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【J2日記】千葉:次こそヘディングでのゴールを!(14.12.02)

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(C)赤沼圭子

練習に励む戸島章選手

11月30日のJ1昇格プレーオフ準決勝で山形が磐田に2−1で勝ったことで、先に12月7日のJ1昇格プレーオフ決勝進出を決めていた千葉の対戦相手は山形となった。千葉と山形は11月26日の天皇杯準決勝で対戦したばかりで、その準決勝で千葉は2−3で敗れた。だが、その試合は森本貴幸選手がJ2最終節(第42節)で讃岐のDFのファウルを受けた際の脳震盪の影響で欠場し、さらにJ2最終節では森本との交代出場で決勝ゴールを奪ったケンペス選手が11月25日に発生した体調の問題で欠場。今季のJ2でチーム最多の13得点をあげたケンペス選手、次いで10得点をあげた森本選手の不在で、千葉はプロ5年目で23歳の戸島章選手と高卒ルーキーのオナイウ阿道選手の2トップで臨んだ。

戸島選手は千葉がJ2となった2010年に加入後、毎シーズン何らかの負傷をした影響もあって、公式戦出場のチャンスを逃してきた。天皇杯は2012年から出場して1得点していたものの昨季までスタメンはなく、J2リーグは交代出場すらなくて出場試合数はゼロ。昨シーズンは途中で当時はJFLだった藤枝MYFCに期限付き移籍して武者修行した。そして、過密日程を考慮して3回戦からは試合出場が少ない選手や若手選手が多く起用された今季の天皇杯で、10月15日の準々決勝・C大阪戦から2試合連続のスタメンだった。
千葉加入時にすでに188センチ(今季は191センチ)と長身だが、高校時代に「ヘディングシュートよりもドリブルからのシュートが得意」と話していた。気が優しくておとなしい性格で、闘争心あふれるプレーとはなかなかいかずに練習でコーチや先輩から名指しで怒られることも少なくなかった。だが、ヘディングの向上やフィジカル強化に必死に取り組み、今季は守備陣に負傷者が多かった練習試合でセンターバックを務めたこともあった。
前述の天皇杯準決勝では、前線でハイボールを受けてポストプレーで起点となり、クロスのターゲットになろうとした。スコアが1−2と千葉がビハインドの状況の48分、中村太亮選手のクロスにヘディングで合わせたが、シュートは山形のGK山岸範宏選手にセーブされてノーゴール。試合後の戸島選手は準決勝の自分のプレーをこう振り返った。

「いいところにボールが来たので、コースを狙うというよりは枠に入れようと思いっきり行ったら入るかなと思ったんですけど、まあ、いかんせんコースが悪かったので(苦笑)。あそこはもうちょっと狙い分けていって確実に決めないといけない場面でした。それでチームが負けたようなものなので、また練習していきます。
今日は前半、阿道との距離が遠かったので2人でチャンスを作るということはなかったんですけど、後半は意識して2人の距離を短くしていい距離感でできていたなと思います。でも、もっと2人でボールに絡んでいかないといけないなと思います。(1トップになってからは)周りとの距離感があまり良くなかったかなと思います。自分の動き方はもっとうまくできたはずだと思うので、そこはまた練習でやっていきたいなと思います。
(前線からの守備については)前でボールを取れたらチャンスになるし、そこで取れないにしても相手にプレッシャーをかけてパスミスをさせたりすることが自分の役割だと思うので、それは意識していました。でも、FWなので点を取らないとアピールにならないので。次の試合(J1昇格プレーオフ決勝)にも絡んでいけるようにしたいです」。

準々決勝でも戸島選手は前半に1回、後半に1回ヘディングシュートでの得点機があったが、シュートは枠外だった。その試合は累積警告による出場停止だった佐藤祥選手はスタンドで試合を見ていたが、その得点機や戸島選手がシュートに行けそうで行けなかった時、佐藤祥選手は「うわ〜! 戸島〜!」と言いながら身悶えするように悔しがっていた。
「(佐藤祥選手とは)いつも若手練習や自主練習を一緒にやっている仲なので。そういうチームメイトのためにも、自分はもっとやらなきゃいけなかったかなと思います」。

そう言って笑顔を見せた戸島選手は、最後に2試合連続で天皇杯にスタメン出場できたことをどう考えているか聞くと、こんなふうに話しながら表情を引き締めた。
「練習や練習試合でコンスタントに点を取れていたし、調子も良かったので。それだけに今日は点を取りたかったです」。

J1昇格プレーオフ決勝は森本選手やケンペス選手の復帰が予想され、現時点では戸島選手には出場チャンスどころかベンチ入りも確実なことではない。だが、戸島選手が次に公式戦に出場した時には彼の得点を、それもできればヘディングシュートでゴールを奪い、チームの勝利に貢献する姿が見たい。その姿をチームメイトもコーチングスタッフも、そしてサポーターも待っている。

以上

2014.12.02 Reported by 赤沼圭子
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