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【J1:第27節 仙台 vs 横浜FM】プレビュー:固い試合が予想されるカード。拮抗した展開を動かす「武器」を、それぞれのチームは披露できるか?(13.09.27)

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「固い試合になると思います」。この梁勇基の言葉と同内容のコメントを、この一週間に多くの選手から聞いた。

仙台が土曜日にユアテックスタジアム仙台に迎える相手は、現在首位を走る横浜FM。26試合を終えてリーグトップの15勝をあげている横浜FMは、うち10勝が1点差。「拮抗した試合をモノにできる力がある。そういう強さがあるチームだからこそ、首位にいることができる」と梁はその勝負強さを警戒する。前節も、横浜FMは清水を相手にして、立ち上がりに中村俊輔が決めたファインゴールによる1点のリードを守りきって勝利。手堅い。
そしてその相手に挑む仙台も、ここ2試合は手堅い試合運びで連勝という結果を出してきた。失点数は横浜FMの26(3番目に少ない)に対して仙台は27(4番目に少ない)。夏場に守備を再整備してきた仙台は、この終盤戦を迎えるにあたり「『積極的な守備を取り戻そう』とみんなで言い合って、高い位置から連動したプレッシャーを効果的に使えるようになってきた」(渡辺広大)。
前々節の大分戦ではそのプレッシングが奏功して無失点。いい守備がいい攻撃を生む好循環で6-0と大勝した。前節の大宮戦では、前半に組み立てのミスが多かったことから我慢して態勢を立て直す。そして後半にプレッシャーを強め、ボールを奪えばカウンターを中心としたいい攻撃につなげ、2-0で勝利した。

攻勢では好機を逃さず、劣勢でも耐えて次の好機の波を待つ。それができる今の両チームの激突は、激しい斬り合いよりもつばぜり合いが多くなりそうだ。ともに守備陣の集中力が高いチーム同士なら尚更のこと。拮抗した試合を大きく動かすための武器をどこで披露するかに、注目したい。

横浜FMはドリブルをチームの武器として生かせる齋藤学が出場停止で、万能型FWのマルキーニョスも負傷のため出場が不透明という情報もある。しかし彼らを欠いたとしても、J2時代の仙台から得点経験のある藤田祥史や、要所で飛び出してフィニッシュにからむ兵藤慎剛など、頼れる選手がそろう。そして、何といっても中村だ。彼はその卓越した技術が光るだけでなく、「攻撃のストロングポイントを出すときはもちろん、我慢するときには守備でパワーを惜しまない」と手倉森誠監督が評するように、横浜FMの試合運びを象徴する選手でもある。
手倉森監督はこの中村を「守備に追いやる時間を長くしたい」としつつ、自分達が攻勢に出たときにどのしかけを繰り出すか、攻撃練習の中で選手たちに意識を共有させている。「攻撃の優先順位を頭に入れた上で、組み立てる」とのことだ。戦況に応じ、適切な武器を繰り出したい。
たとえば「最近は、クロスに対して複数人が飛びこむかたちが多く作れている」と太田吉彰が語るサイドからの攻撃は、仙台の武器のひとつ。そして横浜FM同様に強みとしているセットプレーもまた大きな武器だ。「ホームで僕たちがセットプレーのチャンスを迎えたときに、仙台サポーターの応援がさらに迫力を増すんです。セットプレーから取ると本当に勢いがつきますね」と石川直樹も見どころとしてセットプレーを挙げる。ほかにも角田誠や松下年宏のミドルシュートなど、試合を動かす武器を多数用意して横浜FMに挑む。

今週に仙台の練習場を訪れた報道陣は、通常の半分以下だった。手倉森監督も思わず「寂しいね」と呟くほどだったが、両チームのサポーターはこの大事な一戦を戦う者たちを寂しがらせることなどしないだろう。彼らの熱い支援を受け、両チームが見せる意地と駆け引きに期待したい。今節もそこにあるJリーグを、フットボールを楽しもう。

以上

2013.09.27 Reported by 板垣晴朗
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