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2025年度 第8回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年8月29日(金) 16:50

2025年度 第8回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年度 第8回Jリーグ理事会後会見発言録
2025年度 第8回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年8月26日

2025年度 第8回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年8月26日(火)16:00~
Jリーグ会議室およびWeb ミーティングシステムにて実施

登壇:チェアマン 野々村 芳和
執行役員 窪田 慎二
陪席:執行役員 青影 宜典
執行役員 鈴木 章吾
司会:競技運営部兼広報部 吉川 光敏

〔司会(広報部 吉川)より説明〕
本日開催いたしました第8回理事会後の会見を開催いたします。
本日の理事会の決議事項は一件となります。
では冒頭、野々村チェアマンより一言ご挨拶させていただきます。

〔野々村チェアマンよりコメント〕
本日理事会で決まった決議事項についてご説明いたします。
2026/27シーズンからJ3クラブでの指導者ライセンスを「JFA Aジェネラル」でも指揮がとれるよう、基準を変更することにいたしました。
指導者の環境も色々あると思いますが、より多くの指導者にチャンスがあるようにするにはどうしたらいいかということ、また選手を早期にリタイアして指導者を目指している人たちも多く、世界では30歳くらいでトップリーグのトップカテゴリーの指導者になっていくというようなことも普通にある中で、日本でも同じようなチャンスを与えるにはどうすればいいのかを考え、このような決定に至りました。J3クラブで「JFA Aジェネラルライセンス」以上を保有する者(またはJFA技術委員会において「JFA Aジェネラル」以上のライセンス相当と認められた者)をトップチームの監督に置き、そこで昇格という結果を出した方に対しては、翌年、上のカテゴリーJ2でも指揮をとりながら「JFA Proプロライセンス」を取りにいけるようにもしたいと考えています。
さらに、ここからはJFAと協議になりますが、どのような内容で、プロクラブの指導者としての必須項目は何なのかということを議論しながら、ある程度コンパクトに「JFA Proプロライセンス」が取得できるようにしていきたいです。日本のサッカー界の中で指導者の環境をより良い方向にしていく大きな流れの一つが本日決まったと、ご理解いただければと思います。
こちらが本日の理事会の決議事項です。

もう一点、審判改革をどうしていこうかということは常に議論していますが、引き続き審判の環境をより良くしていくにはどうしたらいいかを本日も話し合いました。競技規則などのルールをよく覚えることなどの当たり前のことに加えて、現在のフットボールがどうなっているのか、戦術的なことなどの潮流をどこまで審判が理解しているのか、選手がどう感じ考えているのかを、審判の皆さまにお伝えしていくということは、より現場に近いJリーグが貢献できることだと思っています。その点をより強調しながら、審判の皆さまに選手の気持ちの面や戦術的なことなどフットボール全体の理解度を高めてもらうことを実施した方がいいのではないかと考えてきました。
また、より良いフットボールを作っていくためには、お客様への見せ方もすごく大事だと思います。例えば、最近世界でも実施されているVAR判定時に、レフェリーがマイクで事象を説明することは、興行的な観点からも、より良いものを見せていくためにも必要なことだと思うので、そうしたことを始められるようにした方がよいと思っています。これからJFAと一緒に変えていけるとよいという話が理事会でもありました。
Jリーグの場合は、VARでオンフィールドレビュー(OFR)があった場合は、どの会場でもレフェリーが見ている映像と同じものが大型映像装置に映るため、何が起こっているのかは観戦しているお客様にも伝わっている可能性が高いと思いますが、初めて来場した方や、サッカーをそれほど見たことがない方には、言葉でお伝えした方がより分かりやすいため、マイク(で説明すること)を導入するということも、今後しっかり考えていかなければいけないのではと思っています。

〔質疑応答〕
Q:J3で「Aジェネラル」を持った方が昇格した場合は、J2は本来なら「JFA Proライセンス」が必要ですが、「Aジェネラル」のままJ2の指揮を執れ、その間に「JFA Proライセンス」をとっていくということになるのでしょうか?

A:野々村チェアマン
基本的にはそうなります。獲得した権利の効力は1年間なのか、J3で勝ったというこの結果はその個人の監督が受けた権利と考えれば、Aというクラブで昇格しても同じカテゴリーのBというクラブに引き抜かれることもあるので、その対応をどうするかなど、これから考えないといけません。個人的な考えはありますが、これからJFAと協議していきます。
いずれにしても、J1・トップカテゴリーには行けない、ということは決まると思います。

A:窪田執行役員
本日の発表内容はリリースに書いてある通りです。昇格した監督については、J2でも指揮が執れ、それと同時にプロライセンスが受講できるように、という方向で関係各所と協議を進めている段階です。チェアマンが説明したとおり、それに付随する件につきましては、詳細を詰めている段階ですので、今後詳細がまとまりましたらご報告させていただきます。

《決議事項》
1.2026/27シーズンからのJ3クラブ監督指導者ライセンスの基準変更
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=c3558635-084f-420a-a90a-3ed686cda788&y=&m=&q=
2026/27シーズンからのJ3クラブ監督指導者ライセンスの基準変更について、改めてご説明いたします。目的は、監督指導者ライセンス基準を変更することで、若くて可能性がある方々、新たな指導者人材の登用をこれまでよりも調整しやすい機会を作っていくというところです。

■変更内容
【変更前】
J3クラブは、有効な JFA Pro ライセンスを保有する者(または JFA 技術委員会において JFA Pro ライセンス相当 と認められた者)をトップチームの監督に置かなければならない。 
【変更後】
J3クラブは、有効な JFA A ジェネラルライセンス以上を保有する者(または JFA 技術委員会において JFA A ジェネラル以上のライセンス相当と認められた者)をトップチームの監督に置かなければならない。 
※なお、J3クラブが AFC クラブ競技会に出場する場合は JFA Pro ライセンスが必須である 
■変更時期
2026/27 シーズンより運用開始 

指導者ライセンスの詳細については、JFAから出している指導者養成講習の紹介ページをご参照ください。
https://www.jfa.jp/coach/official/training.html
関連する諸規則については、今後、社員総会および理事会にて決議していく予定です。

〔質疑応答〕
Q:9月からACLエリート(AFCチャンピオンズリーグ Elite 2025/26)が始まります。昨年、ヴィッセル神戸が、山東泰山の辞退により順位が3位から5位に転落といったこともありました。今年、新シーズンが始まることで、何かアナウンスがあったのかを含めて教えてください。

A:窪田執行役員
AFCからACLエリートのレギュレーションが発表されており、その中に昨年と同様の問題が起きたときの勝点の計算方法が記載されています。
分かりやすくいうと、勝点を消化試合数で割るという方法で比較をする方向になっています。昨年の問題がありましたので、JリーグもJFAとともに、このように改善するべきではないかということを、AFCに対して申し出ていました。AFCの競技会委員会の中に宮本恒靖会長も入られていますので、そこでの議論を経て、AFC理事会で方向性を定め、レギュレーション変更に至ったと認識しています。

 

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