利を目指すという本来の姿勢を取り戻す戦いになる。

そこで振り返ってみれば、5月に行われたフクアリでの千葉戦は0−2で敗れたものの内容的には愛媛らしい戦いができていた。前線からプレッシャーをかけてボールを奪うと、両サイドハーフはもちろん、チャンスがあればセンターバックも攻撃に参加して千葉のゴールを脅かした。今回も、まずはそうしたゲームの入り方を目指す形になるだろう。徳島戦のように押し込まれる形になると、今回はリーグ得点王のケンペスに苦しめられることになる。愛媛はアウェイの対戦でケンペスの高さに屈しているが、今節もゴール前にいいボールを入れさせないことが絶対条件になる。入れさせてしまえば、どれだけ守りを固めても、ケンペスだけでなく大塚翔平ら前線の選手を完全に封じることは難しい。今回は千葉のよさを消すために、自分たちのストロングポイントを徹底的に突き詰める必要があるだろう。

しかし前回の千葉戦もそれを追い求めた中で、後半に2失点を喫している。崩し切れず、守り切れなかったことは事実で、さらに今の千葉は5連勝中で勢いもある。山形戦の千葉は決していい内容ではなかったが、それでもシュート7本で3得点を奪い昇格を目指すライバルを蹴散らした。流れがない中でもセットプレーを生かし、先制点、追加点と得点を重ねていった。愛媛の選手たちは当然、こうした千葉のしたたかさを90分間忘れてはならない。

そうしたリスクマネジメントも考えながら、愛媛はアグレッシブな姿勢を取り戻し、アウェイ以上のパフォーマンスで千葉戦の初勝利を奪えるか。2010シーズンに初めて顔を合わせて1分6敗の千葉戦。愛媛にとっては厳しい戦いになることが予想されるが、昨季9月に行われたホームでの対戦も思い出したい。追いかける展開になったが、最後はアディショナルタイムに生まれた有田光希のゴールで2−2のドローに持ち込み、千葉戦初の勝点をつかんだ。あきらめず、最後まで自分たちのサッカーを貫き、今度は初勝利を奪うことができれば愛媛は単に連敗を脱するだけでなく、チームが一皮向けるきっかけもつかむことができるだろう。

以上

2013.07.19 Reported by 近藤義博
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