「サポーターのためにもこのドローを次のホーム戦で勝点3に変えて、意味のあるドローにしなければいけない」。前節ホーム富山戦で引き分け最下位へ転落したあと、秋葉忠宏監督は今節松本山雅戦の勝利を誓った。最下位の群馬に課せられた今ゲームのミッションは、勝利を収めて最下位を脱出すること。崖っぷちに追いつめられた群馬がどんな戦いをみせるか。群馬は全身全霊のプレーで前節のドローを勝点3へと変換する。
最下位群馬(勝点20)、21位岐阜(勝点21)、20位北九州(勝点22)の下位3チームは、勝点2差内でしのぎを削っている。後半戦5試合で1分4敗の群馬は5試合連続で白星から遠ざかるが、それでもライバルクラブから引き離されていないのは不幸中の幸いだ。ただこれ以上、停滞するわけにはいかない。群馬の試合日程をみると41節に神戸、42節にG大阪との対戦が控える。シーズン終盤まで残留争いに巻き込まれれば、分が悪いのは確実。残り16試合だが、群馬は14試合で決着をつけるつもりで戦わなければいけない。
群馬は前節に引き続き、3バックのシステムで戦うことが確実だ。松本も3バックを選択しているが、群馬は相手と同じシステムでガチンコ勝負に挑む。「それぞれが対面の相手に勝てれば、試合で負けることはない」(乾大知)。前節は中盤こそ支配したが、バイタルエリアでの積極性とプレー精度を欠いて決定を演習するシーンが少なかった。群馬は、3バックのシステムを進化させた戦いをみせなければならない。右SB保崎淳は「ミスを恐れて安全なプレーを選択するのではなく、ミスを恐れずに強い気持ちで戦う必要がある」と闘志を漲らせる。
反町康治監督率いる松本は、6月に3連敗を喫したもののそれを乗り越えると最近5試合は3勝1分1敗と勝点を積み上げている。J2屈指のサポーター数を誇るチームだが、今季挙げた10勝のうちの7勝はアウェイで稼いでいる。ホームチームの攻撃を堅守で防いで、少ないチャンスを決めて相手を沈める。アウェイの戦いを熟知したゲーム運びで、相手にダメージを与えているのだ。今節の群馬は松本対策で3バックを選択するが、反町監督が変化をつけてくる可能性は十分にある。秋葉監督は「松本はハードワークのチーム。うちは松本以上に走って、チャンスを確実に決めるしぶとさが求められる」と返り討ちを誓う。群馬は前回対戦で先制しながらも、相手の戦術変更にリズムを変えられて同点に追いつかれた。群馬は、松本の出方をうかがいながら冷静なゲームコントロールが求められる。
今試合のアウェイ側サポーター席は完売に近い状態。当日は3千人を超える松本サポーターが正田スタへやってくることが想定されている。ホームジャックの危機にある群馬は、「スタジアム満員大作戦」と銘打って集客作戦を展開している。今ゲームは、選手の戦いであると同時に、サポーターの戦いでもある。群馬のサポーターが、ホーム側スタンドをどれだけ埋められるかも勝敗を左右する大きな要素になる。「この試合は内容よりも結果。サポーターの力を借りて勝点3を奪いたい」(櫻田和樹)。群馬はサポーターと一体となって松本を迎え撃つ。共に闘うことが勝利への絶対条件だ。
以上
2013.08.03 Reported by 伊藤寿学
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