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[ 2005 ゆく年くる年:ジェフユナイテッド千葉 ] 大晦日のフクアリ
主力選手の移籍や外国籍選手3人の総入れ替えがあり、開幕前はマスコミなどの評価が低かった千葉。しかし、選手たちは周囲の予想に対する反発心を見事にパワーに変えた。
ナビスコカップは、予選リーグでややもたついた試合もあったが、決勝トーナメントでは浦和、磐田といった強豪を相手に一歩も引かない攻撃サッカーを披露。G大阪とスコアレスドローの死闘を演じた決勝戦ではPK戦を制し、ついに悲願の初タイトルを獲得した。これまで悔し涙ばかりだった選手たちが初めて流したうれし涙は本当に美しかった。長い間待ち続けたサポーターに、これまでの苦労が報われるような歓喜をプレゼントできたチームは、未経験だった最高の達成感と何物にも代えがたい自信を手にした。
そして、最後は他力本願で可能性はゼロに近かったが、リーグ戦でも最終節まで優勝争いに加わり、素晴らしい新ホームスタジアム(フクダ電子アリーナ)のオープンに花を添えた。特に、最終節はロスタイムの2得点で劇的な逆転勝利を収め、追求してきた『最後まで勝利をあきらめずに走るサッカー』を体現。昨シーズンの年間順位と同じ4位となった。
だが、その一方で終盤に失点し、つかみかけた勝ち点3が勝ち点1になった試合もあった。また、千葉のサッカーは体と頭脳を極限まで酷使するため、連戦では選手が蓄積した疲労から回復しきれず苦戦した。全力プレーの中にも効率のよさを求め、オシム監督がいう『賢く走るサッカー』を身につけることが必要だろう。
天皇杯5回戦では今シーズン初の5失点(スコアは2-5)でC大阪に敗れたように、まだ課題は多い。しかし、去った選手の穴を埋めるような新たな選手の台頭など、まさにチームスローガンの『WIN BY ALL!』で戦ったチームは着実に成長した。マスコミはよく『オシム・マジック』と書くが、この成長と備わった力は時間が経てば消えてしまう魔法ではないことを、選手は来シーズンの勝利で証明してほしい。(text by 赤沼圭子)2005年12月31日(土)
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