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【J1:第24節 C大阪 vs 川崎F】レポート:スリリングなスコアレスドロー。(13.09.01)

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C大阪が16本、川崎Fが11本と、計27本のシュートが乱れ飛んだ、お互い攻撃サッカーをスタイルに持つ両者にふさわしい数字が残った一戦。ただし、ゴールに沸くシーンは互いに見られず、結果は0-0のスコアレスドロー。上位に食い込みたいC大阪、川崎Fにとっては、悔しさ残る勝点1に終わった。

4位という好位置につけるC大阪と、リーグ最多得点を誇る川崎Fの対戦で、しかも、日本代表に選ばれて注目を集めるC大阪の柿谷曜一朗と山口螢、そして、現在18ゴールで得点ランキングトップに立つ川崎Fの大久保嘉人が古巣C大阪のホームに凱旋するということもあってか、悪天候が予測されたなかでも、8月最後となるJ1リーグ戦では、大阪長居スタジアムに30,579人の大観衆を集めた。

C大阪では、枝村匠馬が11試合ぶりに先発。また、前節から中2日という短期間のなか、布陣も変更。「(山口)螢くんとエジノのところはポジションが(前節から)代わっていて、エジノがより攻撃的なポジションになった」(扇原貴宏)。一方の川崎Fは、前節とまったく同じ11人がスタートからピッチの上に立っていた。

開始2分でC大阪MF山口のドライブシュートが相手ゴールを強襲したところから試合が動き出し、12分にもシンプリシオのボールカットから柿谷がシュートチャンスを迎えるなど、C大阪の攻勢が目立った序盤。しかし、20分には「レヴィーセレッソ」の象徴的な選手の1人、丸橋祐介が負傷交代を強いられるアクシデントに見舞われ、20分という早い段階で新井場徹が投入された。

そこからは、「自分たちの武器であるパスの正確性、テンポ、これらがいつもどおりのものがなかなか望めなかった」(風間八宏監督)川崎Fと同様に、C大阪も「(攻撃面では)コンビネーションがまだまだ」(枝村)ということもあって、効果的な攻めを見出せられない。それでも、前半終了間際には、川崎Fの登里享平、C大阪のエジノに、それぞれシュートチャンスが訪れたものの、C大阪のキム ジンヒョン、川崎Fの西部洋平の、両守護神がファインセーブを披露したこともあって、得点には至らなかった。

「ボールを持ったら勝負! コースがあったら、勇気を持ってどんどん打っていこう」(レヴィークルピ監督)、「ボールを奪ったあと、相手のテンポに合わせない。自分たちのリズムで」(風間監督)と、ともにハーフタイムでは攻撃的なメッセージが示され、そこから臨んだ後半。最初に好機を作ったのは川崎F。右サイドバックの田中裕介からの折り返しを、大久保を経由して、ファーサイドの登里がシュート。しかし、これもキム ジンヒョンに両足で阻止されてしまう。

そのプレーに触発されたのか、そこからC大阪もリズムが上がり、山口の右クロスに柿谷がゴール前で飛び込むシーンで、スタジアムもヒートアップすると、63分にエジノを下げて、杉本健勇が投入されたところから、さらにC大阪が攻勢を仕掛ける。そして、見せ場となったのは、その4分後の67分。柿谷、杉本が絶妙のコンビネーションを見せて中央を攻め崩し、最後は杉本が右足でシュート。「今日のゲームのなかで一番見事な崩しのプレーというのは、健勇のフィニッシュのプレーだった」と指揮官も絶賛した場面だったが、これは惜しくも枠をわずかに捉えきれず、得点できない。

その後、前川崎Fの楠神順平が送り込まれたC大阪も、アラン ピニェイロが投入されていた川崎Fも、好機を作り合ったが、「両チームとも非常にディフェンスの意識が高くて、最後の最後でしのぐ、ゴールを防ぐという攻防が続いた」とレヴィークルピ監督も言うように、どちらも守備の踏ん張り、攻守の切り替えの速さが目立ち、拮抗した展開が最後まで続く。試合終了間際、川崎Fはアラン ピニェイロのミドルシュートのこぼれ球に、大久保が鋭く反応。「野生児」と称されるような、前線での鋭い反応でゴールを割ったかに思われたが、判定はオフサイドでノーゴール。結局、試合はスコアレスドローに終わり、勝点1を分け合った。

「今日の試合は、守備は最高のプレーをしていたが、僕ら前の選手の責任。それしかない」(柿谷)、「守備はゼロで抑えてくれたし、前が勝負を決めないといけなかった」(登里)と、攻撃陣が試合後は悔しさをにじませていたC大阪と川崎Fの両者。上位陣が敗れていたこともあって、勝点を詰めるチャンスを逃したということも言えるが、決して凡戦というものではなく、攻守とも見応えのある、スリリングな攻防が繰り広げられていただけに、このスコアレスドローを、9月以降の戦いにどう活かせるかが、両者が上位に食い込むための課題となるだろう。

以上

2013.09.01 Reported by 前田敏勝
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