まだ第4節が終了したばかりということもあり少し気が早いが、今節は首位攻防戦となる。2位・松本が、1位・湘南をアルウィンで迎え撃つ。「サポーターやメディアの皆さんが煽ってくれていて、自分たちもその気になってきた」(村山智彦選手)と選手たちも気合い十分。白熱必死の一戦となることは間違いない。
その湘南だが、第3節・札幌戦においてうれしいトピックスがあった。2012年8月に右アキレス腱を断裂し、長らくリハビリを続けてきたFW中村祐也選手が後半40分から途中出場を果たしたのだ。戦線を離れていた期間は、実に1年8カ月。長きに渡るリハビリ・トレーニングを経て、再びピッチ上への帰還を果たしたことに改めて敬意を表したい。
その中村選手の復帰を待ち望んでいた人たちが、松本にもいることを触れておきたい。
まず、昨季途中まで湘南に所属していた岩上祐三選手。
「祐也さんはここぞという場面できっちり決めてくる勝負強いストライカー。動き出しやシュートのうまさは気をつけないといけない厄介な選手。実は自分もケガで離れていた時に一緒にリハビリをしてきましたが、その間、自分に絡んでくれて、コミュニケーションをとってくれました。リハビリを間近で見てきたので、復活したことはすごいし、本当にうれしいです」
反町康治監督も親交のある1人。2009年に、それまで公式戦6試合の出場に留まっていた中村選手を抜擢。結果、中村選手は14得点を挙げてJ1昇格に貢献。指揮官の期待に応えている。
「それまで出場機会に恵まれていなかったが、能力の高い選手だった。特にシュートがうまかった。長いブランクを経て、再びピッチに戻ってきてくれたことはうれしいね」
今はJ1昇格を争うライバル同士。しかし、サッカーが結んだ縁はいつまでも色あせることはない。それは、首位攻防戦の陰にある“もうひとつの物語”。勝敗とは別に、注目せずにはいられない。
以上
◆【J2日記】湘南:札幌戦レポート―Remix― も、ぜひ合わせてお読みください。
2014.03.28 Reported by 多岐太宿
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