19位・富山がJ2ニューフェイスの3位・長崎を初めてホームに迎える。アウェイでの第4節(3月20日)ではリーグ初勝利を献上してしまった。当時の雪辱を果たし、8試合ぶりの勝利をサポーターに届けたい。
富山は前節、0−1で神戸に惜敗。粘り強く守ったが後半43分に失点して勝点を取り逃した。ただし前向きな要素は多かった。GK守田達弥の奮闘ぶりにブレークスルーの予兆を感じとった人は少なくないだろう。また、MFキム ヨングンが10試合ぶり、FW苔口卓也が6試合ぶりに先発に復帰。FW西川優大が途中出場し、主将のDF足助翔もベンチメンバーに名を連ねた。試合内容もそれに見合って良化し、パスをテンポよくつないで中盤を打開する場面が数多く見られた。ここまで調子が戻ればもう停滞は許されない。安間貴義監督は週始めのミーティングで「ここから攻守の連動をさらに追求していこう。勝ちにいくぞ」と呼び掛けた。今節から反撃をスタートさせる心づもりだ。
長崎は富山戦での初勝利から11戦無敗(7勝4分)の快進撃が始まった。前節は群馬を1−0で下して後半戦に入ってからも3連勝中。第6−9節以来2度目の4連勝を目指して乗り込んでくる。今節は1、2位のG大阪と神戸が直接対決でつぶし合うため、勝てば2位との差を勝点2あるいは3まで縮められる大事な一戦となる。
入会1年目にしての躍進を勢いだけで片付ける者はもはや誰もいない。安間監督は「長崎はDF山口貴弘君をはじめ経験のある選手が新しいクラブでチャンスをもらってひた向きに頑張っている。運動量の多さ、球際の強さ、そしてなによりも決定力があるから強い」と語る。守りが固く、総失点22はリーグ2位タイの少なさ。総得点29はリーグ8位だが、8得点のFW佐藤洸一、5得点のFW水永翔馬らが勝負強さを発揮して勝点につながるゴールを決めている。
前回の対戦で富山は、前線へのロングボールを多用する長崎の攻撃に苦しんだ。長崎にとっては水永らの高さという強みを生かし、富山のウイークポイントを突くという点で有効であり、今回も攻略法の軸に据えてくるだろう。高さ対策は富山の守りが常に課題とするところだが、前節・神戸戦ではDF池端陽介を中心に健闘し、セットプレーからも失点しなかった。「普段通りに反応の早さで対抗したい」とDF平出涼。DF舩津徹也は「長崎は神戸以上に攻め方を徹底してくると思う。前回は水永選手に競り負けたので、強く当たる必要がある。セカンドボールが重要になるのでボールへの執着心を高めて臨みたい」と話した。
富山は今季目指しているパスサッカーで主導権を握る展開を目論む。前節のメンバーにMFソ ヨンドクが加わればボールを保持する力では優位に立てる。速攻、遅攻を使い分けながら攻撃機会をシュートやクロスで終わらせることができれば守備への負担も軽くなる。ある程度は押し込む時間もつくれるとみており、18日はゴール前を固める長崎の守りを想定してのラストパスやシュートを繰り返し練習した。安間監督は「守りを固められるよりも攻め合う展開のほうがよい。まず1点を奪いたい」と話した。攻守ともに今季目指しているカターレのサッカーが問われる試合になる可能性が高い。巻き返しへ弾みのつく内容と結果に期待がかかる。
以上
2013.07.19 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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