●安達亮監督(神戸):
「欲を言えば、あと1、2点は欲しかったですけれど、内容も結果も満足しています。このゲームができたことに関して言うと、前節もそうなんですがまずスタジアムの芝生がすごくよかった。ノエスタも普段だと8月はコンディションがよくないのですが、今年は手入れも頑張ってくれて、状態もよくて、その芝生の状態を見て、森岡の先発も決めました。今日もすばらしいピッチで、それを電話で確認してスタメンも杉浦にして、もちろん森岡もスタメンに使って。我々の力だけではなく、クラブに関わる人が協力してくれて、今日の結果があると思います。
もう1つ、僕に勇気をくれたのは今日の天皇杯(兵庫大会決勝)のゲームでした。負けはしましたが、うちのユースが、昨日の試合で前日の広島戦の中心選手を控えに回して、それでも前半は内容がよくて、こういうサッカーをすればトップチームも勝てる確信を持ちました。それで今日の試合前のミーティングでは自信を持って自分たちでボールを保持しながらゲームを進めると、それを強く言いました。普段からアカデミーのコーチやスタッフにはお世話になっているんですが、今日は本当に昼間の試合で勇気をもらいました。これからも厳しい戦いは続きますが、我々の課題であった相手をどう崩していくか、攻撃のところをどうしていくだとかに、怖がらずに進んで行ける、いいきっかけになったゲームだったと思います。これから残りわずかになってきます。一番大事なのは強いメンタルだと思います。強いメンタルを持って挑んで行きたいと思います」
Q:杉浦恭平選手の先発起用の理由と途中交代のマジーニョ選手の状態を教えてください。
「まずマジーニョから言いますと、筋肉系だと思います。でも、そこから先は分かりません。まだケガしたばかりなので、明日以降に病院に行って診断が出ると思います。すごく大きなケガではないと思います。
杉浦の起用に関しては、連戦なので疲れている選手もいたと思います。特に小川慶治朗の場合は運度量があってこその小川慶治朗だと思いますので、そこの運動量が落ちるのだったら、ボール扱いのうまい杉浦を使おうと。思い通り、杉浦がよくやってくれました。最後は少し足をつっていたようですけれど」
Q:森岡選手の長い時間での評価を教えてください。
「前節もわりと彼がボールを触る回数が多くて、攻撃でもアクセントになってくれたと思います。彼だけではないんですけれど、最後の決定的なところでまだミスがあるので、そこは課題だと思います。あとは90分フルでハードワークできるかと言うと、まだ課題があると思います。いい所で言うと、ボールを失わないとかパスを出せるとか。でも、それは高校生の時から持っているもので、それをこれからの試合で生かそうと思うと、最後の決定機のところと、90分ハードワークするところが彼の課題だと思います。ただ、チームの流れが悪かった中で、彼が流れを持って来てくれたのは事実ですし、彼に感謝もしています。まだまだ彼はできると思うので、もっと上を目指してほしいですね」
以上













