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2025年度 第10回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年11月5日(水) 14:30

2025年度 第10回Jリーグ理事会後会見発言録

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2025年度 第10回Jリーグ理事会後会見発言録
2025年度 第10回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年10月28日

2025年度 第10回Jリーグ理事会後会見発言録

2025年10月28日(火)16:00~
Jリーグ会議室およびWeb ミーティングシステムにて実施

登壇:執行役員 青影 宜典
   執行役員 樋口 順也
   経営基盤本部 本部長 大城 亨太
陪席:執行役員 窪田 慎二
   執行役員 鈴木 章吾
司会:広報部長 江崎 康子

〔司会(江崎広報部長)より説明〕
本日開催いたしました第10回理事会後の会見を開催いたします。本日は全体で3件ほどお知らせがございます。
各項目については広報と担当執行役員並びに本部長からご説明およびご回答いたします。

〔司会(江崎広報部長)より説明〕
本日開催いたしました第10回理事会後の会見を開催いたします。本日は全体で3件ほどお知らせがございます。
各項目については広報と担当執行役員並びに本部長からご説明およびご回答いたします。

《決議事項》
1.2026/27シーズン 明治安田Jリーグの開催期間について(江崎広報部長より説明)
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/article/15725
2026/27シーズン明治安田Jリーグの開催期間および、各昇格プレーオフ、J3・JFL入替戦の開催日を以下の通り決定いたしました。

■第1節
明治安田J1・J2・J3リーグ:
2026年8月8日(土)・9日(日)
*7日(金)の開催可能性あり

■最終節(第38節)
明治安田J1リーグ:
2027年6月5日(土)・6日(日)

明治安田J2・J3リーグ:
2027年5月22日(土)・23日(日) 
※最終節は各カテゴリーごと全試合同日開催・同じ時刻でのキックオフが原則となります

■昇格プレーオフ、J3・JFL入れ替え戦
J1昇格プレーオフ:
準決勝 2027年5月29日(土)・30日(日)
決勝 2027年6月5日(土)・6日(日)

J2昇格プレーオフ:
準決勝 2027年5月29日(土)・30日(日)
決勝 2027年6月5日(土)・6日(日)

J3・JFL入れ替え戦:
第1戦 2027年5月29日(土)・30日(日)
第2戦 2027年6月5日(土)・6日(日)

シーズン移行後の幹となるリーグ戦の日程につきましては、クラブや関係各所の準備に際し、まずは始まりと終わりをピン留めするために今回決議し、先立ってお知らせいたします。各リーグ戦の大会方式や他の大会の開催等につきましては、今後決定し、お知らせができるタイミングでご案内させていただきます。
今シーズン、2025シーズンにつきましても入場者数が好調で、最新の(全カテゴリー含む)総入場者数は昨対比108%で推移しています。11月中には過去最高を記録した昨年度の入場者数を上回る見通しとなっていますので、改めてご案内させていただきます。

【質疑応答】
なし

2.Jリーグ入会審査(J3)結果について(江崎広報部より説明)
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/article/15724
本日開催いたしました理事会で、Jリーグ入会申請のあった3クラブ、ラインメール青森、レイラック滋賀、ヴェルスパ大分についてJリーグ(J3)への入会を条件付きで承認いたしました。
11月23日開催のJFL最終節においての最終順位、平均入場者数および年間入場料収入の要件を満たすことが条件となります。JFL最終順位1位のクラブは自動で入会が確定し、最終順位2位のクラブはJ3・JFL入替戦に勝利することで入会が確定いたします。参考としてJリーグ入会審査の各項目を抜粋していますので併せてご確認ください。

【質疑応答】
なし

《報告事項》
・シーズン移行に伴うクラブへの支援について(青影執行役員より説明)
本日理事会の中で一部決議事項として採択されたものがございますので、それも含めて全体像をご報告いたします。
2023年12月の理事会で決議された際にもお伝えいたしましたが、Jリーグの次の10年で目指す姿の実現に向けて、約108億円をシーズン移行の財源として活用することを決議しています。内訳の詳細につきましては、クラブの皆様や理事会の皆様と議論を重ねており、一部まだ最終決議に至っていないものもありますが、108億円のうち、施設整備に50億円、(冬季および夏季)キャンプの費用補填に40億円の資金を準備したいと考えています。
また移行に伴い、クラブでは決算期の変更も含め、スポンサー様との契約の変更や、特別シーズンを含めたシーズン移行後の集客につきましても最善を尽くすものの、少なからず何らかの影響があった場合に備えて、リスク対応費として18億円準備しています。それぞれにつきまして、全体が確定するのはお伝えしている通り、12月の社員総会となります。
社員総会で、来年および再来年に向けての1.5年間の予算を決議し、詳細を確定する予定ですが、施設整備の50億円の使い方については、本日理事会の中で決議されましたのでご報告いたします。
施設整備は、なかなか短期間で整備ができるものではなく、項目によっては少し時間がかかったり、また準備も長期間となりますので、それに向けて他の項目より先んじて準備をいたしました。

■「Jリーグ降雪エリア設備整備助成金」概要
助成概要をご案内いたします。名称は、Jリーグ降雪エリア施設整備助成金といたします。
50億円の予算について、降雪エリアのクラブを対象に、施設整備に均等に助成することを制度化いたしました。助成対象となる施設につきましては、どのような気候環境によってもスポーツができるエアドーム型の設備、練習場を中心としたピッチの下をヒーティングシステムによって温めることにより融雪する機械、ピッチ自体をカバーするピッチカバーシステム等の様々な施設が対象となります。地域の事情やクラブの現状を踏まえ、クラブが地元と協議の上メニューを選択し、ニーズを踏まえて意思決定し、申請いただく予定となっています。今回、Jリーグからの直接財源のみを今回助成制度として定めていますので、全クラブ合計でも50億が上限ですが、案件によっては助成金を越えて建設および敷設コストがかかるものもございますので、引き続き他の団体、特にJFAと協議しながら資金を獲得し、クラブと共に対応していく方針です。
それにあたり、まずはJリーグが直接サポートさせていただく助成金について決議いたしました。細かな運用面につきましては、これから一部調整しなければならないものもありますので、実際申請があり、可決されたタイミングで改めてご説明したいと思います。
出発点として、今回降雪エリアの施設整備という観点で整備助成金が設定されましたが、Jリーグは、引き続き全国どこでも年間を通じて誰でもスポーツを気軽に楽しむことができる環境を整備していきたいと考えていますので、降雪エリアのみならず、暑熱対策等も含め、全国の皆様がスポーツを楽しめる環境の整備をサポートしていきたいと思っています。

【質疑応答】
Q:各クラブの申請金額の上限ルールは決まっているのか。方針等を教えてください。

A:青影執行役員
1クラブあたり3.8億円を上限にしています。

Q:現在把握されている中で、何クラブからの申請があるか、また試算などを教えてください。

A:青影執行役員
タイミングに関してはそれぞれのエリア、クラブに応じて準備する期間を含めて同じタイミングではないと思っています。来年整備するクラブもあれば、再来年、もしくは3年後というクラブもあると思っています。個別にクラブの意向を確認している中では、降雪エリアを対象としたクラブにおいては、全クラブがこの制度を利用したい意向があります。
一方、皆がエアドームという訳ではなく、エアドーム以外のニーズもあることから、今後より具体的な検討を各クラブがしていきます。現時点では、明確にそれぞれが何クラブになるかは分かりませんが、全クラブが利用予定です。

Q:均等に助成するというのは、金額を同額にするという意味でしょうか。

A:青影執行役員
金額の上限額が均等になるよう助成するという意味です。

Q:3.8億円以下で申請するクラブはあまり想定していないのでしょうか。

A:青影執行役員
施設の項目によってはその可能性はあると考えています。

Q:3.8億円以下で申請した場合、結果的に少なくなるクラブはあるかもしれないということでしょうか。

A:青影執行役員
そのとおりです。

Q:3.8億円以下であれば全額この助成金を使えるのか、もしくは事業の何割までなのか。50%まではJリーグが出すなどのルールはありますか。

A:青影執行役員
基本的には上限に達するまでは100%出したいと思っていますし、複数回であっても、金額の範囲内であれば、別途申請内容を見て確認し、理事会で決議のうえ認められる場合もあります。

Q:クラブ数は13クラブほどが対象ということで良いでしょうか。

A:青影執行役員
そのとおりです。 (*注釈:現時点で12クラブが該当)

Q:暑熱対策という話もありましたが、今回については降雪地域のみという認識でよいですか。

A:青影執行役員
はい。50億円を財源としたメニューとしては降雪エリアのクラブを対象としています。(暑熱対策については)短期的ではなかなか用立てることは難しいと思っていますが、今後、中長期では暑熱対策を含め、しっかりとスポーツができる環境を整える必要があります。Jリーグはその使命感を持っているので、そういった枠組みも別途検討していきたいと考えています。

Q:規模によって違うと思いますが、エアドーム、ヒーティングシステム、ピッチカバーシステムを作るのに概算でどの程度かかるのでしょうか。

A:青影執行役員
クラブの求めるスペックによって上下動するので、現状では申し上げにくいのですが、3.8億円で収まる施設はあまりないと考えていただければと思います。ほぼそれを超える金額になると思いますので、その他の資金調達が必要になってきます。そこもクラブのみに任せることなく、Jリーグも主体的にしっかりと対応していきたいと考えています。

Q:どのシステムでも3.8億円ではカバーできないのでしょうか。

A:青影執行役員
ピッチカバーシステムについては収まる可能性はあります。

Q:3.8億円という金額をどうしていくかが非常に重要になると思うのですが、この事例がうまくいけば、国やスポンサー、他競技など色々なところに影響をもたらせるスキームになると思います。そのあたりの現状の展望については、どのようにとらえられていますか?

A:青影執行役員
他の競技団体における波及効果までは正直、検討が及んでいませんが、Jリーグ内部では当然おっしゃっていただいたような外部の団体、国、自治体含めてサポートいただけるような可能性については模索しています。それぞれの地域やクラブの事情によってその組み合わせは様々なので、この段階でこういったスキームで、というところは申し上げにくいところがありますが、具体的な内容まで踏み込んで、検討は進めているところです。

Q:野々村チェアマンはこれまで、冬でも、日本全国どの地域でもスポーツができる、サッカーができるような環境になったほうがいい、ということをかなり強調して言われており、この連携を実現できるかどうかが一番大きなカギになると感じています。スポンサーの確保など、何か進んでいることや、やっていきたいことなどはありますか。

A:青影執行役員
例えば、エアドームに関しては、おっしゃるとおり今回の降雪エリアクラブだけではなく、全国で暑熱対策にもなり得る施設だと思っています。今回の施設整備によって集まった建物の建て方や施設の知見のみならず、資金調達の方法や、そういった理念に共感を持っていただける仲間が増えることによって、さらに全国に施設を増やすことに繋がっていけると思っています。そうした観点でも私たちは施設整備を推進していきたいと考えています。

Q:施設整備に関わる業者については、一律で決まっているわけではなく、その地域で申請するたびに、この業者が請け負う、この建築会社が担当する、といった形で進めるイメージか。それとも、業者はJリーグが指定した業者を使用するのか。どのように選定していくのでしょうか。

A:青影執行役員
基本的には我々から指定することはないですが、クラブの方からご相談を受けた場合には、ご紹介はできるように準備していきたいと思っています。

Q:そこにおける不正・入札、色々な形で独占されてしまうなどの問題点はどのようにクリアしていきますか。

A:青影執行役員
今お伝えしたやり方でもクリアできると思っています。我々が一方的に押し付けることはありませんし、その選択肢の中で選んでいただくこともあります。また、私たちがご紹介する場合においても、私たちの中でも複数社を検討したうえで比較・選択できるようなメニューを作りたいと思っています。

Q:エアドーム、ヒーティングシステム、ピッチカバーシステムというのは、全てトレーニング施設という認識でよろしいでしょうか。また、新設をイメージされているのか、既存の施設をアップデートするための予算として組んでいるのか。

A:青影執行役員
厳密に言いますと、ヒーティングシステムとピッチカバーシステムに関しましては、トレーニング施設に限らない可能性がございます。そのあたりは、今後クラブとの協議次第かと思いますので、あくまで可能性ということでご理解いただければと思います。
もう一点、新設かどうかにつきましては、例えばピッチカバーシステムですと、現状敷設されているトレーニング場があれば、そこの上にカバーできたりもします。その場合、カバー自体は新設かもしれませんが、トレーニング場全体で考えたら新設ではないと言えるかもしれません。補修、補強の形になると思います。ヒーティングシステムの場合は、地下の土壌を改良する必要があり、そこに設備を入れることになります。同じ場所なので改修かもしれませんが、ピッチそのものは新しく敷設することになると思っています。

 

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