明治安田Ｊ２リーグは4日と5日に第32節の10試合が開催される。
首位の水戸はアウェイで最下位の愛媛と対戦する。前節は藤枝を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。ともにゴールを決めた山本 隼大と大森 渚生が形成する左サイドが今節もカギを握りそうだ。対する愛媛は大分を下し、11試合ぶりに白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった佐藤 亮に今節もかかる期待は大きい。
千葉vs長崎は自動昇格ラインをまたぐ3位と2位の直接対決となる。両者の勝点差はわずかに1で、この試合の結果によって順位が入れ替わる可能性がある。千葉は前節、熊本と引き分け、連勝はならず。2戦連発の呉屋 大翔が今節も結果を残せるか。長崎は秋田と引き分け、2試合連続のドローとなったが、13試合負けなしとした。1-0で勝利した前回対戦で決勝点を挙げた山﨑 凌吾が再び大仕事をやってのけるか。
仙台vs大宮は4位と6位の上位対決となる。仙台は前節、札幌に快勝を収め、2連勝とした。2試合連続で3得点と攻撃に勢いが生まれるなか、2戦連発の相良 竜之介が今節も重要な役割を担うだろう。大宮は磐田に競り勝ち、連敗を3でストップ。宮沢 悠生監督の初陣を白星で飾っている。全得点に絡んだカプリーニとオリオラ サンデーの2トップが、再び輝きを放てるか。
5位の徳島はホームに今治を迎える。前節は富山を撃破し、4試合ぶりの勝利を手にした。もっとも今節はその試合で2ゴールをマークしたトニー アンデルソンが出場停止となるだけに、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。今治は鳥栖と引き分け、連勝はならなかった。終了間際の失点で勝ちきれなかっただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。
札幌はホームに山形を迎える。前節は仙台に0-3で敗れた。3点を奪われた守備の修正もさることながら、形を作れなかった攻撃陣の奮起が求められる。対する山形は山口に2-1で競り勝った。サイドバックながらここ4試合で3得点を記録する岡本 一真に今節も期待がかかる。
藤枝はホームで富山と対戦。前節は水戸に敗れ、3試合ぶりの黒星となった。わずかシュート5本で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。富山は徳島に敗れ、9試合勝利がない。加入後まだゴールのない小川 慶治朗が苦しむチームを救う結果を残したい。
甲府はホームに磐田を迎える。前節はいわきに競り勝ち、5試合ぶりに勝点3を手にした。2点のビハインドを跳ね返した勢いを今節にも持ち込み、プレーオフ出場への望みをつなぎたい。磐田は大宮に敗れ、2連敗となった。今節を前にジョン ハッチンソン監督を解任し、安間 貴義新監督の下でリスタートを切る。再建を託された新指揮官は、かつて率いたチームを相手にいかなる采配を見せるのか。その手腕に注目だ。
秋田はホームで大分と対戦する。前節は長崎と引き分け、4戦負けなしとしたが、勝ちきれない試合も目立つ。勝利した前回対戦で2ゴールをマークした佐藤 大樹が再び結果を残せるか。大分は愛媛に敗れ、連勝はならなかった。得点力不足に苦しむなか、加入後まだゴールのない落合 陸に結果が求められる。
山口はホームに鳥栖を迎える。前節は山形に敗れ、2連敗となった。18位と降格圏に沈むなか、前回対戦で引き分けた相手を撃破し、浮上のきっかけを見出したい。一方の鳥栖は今治と引き分け、3連勝はならなかった。3戦連発と調子を上げてきた西川 潤に今節も期待がかかる。
熊本はホームでいわきと対戦する。前節は千葉と引き分け、2試合勝利がない。3試合連続複数得点と攻撃は機能するだけに、守備陣の奮起が求められるだろう。いわきは甲府に敗れ、こちらも2試合勝利がない。2点を先行しながら逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがテーマとなる。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs山形
千葉vs長崎
藤枝vs富山
仙台vs大宮
甲府vs磐田
秋田vs大分
山口vs鳥栖
徳島vs今治
熊本vsいわき
愛媛vs水戸
