明治安田生命Ｊ１リーグは、6日、7日に第2節の9試合が行われる。
3日に行われた11節のＣ大阪戦でも勝利を収め、開幕2連勝と好スタートを切った川崎Ｆは、アウェイで仙台と対戦。Ｃ大阪戦では2失点の守備に不安を覗かせたものの、攻撃陣は今季も絶好調。Ｃ大阪戦でも結果を残した三笘 薫が、今節もカギを握りそうだ。対する仙台は開幕戦で、退場者を出しながらも土壇場で追いつき、広島と引き分けた。今節も粘り強い守備を保ち、王者から勝点3を奪い取れるか。
FC東京はホームにＣ大阪を迎える。開幕戦では先制されながらも終盤に追いつき、浦和と引き分けた。強度の高い守備は保たれているだけに、攻撃面がテーマとなりそうだ。Ｃ大阪は大久保 嘉人が絶好調。2試合で3得点を記録する大ベテランが、今節もアグレッシブなプレーでゴールに襲い掛かるだろう。
開幕戦で鮮やかな逆転勝ちを収めた清水は、ホームで福岡と対戦。ロティーナ新監督の下、守備の安定感が高まり、ボールを大事にするスタイルも実現。パワフルなプレーで最前線に君臨する新加入のチアゴ サンタナが注目選手となる。昇格組の福岡は開幕戦で名古屋に惜敗。力の差を見せつけられたが、1点を奪ったのは好材料。こちらはフアンマ デルガドとブルーノ メンデスの2トップに期待がかかる。
同じく昇格チームの徳島は、ホームに神戸を迎える。開幕戦では先制しながらも逃げ切れず、大分と引き分けた。7年ぶりのＪ１復帰戦で堂々たる戦いを見せており、今節もアグレッシブなプレーを保ち、初勝利を狙う。神戸は開幕戦でＧ大阪を下し、好スタートを切った。相手に脅威を与え続けた古橋 亨梧が今節もカギを握りそうだ。
横浜FCは開幕戦で札幌に完敗。巻き返しの一戦となるなか、水曜日のルヴァンカップで決勝点を奪った伊藤 翔が起爆剤となれるか。対戦相手の大分は、開幕戦で徳島に勝ち切れず、ルヴァンカップでは神戸に完敗。苦しいスタートとなったなか、新加入の長沢 駿にかかる期待は大きい。
鳥栖はホームに浦和を迎える。開幕戦では湘南に1-0と勝利。エースの風格を漂わせてきた林 大地に注目が集まる。一方の浦和はFC東京に勝ち切れなかったものの、リカルド ロドリゲス新監督のスタイルが早くも見えている。小泉 佳穂ら新加入組もフィットしており、試合を重ねるなかでさらに機能性を高めていくだろう。
柏は開幕戦でＣ大阪に敗れ、水曜日のルヴァンカップでも横浜FCに競り負けた。2試合でゴールを奪えておらず、攻撃陣の奮起が求められるだろう。対する湘南も公式戦2試合で無得点。同様のテーマを抱えるなか、先制点が大きなカギを握りそうだ。
名古屋vs札幌は、開幕戦で快勝を飾ったチーム同士の対戦に。名古屋はマテウスが2ゴールと圧巻のパフォーマンスを見せた。新加入の柿谷 曜一朗もまずまずの働きを示しており、昨季の課題だった攻撃面に迫力が生まれている。一方の札幌は大量5ゴールを奪って横浜FCを撃破。金子 拓郎やルーキーの小柏 剛と、勢いのあるアタッカー陣が今節もアグレッシブなプレーを見せてくれそうだ。
横浜FMは、ホームに広島を迎える。前節は川崎Ｆに完敗。それでも後半に見せた反攻には可能性を感じられるもので、途中出場から勢いをもたらした前田 大然らに期待がかかる。広島は数的優位を生かせずに、仙台とドロー。昨季は横浜FMに所属したジュニオール サントスが古巣相手にどのようなプレーを見せるのか。そのパフォーマンスに注目だ。
なお、6日に予定されていたＧ大阪vs鹿島は、Ｇ大阪側に新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たことで中止となっている。
■各試合の見どころをチェック
仙台vs川崎Ｆ
FC東京vsＣ大阪
清水vs福岡
徳島vs神戸
横浜FCvs大分
鳥栖vs浦和
柏vs湘南
名古屋vs札幌
Ｇ大阪vs鹿島
横浜FMvs広島
