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[ 2007 ゆく年くる年:柏レイソル]
【2007 Memorial Scene】
“魔術師”の異名に違わない魅惑のプレーを披露したフランサと、J1で10得点の大台を記録した李忠成。尊敬するブラジル人ストライカーとのプレーに喜びを見出していた若武者は、「1試合1得点」という目標にストイックに向き合うことで、いつしかチームで最も頼れる存在のひとりとなった。そして、そんな李を間近で見守ったフランサが発する、試合後の厳しい言葉の数々には、いつも温かさが滲んでいた。
※写真は5/12J1第11節:柏vs大分 @柏
【柏レイソル Playback 2007】
石崎信弘監督が今季の目標として掲げたのは「勝ち点45」。浮き沈みを経ながらも突き進んだチームは、8試合を残して見事にこの数字をクリアした。その後、新たに打ち立てた「トップ3」を叶えることこそできなかったものの、J1復帰初年度ということを考慮すれば、リーグ戦8位という結果は十分に満足できるものだった。
柏の今季の流れを大まかに表せば、前半戦と後半戦でそれぞれ「快進撃」と「停滞」が繰り返された格好となる。圧倒的な攻撃力で昇格戦線を勝ち抜いた前年のチームから、堅守を基盤としたスタイルへとシフトし、一時はリーグ最少失点も記録。運動量溢れる激しいプレスから、エースのフランサを起点としたサイドアタックで爽快な高速カウンターを幾度も繰り返した。
ただ、新加入のDF古賀正紘による守備陣の底上げ、FW李忠成、菅沼実、DF小林祐三というU-22日本代表組の成長など収穫はあったものの、近年の恒例となってしまったケガ人続出の苦境には抗えず。攻撃パターンを研究されたなかでの打開力に課題を残したことは間違いなく、終盤戦には連敗を喫するなかで自信を失ってしまう若さが出て、自慢の堅守の綻びも見られた。
「優勝争い」へと改めて目標を軌道修正して臨む来季、この1年で多くの経験を吸収した“太陽王”は、すでに続投が決まっている人情味溢れる指揮官のもとで「本当に強いチーム」へのステップアップを図る。
TEXT by 平松 順二(ISM)2007年12月29日(土)
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