●曹貴裁監督(湘南):
「お疲れさまでした。去年はホームで2回しか負けなかったが、もうすでにその2倍3倍くらい負けている記憶ですが、今日も先週に引き続きサポーターが声を嗄らして我々をサポートしてくれたにもかかわらず、我々がやってはいけないミスというか失点をしてしまうことで、自分たちの首を絞めてしまった試合だったと思います。ただ、サッカーはすべて人生の一部だと思うので、90分の試合を34試合する中で、その90分が全て最良の形で終えるのはたぶん人生と同じでありえないと思う。こういう言い方が正しいかどうかは分かりませんが、選手はもちろん100%勝つためにやってくれた。その中で、皆さんが見て、評価していただく中で、今日は結果が出なかったというシンプルな1日だったかなと。もちろん悔しいですし、何が足りなかったのか、自分のなかでずっといま歩きながら考えていましたが、人生最悪の日だと思えば最悪だが、これをきっかけに何かを変えていかなければいけない、そういうエネルギーにする、それは本当に何度も何度もそうだが、自分たちがやられた失点、得点を取れなかった自分たちの至らなさを、全員で向き合っていくしかこの状況を変えられるわけではない。我々は逃げるわけにはいかないので、最後サポーターにも話をしましたが、明確に今年、湘南ベルマーレが何をしなければいけないかは、サポーターも我々も選手もクラブもみんな共通の目的を持っていると思うので、それに向かってあと12試合やるだけだと思います。ファイティングポーズは今後さらに取り続けなければいけないし、ノックアウトされても立って10カウント数えられるまえに立ち上がって次に進むしかないと思っています。これが残り1試合2試合であればまた別のコメントだと思いますが、僕は全然諦めていないので、前向きにやっていきたいと思います。
Q:失点の内容については?
「戦略的なもので狙っている形通りの守備ができなかった2シーンだと思うが、90分のなかではああいうシチュエーションが絶対ないかと言えばそうではなくて、我々にそういうチャンスがなかったかと言えばそうではない。アウェイで甲府とやった時に1−0で凌いで勝った試合があったが、あそこはみんなで体を張って絶対やってはいけない失点だったと思っています。相手のクロスの精度や力が我々より上だったと認めざるを得ないと思うし、ミスはミスだが、ミスが0になるのはサッカーでは難しいですから、自分たちのやるなかで、そういうことが起きないような準備をしていかなければいけないと思います」
Q:久々の先発となった阿部選手については?
「久しぶりの試合でしたが、堂々とプレーしてくれた。シュートストップの場面はそんなにはなかったが、あの2点を止められれば言うことはなかったがそれは酷かなと思いますので。5月25日からおまえは時間が止まっているから頑張ってその時間を取り戻せという話をしたが、よくやってくれたと思います」
Q:ステボ選手の見通しは?
「合流して1週間なので、試合展開によって、コンディションが上がる中で我々のチームに貢献してくれると思っている。今日は使えなかったが、もちろん我々の戦力として考えているので、ほかの選手もそうですが、しっかり考えていきたいと思います」
Q:後半19分から出場した大竹選手が流れを変えたと思うが、時間帯は相手の疲れを考えてのことですか?
「1−1で終わるつもりはまったくなかったので、2−1、3−1にするプランというか、勝点3だと選手にも伝えてあったので、自分のなかでそういう時間を長くするよりも仕掛けていこうというなかで洋平を切ったということです。先週同様、彼の力を発揮してくれたところはありますが、たしか失点はあいつがロストした後に繋がれて福田君に入れられたような記憶があるので、まだ見ていないが、それを責めるというわけではなくそういうところも含めてあいつもこの経験を次に活かしてもらいたいと思います。ただ、よくやってくれたと思います」
Q:もっと早い時間に投入することは?
「もちろんそういう選択肢もあるし、ずっと切り札的にベンチに置いておくわけでもなく、先発で行く場合もあるでしょうし、調子が悪ければメンバーに入らない場合もあるでしょうし、大竹洋平のチームではないので、ただひとつのピースとして我々に力を与えてくれることは間違いないと思います」
Q:後半から島村選手を投入した意図は?
「相手の長いボールが増えていたのでそこの対処とセットプレーのことも考えながら切ったということですね。ただ我々の前半がそんなにいい流れではなかったので、前を切るよりも後ろを安定させて二次攻撃三次攻撃に繋げたかったのが交代の理由です」
Q:決定的なチャンスを決められなかった事実に対してどのようにアプローチしますか?
「去年我々はJ2で一番点を取らせてもらって、J1になったら得点の数は今日で一番低くなったと思うが、得点を増やすためには偶然ではなく必然の攻撃をしようというのが我々のコンセプトです。相手より多く人数をかけて攻めて一番嫌なペナ幅にボールを運んでフィニッシュに持っていく。それはクロスもワンツーも洋平が出したスルーパスもそう。そこは選手の判断に僕は委ねている。プロセス自体、やろうとしていること自体が成立して、あと入れるかどうか、でももしかしたら僕が過程の話をし過ぎてしまい、最後入れることが大事なんだよというメッセージを彼らに心底送り続けられてないのかなと、今の質問を受けてシンプルに感じました。泥臭くと言いますが、最後ゴールにパスを送らないと得点は生まれない。今日も何もできなかったわけではなくそういうチャンスが何回もあったなかで入れられない、それをプロセスがよかったからいいと言うのか、ここで外したらダメだよと言うのか、非常に難しいですが、そういう部分をさらに高めていかなければいけないと思います。実際、高山は自分で責任を感じて泣いてみんなに謝罪していましたが、その涙が次の彼の成長に繋がってもらいたいと思いますし、あそこまで行ったことを褒めてあげたいが、もうあいつのレベルでいうと入れてナンボだよという話もしていかなければいけないかもしれない」
以上















