明治安田J1リーグは7月に第23節と24節が開催された。また未消化だった第5節の神戸vs広島、第21節の浦和vs湘南が行われ、全チームが24試合を消化したことになった。
首位に浮上したのは神戸だ。未消化だった5節の広島戦を1-0でモノにすると、そこから3連勝を達成。大迫 勇也と武藤 嘉紀の2枚看板を怪我で欠くなか、宮代 大聖とエリキが結果を出し、チームに勢いをもたらした。2連覇中の王者が地力を見せつけ、ついに順位表のトップに躍り出ている。
前月終了時点で首位の鹿島は苦戦が続いていたが、24節の柏との上位対決で勝負強さを披露し、2位に踏み止まった。逆に柏は一時は首位に立ったものの、鹿島との一戦が痛恨だった。
京都は好調を維持し、前月に続いて負けなしで乗り切った。広島は神戸との上位対決に敗れたものの、その後に2連勝で5位をキープした。6月に3連勝を達成した町田は7月も勢いが衰えず、2戦2勝で8位から6位にまで順位を上げている。
クラブワールドカップに参戦していた浦和は7月下旬にハードスケジュールを強いられ、1勝1分1敗と思うように勝点を伸ばせなかった。大阪ダービーを制するなど2戦2勝としたG大阪は復調の気配を示している。

残留争いに目を向けると、2連勝を達成した横浜FMが最下位から脱出し、18位に浮上。3試合で11失点を喫し、1分2敗に終わった17位の湘南とのポイント差を3に詰め、降格圏からの浮上を見えてきた。
逆に横浜FCと新潟は2戦2敗に終わり、前者は6連敗、後者は5連敗と苦しい状況から抜け出せなかった。横浜FCは四方田 修平監督を解任し、8月より三浦 文丈新監督の下でリスタートを切ることが決定している。













