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[ 2006 ゆく年くる年:FC東京 ]
【2006 Memorial Scene】
「勝って黙らせたいです」。
G大阪戦(第28節)を前に今野選手はこう話していた。2点リードされたところから、わずか8分で3点を挙げて逆転勝利したF東京。今野選手も自ら得点し、まさに有言実行の男となった。
【FC東京 Playback 2006】
2006年のF東京は、ガーロ監督をブラジルから迎え新体制でスタートした。ガーロ監督のもと新たに作りあげようとしていたチームは、なかなか『結果』を残すことが出来ず苦しんだ。どうしても結果が出ない中、第18節より、長年F東京のコーチングスタッフとして携わってきた倉又氏が新監督として就任。『F東京らしい』サッカーを取り戻し、それを垣間見ることは出来たが、結果13位に終わってしまった。
今シーズン長いリハビリ生活から復帰した、右サイドのスペシャリスト・石川直宏が来年の課題として挙げたのは「悪い言い方をすれば、もっとずる賢くてもいい、そんなサッカーができるようになれば、もっと変わってくると思う」…まさに、試合巧者というポイントなのだろう。
来季からは2005シーズンまで指揮を執っていた原監督が復帰。「F東京らしい」サッカーに、石川選手の言うような「試合巧者」の力が加われば、優勝争いも夢ではないだろう。
Text by 日々野真理2006年12月31日(日)













