フォトニュース
-
[ 2006 ゆく年くる年:京都パープルサンガ ]
【2006 Memorial Scene】
2006年開幕戦、対横浜FM戦でまさかの4失点。3年ぶりにJ1に戻ってきた京都の初戦は力の差を思い知らされる結果となった。この後、守備のもろさを露呈した京都は苦しく険しい戦いの連続を強いられることになる。
【京都パープルサンガ Playback 2006】
京都の今年を一言で言うなら「失意」、であろうか。
昨年J2を圧倒的な強さで勝ち抜いた京都だったが、J1の舞台ではその時の自信に満ちた姿は跡形もなく、積み重なる失点と、勝ちきれない試合の繰り返しで3度目の辛酸を舐めることになった。
リーグ残り9試合というところで、監督に就任した美濃部監督だったが、残留争いでは無念にも1勝もあげられないままJ2で采配を振るうことになった。
しかし、監督に就任して何よりもまず「メンタル面の強化」に乗り出し、強いリーダーシップでチームを団結させた。サポーターからも「強い気持ちで戦おうとしていることは伝わった」と、チームは変わったんだ、という美濃部監督とチームのメッセージは届けることが出来たといえるだろう。
そして、美濃部監督が熾烈な残留争いの中で、中山、渡邊、大久保と若い選手を積極的に起用したことにも注目したい。負けられない状況での若い選手の試合経験は、来季のJ2での戦い、そして、チームの成長に必ずプラスになるはずだ。
美濃部体制で0からのスタートになる京都。「強い気持ちで戦う姿勢」をサポーターに伝え続けられるチーム作りに期待したい。
Text by 武田賢宗2006年12月31日(日)













