●ベルデニック監督（大宮）：
「結果とプレーに満足できないのは明らかです。選手たちは一所懸命真面目に最後まで戦いぬいた。そこは評価に値するし、責められない。ただし勝点ゼロに終わったのが残念だ。すべてが悪かったわけではないし、チャンスも幾つか作ったが、得点につながらず残念だった。ゲームに入ってすぐのところで失点してしまったのが敗因だと思う。早い時間の失点で、追いつくために点を取りにいかなければならず、その中で前がかりになり、相手にスペースを与えてカウンターから失点してしまった。今日で５連敗ということで、選手たちの中に負のイメージが生じ、難しい部分がある。負の連鎖によって、自信が失われ、ミスが多く見られるようになっている。ミスからボールを奪われ、カウンターを不用意に受けている。選手たちは戦術は十分に理解している。戦術よりむしろメンタル面で自信の欠如が大部分を占めている。良かったころのプレーが失われているのは認めざるを得ない。良かったころに戻していくのが大事だが、それには何よりも勝つこと。早く勝ちが欲しいし、そのために努力していかなければならない。もう少し、失点しないように、スペースを埋めたり、別の方法も考えていかなければならないだろう。もう一度、立ち返って、自分たちのプレーに戻していく作業が必要だと思います」

Q：負傷交代した金澤選手の状態は？
「ケガです。原因はこれから診断を受けます」

Q：早い時間での失点がチームを苦しくしているが、改善するには？
「確かに早い時間の失点が多いが、共通している(理由がある)わけではないので難しい。今日に関しては狭いところでボールがこぼれ、アンラッキーな部分があった」

Q：大宮のように真面目にしっかり動くチームに暑さの影響は大きいのでは？
「おっしゃる通り、暑さの中で規律を持ったプレーをしていくのは難しい。自信の欠如が、上手くいくはずのものが上手くいかないという、より不安定な状態にしている。気候も含めて、何か手を打つ必要はあります」

以上