明治安田Ｊ２昇格プレーオフの決勝が14日にＡｘｉｓバードスタジアムで行われる。決勝に駒を進めてきたのはリーグ戦3位のFC大阪と同4位の宮崎だ。
FC大阪は今季、開幕4戦負けなしと好スタートを切り、優勝争いを牽引してきたが、後半戦に入って突如失速し、9月に監督交代を敢行。後を引き継いだ藪田 光教監督の下で巻き返しを実現し、最終盤は5戦負けなしと勢いに乗った。
金沢との準決勝では島田 拓海のゴールで1-0と勝利。最終節でもハットトリックを達成したこのエースが、昇格のカギを握るだろう。
対する宮崎も開幕から上位争いを演じ、6節からは13戦負けなしを記録するなど、着実に勝点を積み上げてきた。チームを牽引したのはエースの橋本 啓吾だ。今季は二度のハットトリックを達成するなど、25ゴールを奪取し、見事に得点王に輝いている。
準決勝では橋本は不発に終わったものの、井上 怜と松本 雄真のゴールで、2-0と鹿児島に快勝を収めた。危なげない勝ち上がりを実現しており、決勝の舞台でもアグレッシブな戦いを見せるはずだ。
両者の今季の直接対決は、2試合ともにスコアレスドローに終わっている。FC大阪にはリーグで2番目に失点が少ない安定した守りが備わる一方、宮崎はリーグ3位の得点数を記録した攻撃力を誇る。ともに初のＪ２昇格をかけた決勝は、両者譲らない白熱の一戦となることは間違いない。
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FC大阪vs宮崎
