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【J2:第26節 長崎 vs 水戸】レポート:柱谷哲二監督の狙い的中。終了間際のカウンター2発で攻撃の形を作れない長崎を沈める(13.07.28)

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鋭い出足と強い勝利への執着心をもつ水戸に終始ペースを握られた長崎は、終了間際の鋭いカウンター2発に屈した。この試合、長崎のシュート数はわずか4本。ほとんど攻撃の糸口すら見つけられなかった。手も足も出なかった完敗に長崎の高木琢也監督は「第3節で山形さんに当たった時と同じ印象ですね。戦えなかったという印象が残るゲームです」と振り返っている。この時も自分たちの持ち味を全く出すことなく敗れたからだ。

試合を振り返ると、確かにセカンドボールを拾いまくった水戸にチャンスは最初から訪れていた。9分、2シャドーの1人小澤司がルーズボールを拾うと、強烈なシュートを放つ。27分にはもう1人のシャドーストライカー橋本晃司がスペースに走りこんだ山村佑樹にパスを繋ぐと、山村は1人でシュートまで持ち込む。これは長崎のGK金山隼樹の好セーブに阻まれるも、これでリズムは完全に水戸のものとなった。

この試合を分けたのはセカンドボールに対する選手の出足と言えるだろう。水戸の柱谷哲二監督が「セカンドボールは拾えと言っている。拾える(中盤の)形にしているので、いい形で拾えていました」と言うと、高木監督は「水戸戦の全ての準備は悪くはなかったと思います。トレーニング含めてですね。ただ、今日の試合で悪かったのは切り替えの部分とセカンドボールですね」と悔やんだ。

後半、水戸のペースは更に加速する。小さなパスミスが多かった水戸の中盤がしっかりと3角形を作ってボールを前に運ぶようになると、攻撃にかかる人数も増えチャンスが続く。50分には右サイドの鈴木雄斗が鈴木隆行にロングパスを入れると、ダイレクトで山村に。GKと1対1となり、浮かせたがわずかにゴールを超えた。

一方、長崎はギリギリの所で失点を防ぐも、攻撃ができない。前から行くとロングボールでかわされ、暑さのせいかセカンドボールの奪い合いでは出足が遅れるといった悪循環が続く。前を向いたシーンが少ない試合となった。特に、これまで何度も見せてきたシンプルでオートマチックな攻撃は後半は一度も見ることができず、個での打開が何度か試みられたに過ぎなかった。

自陣へのスプリント回数が多くなり、疲れが見えてきた長崎はどうにか活路を見出そうと66分、新加入のMF奥埜博亮をシャドーの位置に入れる。更には同じく新加入の小松塁を79分に投入し佐藤洸一との2トップに。

だが、皮肉なことに前がかりになった長崎を攻略したのは水戸だった。水戸は中盤を支配する時間が続くと、85分、途中交代で入った木暮郁哉から橋本にパス、抜け出した鈴木雄斗に預けるとハーフウェーラインから独走。長崎のゴールに値千金の先制ゴールを突き刺した。これで長崎は集中力が途切れ、89分にはまたしても橋本がアシスト。ペナルティエリア内で敵をひきつけると、右に開いていたフリーの鈴木隆行に優しくパス。鈴木が落ち着いてこれを決めて、長崎にとどめを刺した。

試合後、柱谷監督は「何といっても絶対勝つんだという気持ちを見せてくれました。勝ちに値する、我々にとっては本当に良いゲームでした。(3−5−2という新システムは)前半は隙が出てミスが多かったが、後半は集中力持ってフラットに戻して、良いメンタルを持って戦ってくれました」と新システムに慣れていっている選手らを絶賛した。また、高木監督は「この試合を受けての選手たちの奮起に期待したい」と完敗をあくまでも前向きに捉えている。また、長崎は新戦力の2人が始めてピッチに立ったが合流して1週間と言うことで、まだまだチームにはフィットしなかった。

夏場のゲームは恐らくこのようなセカンドボールを拾うことが大事になる試合が続くことになるだろう。長崎は切り替えて、水戸はこのままの勢いで次節に備えたい。

以上

2013.07.28 Reported by 植木修平
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