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2025年度 第7回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年8月4日(月) 11:00

2025年度 第7回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年度 第7回Jリーグ理事会後会見発言録
2025年度 第7回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年7月29日

2025年度 第7回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年7月29日(火)16:00~
Jリーグ会議室およびWeb ミーティングシステムにて実施

登壇:チェアマン 野々村 芳和
   執行役員 樋口 順也
陪席:執行役員 窪田 慎二
   執行役員 青影 宜典
   執行役員 鈴木 章吾
司会:広報部長 江崎 康子

〔司会(江崎広報部長)より説明〕
本日開催いたしました第7回理事会後の会見を開催いたします。

〔野々村チェアマンよりコメント〕
明日「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」が開催され、リバプールFCが横浜F・マリノスと試合をします。リバプールが来日してくれることに多くのファンが期待しています。大変なことがあった中、来日してくれたリバプールには大変感謝しています。明日の試合の発券状況は68,000~69,000と、6万人後半くらいのお客様に来ていただけるのではと思っています。
明日の試合については、先日のFIFAクラブワールドカップ2025でも使用されたレフェリーカメラを日本で初めてレフェリーの胸元につけ、試験導入をします。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=2a90189f-b0bf-47be-805b-e53a97be24d7&y=&m=&q=
エンタメ的な要素というよりは、レフェリーの技術向上に役立てる名目でIFAB(国際サッカー評議会)が行っており、各国年2回までは試験導入を認めています。日本では明日の試合で1回目のトライをすることになっています。レフェリーの向上のためということもありますので、レフェリーカメラの映像はライブ配信では使用しません。
FIFAクラブワールドカップ2025でライブ配信ができたのは、特別な対応をIFABが認めたからだそうです。ただ、後にJリーグのYouTubeなど、何らかの形で日本の皆さんにもレフェリーカメラの映像を見ていただく機会を作りたいと思っています。
また、今年も対戦クラブのアカデミーチームが一緒に来日し、Jリーグの若い選手たちと試合を行う予定です。本日、明後日と2試合をJリーグインターナショナルシリーズ2025 アカデミーマッチとして味の素フィールド西が丘で行います。無料ですが、入場可能数が約7,000人強の味の素フィールド西が丘で、約7,000枚を発券しています。どのくらい実際にお越しいただけるかはわかりませんが、多くの方たちにそちらも楽しんでいただけると思っています。
夏休みということもあり、同じ年代の日本を代表して頑張っている人達がどんな試合をするのか楽しみにしている子どもたちも多いと思います。暑いですが、両チーム、怪我なくよい試合を期待しています。
もう一点、コメントさせていただきます。
FCバルセロナの試合(7月25日にヴィッセル神戸と対戦)で色々なトラブルが起きました。多くの方々の協力で試合ができたことはすごくよかったと思っています。
日本のファンの方々にとってもよかったですし、バルセロナにとっても開催できるか分からない状況は、あってはならないことだと思いますので、無事試合が出来たことは本当によかったです。
この時期、たくさんの海外クラブとの試合が日本で行われますが、日本サッカー協会(JFA)には、一定のガイドラインは持っておかないといけないのではないかということを昨日直接お話ししました。Jリーグはここ近年毎年「Jリーグワールドチャレンジ」として海外クラブの試合を実施していますが、試合が乱立することの良し悪しや、Jリーグの試合と同日に裏で試合が行われることの良し悪し等、色々なことを考えなければならないと思いますので、国内で実施する海外クラブの試合に関するルールを協会としてしっかり作った方がよいのではないかとお伝えしました。
メディアの皆様はご存知だと思いますが、国内で何らかの試合を行う場合は、試合をしたいと希望する団体に対し、最終的にはJFAの承認が必要となります。Jリーグは毎年色々なところから(試合開催に関する)お話を頂きながら、日本サッカーのために良い形となるよう実施していますが、残念ながらそうでないものがいくつかあります。そのため、JFAと一緒に日本のサッカーの価値を守るという意味からも、ルール設計をした方がよいと個人的にも思っています。それをJFAとJリーグとで進めていくことにしたいと思っています。

〔質疑応答〕
Q:バルセロナの試合の件ですが、主催者であるはずのヤスダグループが、WebサイトにJリーグの6クラブくらいを取引先として記載していましたが、この件でクラブに対してリーグから連絡をとったのでしょうか?会社の事情も色々あると思いますが、どこまでガバナンスの問題になっているのでしょうか。この試合だけでなく、他の試合や企業についても、リーグがどのように捉えているか教えてください。

A:樋口執行役員
個別のクラブの状況まではこの場では申し上げられません。取引先に記載のあった6クラブと一致しているかはわかりませんが、今年当該企業と取引をして試合をしている6クラブとは連携して、情報を共有しています。

Q:JFAともルール作りの連携をした方がよいとのことでしたが、どのようなことをルール作りの根幹にしたいとお考えか教えてください。

A:野々村チェアマン
日本サッカーの価値をどう上げていくかがベースになると思います。毀損する可能性があるものについてはYesが出せないということを、どうルール化するかということです。これは、自由競争でもある中、難しいことだと思いますが、最後はJFAがどのように判断するかが重要ですので、予め(より整備された)基準を一定程度持っておく必要があると思っています。

Q:このところサポーターによる処分案件が、一昨日ガンバ大阪から出されたり、横浜F・マリノスからもあったり等、大変増えています。安心、安全で女性も子どもも楽しめるというのがJリーグのスタジアムの非常に大きな、世界に向けてのアピールポイントだったと思うのですが、こういう形で阻害される状況について、チェアマンからご意見、また対策を各クラブに指示するなどお考えでしたら教えてください。

A:野々村チェアマン
(事案が発生した場合の初動対応について、リーグがクラブに)指示するというより、各クラブがまずは対応を行う必要がある中、各クラブがしっかりと対応をしてくれていると思います。安心・安全が日本らしさの大きなところなので、熱量を保ちながら、それをどう守っていくかは、クラブが現場でどう対応するかにかかっています。自分がクラブをやっていた時も同じ感覚でやっていましたので、そこに期待したいと思います。サッカーというスポーツは感情の振れ幅が大きいスポーツなので、優しい温かい気持ちから高い熱量までの間でいかにリスペクトを持って接していくか、今一度関わる人たち皆が考えるきっかけになっているのではと思っています。

※補記 個々の事案については関係するクラブがリーグや一部外部機関等とも連携し継続対応しています。

Q:クラブワールドカップに行かれての所感をお伺いします。どのような大会に映ったのでしょうか。
当該クラブの話をJリーグに全体の当てはめることは難しいところもあるかもしれませんが、今後Jリーグ勢が大会で勝つために必要だと感じた事などあれば教えてください。

A:野々村チェアマン
FIFAワールドカップ26の前哨戦的な意味合いはあったかもしれないですが、総じてよい大会であったと思います。私は1週間くらい滞在し、浦和レッズの2試合のほか、南米のチームを見ておきたいと思い、ブラジルのチームを中心に観戦しました。
ブラジルのサポーターの熱量はすごく、彼らの熱量を感じるだけでも私にとっては刺激的でした。
クラブとして、Jリーグとして成長していかなくてはいけないところはたくさんありますが、海外のチームとの真剣勝負の場、日本のチーム以外との真剣勝負の場をいかに増やしていけるかが大事だと思いました。また選手人件費において、優勝、準優勝したクラブとは当然差があるので、数年、十年単位で埋めていかなくてはいけないとも思いました。
ブラジルのクラブはこんなに戦えるんだ、ということもある種の驚きでした。改めてブラジルのクラブの経営規模を見たところ、ベスト4に入ったフルミネンセFCは90億円くらいの人件費で、総売り上げが120億、ないし130億円です。ブラジルのチームの売り上げに対する人件費は高い。目の前の試合に勝ちに行くとなるとそうかもしれませんが、いかに投資をしていくかと考えた時、ヨーロッパ、南米の方がクラブ、リーグ全体で色々なことを考えていることが数字上は見えました。
浦和は総売り上げ100億円のうち人件費は30数億円というのは、出場した中では上位ではありませんが、ブラジルと比べると、対ヨーロッパほど差はありません。まだ成長しなくてはいけませんが、やり方によっては十分上に行けるのでは、というのが総括です。

Q:(先ほど出たプレシーズンマッチに関する)JFAとのルール作りに関して、JFA側の反応や、『実際に進めていきましょう』といった感じになっている認識でしょうか。

A:野々村チェアマン
最終的にはJFAが許可を出すかどうかでこういった大会は成り立っていますので、(ルールの整備は)やると思っています。
A:樋口執行役員
今後議論をしていこうという話をいただいている状況です。ただ、厳しいルールにしすぎるのも競争の観点からよくないこともありますので、非常に難しい議論になるという話をしています。

Q:ヤスダグループに対して、JリーグやJFA側から何かしらの調査を行ったり、コンタクトをとったりしているのでしょうか。その際に、気になる部分やひっかかる部分はなかったということでしょうか。

A:樋口執行役員
リーグとして取引する可能性があった際に、事前の確認等は、昨年か一昨年に実施いたしました。対外的に公開できる情報はございません。

Q:Jリーグ側からの何らかのアクションはとったのでしょうか。

A:野々村チェアマン
今回の件は、「Jリーグとして何かを行う」といった案件には該当しないこともご理解いただければと思います。例えば、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025の場合、Jリーグの立場は主催者として、実施についてはJFAに申請をし、最終的にJFAの承認を得る立場です。ヤスダグループも試合を主催する立場であることから、Jリーグは別事業を行うヤスダグループに対してYES/NOを判断するような立場ではありません。

〔司会(江崎広報部長)より説明〕
本日の発表事項は、決議事項が3件、その他報告事項が2件となっています。その他報告事項の一つ目、「2024年度クラブ経営情報開示(確定版)」につきましては、メディアチャンネルおよびコーポレートサイトに資料を展開しています。プレスリリースは全部で4件です。まずはクラブ経営情報開示からご説明いたします。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/club_info/club_doc-2024.pdf
5月に速報版をご説明し、今回3月決算の柏レイソル湘南ベルマーレの2クラブも決算が確定いたしましたので、60クラブで更新した内容をメディアポータルの各種資料とコーポレートサイトで公表しています。詳細のご説明は割愛いたしますが、5月理事会後会見の速報版でご説明させていただいたサマリーからは大きな変更はございません。
60クラブの売上高の合計が、過去最高の1,725億円、前期比114%、増収となったクラブは48クラブと速報版でお伝えしていましたが、柏レイソル湘南ベルマーレも該当し、増収は50クラブへ更新しています。リーグの売上高を足し合わせますと、1,900億円超が確定いたしました。詳細は、資料をご確認ください。

決議事項の3点に関しましては、このあといずれもフットボール本部 樋口より補足説明させていただきます。先ほど野々村が申し上げました「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団」のレフェリーカメラの試験導入に関しましても、プレスリリースを配信していますので、後ほどご確認ください。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=2a90189f-b0bf-47be-805b-e53a97be24d7&y=&m=&q=

《決議事項》
1. 2025/26競技規則「キャプテンオンリー」実施決定
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=0e09548d-7ec8-48bc-8719-78becc5c3b71&y=&m=&q=
先日、6月24日に、2025/26の競技規則の適用日をリリースいたしましたが、各競技会の判断により適用の決定ができる「キャプテンオンリー」については、決定次第改めてお知らせするとしていました。今回の理事会で「キャプテンオンリー」についても、公式試合について、Jリーグとして8月からの導入が決定いたしました。J1が8月9日、J2が8月2日、J3が8月16日、いずれも夏季中断期間をあけた再開日から適用いたします。
キャプテンオンリーの手続きの詳細はJFAが先行して公開しているガイドラインをご確認ください。
https://www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_250619_03.pdf
試合中のすべてのシーンで選手と審判とのコミュニケーションはキャプテンしかできないという誤解が少し聞かれますので、適用に至ったプロセスと併せガイドラインについて樋口から補足させていただきます。

〔「キャプテンオンリー」について樋口執行役員より説明〕
当規則の話が始まってから60クラブも含めて様々な議論をしてきました。FIFAクラブワールドカップ2025の状況、また国際大会でいえばUEFA EURO2024でも導入されていましたので、そういったものを見ながら進めてきました。「キャプテンオンリー」という名前だけ聞くと、キャプテン以外、コミュニケーションを取ってはいけないのではないかといった印象も最初はあり、慎重に考えていました。しかし運用を見ると、通常のやり取りはキャプテン以外も認められています。選手会の皆さんとも議論する機会においても、キャプテンがGKの場合、また外国籍選手の場合はどうするのかといった話もありましたが、この点もガイドラインで問題なく運用できる旨が記載されていましたので、シーズン中に運用しても大きな混乱は来たさないと判断し、このタイミングから導入することを決定いたしました。
なお、明日の明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025も新しい競技規則で行われる予定です。

2. 2026特別シーズンからの「選手登録枠」・「ホームグロウン制度」について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=c6170167-4231-4799-bf9d-2e16031242ba&y=&m=&q=
〔司会(江崎広報部長)より説明〕
2026特別シーズンからの「選手登録枠」・「ホームグロウン制度」について。2026シーズンから選手の登録枠について上限を設けないという決議を行いました。
ホームグロウン制度に関しては、現行はJ1で4名、J2、J3で2名ずつ、初回の登録ウインドーまでにホームグロウン選手を登録していなければならないというルールになっていますが、こちらについては、2026特別シーズンについては継続することとなりました。2026/27シーズンについては継続検討中となります。

〔2026特別シーズンからの「選手登録枠」・「ホームグロウン制度」について樋口執行役員より説明〕
ホームグロウン制度は、抜本的にどうしていくかを考えているところです。U-21JリーグやABC契約撤廃など、様々なものが連動する中でまだ結論が出ていませんので、一旦継続いたします。
選手登録上限は、かなり大きな決断だと思っています。ABC契約を導入した約25年前のタイミングから、A契約のみですが、各クラブの保有人数には上限がありました。
来年からABC契約がなくなる中、現在のA契約27名を無くしても、同様のABC契約全体で35名程度になるとすれば、新しい規約でプロ契約35名といった枠を作るのか。またACLを戦うクラブは、現在ACLに年齢制限のないリストA25名に、21歳以下のリストBの選手10名を加えられるというルールがありますので、こういったものに準ずるルールにしてもよいのではないかというような議論もしていました。様々な議論をする中で、ルールがなくても、選手を過剰に保有をし、試合に出られる選手が少ないクラブが現実的に発生するかというと、選ぶ側の選手の観点からもおそらくそういったクラブは選ばれなくなる、といったことを考えると、逆に何か規制をかけるよりは、少し自由度を持つタイミングではないかという判断をしました。今後、10年、20年たったときに、また制限しなければいけないような状況になれば、そのときに議論するということで、今回はルールを撤廃するという決断をしました。

3. 2026特別シーズンにおける特別大会について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=f649a4c0-c20a-4333-b55d-8e6b2ee65d2a&y=&m=&q=
〔司会(江崎広報部長)より説明〕
来季のシーズン移行に向けて、2026年の前半、1月~6月までの半期について「2026特別シーズン」として設定し、特別大会(仮称)を開催いたします。すでに2024年12月理事会後会見で大会概要を発表していますが、本日の理事会では新たに大会スケジュールを決議し、今後の各種発表予定とともにプレスリリースにまとめています。2026特別シーズンに開催を決定している大会として、J1リーグ特別大会(仮称)、J2・J3リーグ特別大会(仮称)を開催します。

〔2026特別シーズンにおける特別大会について樋口執行役員より説明〕
昨年の12月に開会概要について発表いたしましたが、決定すべきことが数多くあり、半年以上議論しながら、発表できるものは発表するという趣旨で進めています。
特別大会の期間中(2026年1月~6月)には、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯は開催されず、特別大会のみを開催します。
ヴィッセル神戸サンフレッチェ広島FC町田ゼルビアガンバ大阪が出場するAFCチャンピオンズリーグエリート、AFCチャンピオンズリーグ2は、この夏から始まる大会の後半戦が特別大会の期間に開催されます。
大会のスケジュールについて本日の理事会にて決議しています。
地域リーグラウンドとプレーオフラウンドが分かれる大会となります。(地域リーグラウンドが2月7日・8日から5月23日・24日まで。プレーオフラウンドは第1戦が5月30日・31日、第2戦が6月6日・7日に開催。)
今回特殊なのは、非常に短い期間で開催されることです。「0.5シーズン」と呼ばれることが多いのですが、来年はワールドカップが開催され、出場する選手の公式の休暇期間が5月25日から始まりますので、実質3ヵ月強しかない大会になります。昨年の12月に発表した大会方式を検討している際も、短い期間の中で、いかにファン・サポーターやステークホルダーの皆さんに喜んでいただけるような価値の高い大会にできるか、ということを議論しました。通常のスケジュールで試合を実施すると、リーグ戦や順位を決めるプレーオフも難しいことから、まずは「降格をしない」という判断の中で、試合日程については少し自由度をもった大会にできないかを議論しました。
J1の大会も含めて、3月のインターナショナルウインドウの期間、日本代表が試合をしているタイミングでも試合を行うことになっています。また、ワールドカップ出場選手の公式の休暇期間が、地域リーグラウンドが修了した翌日の5月25日(月)から始まることになることから、残念ながら順位を決めるプレーオフラウンドにはワールドカップに参加する選手は出場できません。
様々な議論をするなかで、開幕のタイミングは、実は降雪地域クラブから、今回に限っては、もう1週早めたらどうかという提案をいただきました。そういったことを含め60クラブで議論し、本大会においては通常よりも開幕を早めるという特別の措置をいたしました。
登録ウインドーについては、特別シーズンについてもFIFAのルール上「1つのシーズン」に当てはまるので、ウインドーを2回設置することはできますが、2回置いてしまうとほとんどずっと移籍が発生するというようなことになるため、登録ウインドーは1回にすることを決定しました。
大会名称は特別大会という名称にしていますが、正式な名称や、レギュレーション等については、現在様々な検討をしています。早ければ来月、遅くても9月には発表したいと考えています。
地域リーグラウンドのグループの組み合わせについては、今シーズン終了時に昇格・降格が決まらないとグループ分けができないので、昇降格が決まった後、実行委員会と理事会での議論を経て12月の理事会後に発表いたします。これも、自動的に地域で分けてしまうと、おそらくJ2・J3リーグは北の方の降雪地域のクラブが固まってしまい、2月・3月にどこのクラブもホームゲームができないということになってしまいますので、地域性だけではなく、一定の分散させたいと考えています。
また、自動的で決めると同じ都道府県で所属する地域が分かれてしまうケースも出てきますので、地域性、交通の便なども踏まえ調整の上決定します。
こうした検討の背景についてもリリースに記載しておりますので、ご参照ください。

〔質疑応答〕
Q:地域リーグラウンドのグループ分けについて。昨年12月に特別大会が発表されたときには、グループのイメージは東西、南北で分けるイメージだったと思います。地域調整、同じ県内のチームを分けないようにした場合でも、およそ東西、南北などの地域で分かれることになるのでしょうか。

A:樋口執行役員
基本的には、まず地域性を最優先したいと思っています。J2・J3大会では北のクラブは降雪地域に相当すると思いますが、そうした地域のクラブでも、2月の終わりごろからホームゲームができるクラブもあれば、3月の半ばまでできないというクラブもありますので、クラブの状況も見て、できる限り地域性を重視して大会を行うための微調整を行うことになります。

Q:決算がそろいましたが、シーズン移行をするにあたり、決算期を改めて変えることはリーグからクラブに促しているのでしょうか。

A:青影執行役員
クラブの皆様にはあらゆる可能性をお伝えしたうえで、一旦リーグの方針だけはお伝えしています。我々、公益社団法人日本プロサッカーリーグは、決算期を変える方針が決議されればそのような形になりますが、必ずしもクラブにはそれに合わせてほしいというコミュニケーションはとっていません。決算期をどのように選択するかによって、クラブライセンスやクラブの経営上の予算の取り方、またリーグとの関係性以外で言うと、クラブの親会社との関係性も含まれますので、そうした複合的な要因を加味した上でベストな選択を取っていただきたいとお伝えしています。

Q:レフェリーカメラの件で質問です。
確認ですが、日本のサッカーでのレフェリーカメラの導入は初ということでしょうか。ハンドボールではすでにレフェリーカメラを実験的に導入しています。

A:江崎広報部長
サッカーでは初となります。IFABが整備しているフローに則り、各国2回までの試験導入というなかで、Jリーグでの初回が「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」となります。

Q:今回導入したレフェリーカメラのメーカー、システムの名前の公表はしないのでしょうか。

A:江崎広報部長
現時点での公表は考えていません。

 

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2025年12月6日(土)14:00 Kick off

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