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[ 2006 ゆく年くる年:名古屋グランパスエイト ]
【2006 Memorial Scene】
7月30日の千葉戦(第16節)で、いきなり来日初ゴールを決めたヨンセン。彼の加入でチームの攻撃バリエーションが増え、若手攻撃陣・杉本、津田らが成長。外国人頼みで日本人ストライカーが成長できなかったチームにとって、いろいろな部分で新風を吹き込んだ。
【名古屋グランパスエイト Playback 2006】
フェルフォーセン監督を招へいし、新たな出発を誓った名古屋。しかし、なかなか勝星が続かず、2年連続で降格圏内争いに巻き込まれてしまった。しかし終盤の追い込みは見事だった。29節・千葉戦から浦和戦までの3連勝を含め、最終節まで負けなしの5勝1分。順位も7位へと一気に上げた。ハラハラさせた部分もあったが、フェルフォーセン監督の戦術が浸透し、結果が出はじめたのが見えた。これには、なかなか定まらなかったフォーメーションが4-3-3に、スタメンもほぼ定着したことが上げられるが、こと、ヨンセンが加入したことは大きかった。
チームの土台が出来つつあり、成長の片鱗を見せてくれたことで、来シーズンの期待はいやがおうにも高くなる。優勝争いに常に絡むことは、当然求められるだろう。しかし、今度こそは、期待を裏切らないと信じている。なぜなら、3年目を迎える杉本、津田、本田らの、さらなる飛躍も期待できるからだ。特に本田。今シーズン、チーム3位の出場時間と得点力で、U-21日本代表でも結果を出し、A代表にも招集された。近い将来、世界へと羽ばたいていくことは間違いない。その序章として、まずはチームの核となって、結果を出すこと。来シーズンは、北京五輪やA代表の絞り込みなど、いろいろな意味でターニングポイントとなり、本田にとっても勝負の年。本田が輝けば、チームも輝く。名古屋の悲願「優勝」へと導く星となってくれることだろう。
Text by 茂木美佐子2006年12月31日(日)













