●バドゥ監督（京都）：
「前半はこの帽子（紫色のニット帽）なしで戦いまして、後半はこの帽子を被って試合をしました。それのお陰かは分かりませんが、非常にラッキーというか運が舞い降りてきたのかもしれません。前半からいいサッカーはできていたと思います。そして後半は前半より攻めるということをしたかったですが、まずは一つ問題としてはアレッサンドロが少しケガをしてしまったことでアタックのところでのパーツをひとつ失うことになりました。あとは風。逆風の部分もあったりしたので本来行って欲しいところまでボールが行かなかったというのもありました。そして15分、20分くらい北九州さんの良いプレスがあって攻撃が機能しなかったというのもありました。しかしながら2点目の酒井のゴールがそういう状況を変えるゴールとなり、向こうの攻撃も止まったと思います。酒井、バヤリッツァの２人がとても前でプレーをするようになりまして、攻撃も良くなったと思います。勝利の半分は２人の良いプレーというところにあると思います。後半の途中からは北九州さんも強いプレスをかけてきました。私の主観的な目線からですが、前半は私たちがいいサッカーができたとは思っています。そしてそのあと３つのゴールというものを手にすることができました。初戦としては自分としては良かったと思いますし、京都がより良くなっていくことをみなさんにお約束したいと思います。開幕戦というのは全てのチームにおいて問題はあるとは思いますが、京都も北九州さんからなかなか勝ち星を挙げられていませんでしたが、今日勝って開幕をスタートできたということで、自分のキャリアにとっても大きな勝利になったと思っています」

Ｑ：攻撃的なサッカーは表現できたか？
「まずは前半に関しては４人、５人と人数を掛けていい形でできていたと思います。そこでまず２人のアタッカー、大黒とアレッサンドロがいました。もちろんその２人だけではなくて石櫃や比嘉、山瀬、駒井たちが北九州さんのゴールのほうに侵入していくシーンを作れたと思います。まさにそういうメンタルを欲していまして、そういうのがオフェンシブなサッカー、今日のサッカーがそういう形の一つだと思います。アタッカーの数だけじゃなくて、後ろからの攻撃、後ろからの人数を掛けて攻撃に参加してくるのがまさにオフェンシブなサッカーだと言いたいです。そして北九州さんもセカンドハーフはとてもすばらしいサッカーを展開していたと思います。しかし北九州さんの攻めのとき、ペナルティエリア内にマックスで３人くらい。２人か３人くらいしか掛けられなかったと思います。なので、我々は攻撃のところに多くの人数を掛けられたのは、選手たちも勇気を持ってプレーしてくれていたと思います。フィジカル的なところでも努力してくれたと思っています。山瀬や工藤や駒井は10キロ以上は走っていたと思います。チャンピオンズリーグでも10キロという距離は非常にいい数字だと思いますし、しかしここから我々はさらに良くなっていくようにしていきたいと思います。そしてそのみんなのフィジカル、プラス、大黒はまだコンディションがトップパフォーマンスではないと思いますがしっかりやっていきたいと思います。今日は出場機会がなかったですが有田も控えていますので、とても楽観的に向かっております。宮吉は６分の出場で、あとは三平も帯同していませんが、そういう選手も控えています。私の手の中には攻撃の宝のような選手がたくさんいると思っております」

以上