"シャレン!"って何だ??

シャレン!(社会連携活動)とは、
社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、
地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動です。

Jリーグシャレン!アウォーズとは??

「Jリーグシャレン!アウォーズ」とは、全58クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰するものです。

今年で3回目の開催となり、多くの協働者との連携や、取り組む課題や活動に関する発信力など、地域に根差したプロスポーツクラブの持つ価値をいかんなく発揮している社会連携活動を称える目的で実施しています。

また、ファン・サポーターの皆様が魅力的な活動や応援したい活動に投票できる「一般投票」も実施し、最終選考の参考となっています!

2022年は2021シーズンに行われた2000を超える活動のうち、Jリーグ全58クラブよりエントリーのあった活動に対し選考を行い、最終的に3つの賞でそれぞれ2クラブ、合計6クラブの受賞を決定。
この6クラブの活動について、詳しくご紹介します◎

ソーシャルチャレンジャー賞

ソーシャルチャレンジャー賞とは、
その地域にある社会課題の解決に対しチャレンジしていることを称える賞です。

2022Jリーグシャレン!アウォーズでは、いわてグルージャ盛岡とFC琉球の2クラブが選ばれました。

ゴミで繋ぐ未来へのパス、グルージャごみゼロPJ (いわてグルージャ盛岡)

2021シーズン、「スタジアムから出るごみを少しでも減らしたい」という想いから
「いわてグルージャ盛岡ごみゼロプロジェクト」をスタート!

ホームゲーム開催時のスタジアムグルメの店舗で循環型食器を使用し、そのごみを堆肥化。
その堆肥をクラブで行っている米作りに活用し、できた米を県内の子ども食堂に寄付する。
という、地域にある課題を社会連携で解決する仕組みを構築しました◎

いわてグルージャ盛岡、Jリーグに加入して初のタイトルです!

FC琉球県産品&子ども応援プロジェクト (FC琉球)

選手やスタッフが、
コロナ禍の影響を受ける県産品(農水産品)の流通促進、
沖縄県内の子ども達の食糧支援や自立支援を行うプロジェクト!

主に、以下の取り組みをしています。
①県産品のプロモーション
②県産品活用レシピの開発・紹介
③琉球応援弁当の開発・販売
④琉球応援弁当の子ども食堂への配布
⑤子供たちと選手との交流

県産品活用レシピはアスリートのパフォーマンス向上や子供の発育を考慮したメニュー◎
現在お弁当の販売は終了しておりますが今後の展開にも注目です!
※現在は琉球飼料が生産する県産赤たまごを「FC琉球 元気応援たまご」として
 イオン琉球41店舗で販売されています!売り上げの一部は県内の子ども支援活動に寄付されます。

パブリック賞

パブリック賞は、
国や自治体が掲げる政策を活用し、地域の課題解決に向けて、
多様なステークホルダーと連携し、持続可能な活動となるように取り組んでいることを称える賞です。

2022Jリーグシャレン!アウォーズでは、松本山雅FCとヴィッセル神戸の2クラブが選ばれました。

スタジアムトイレに生理用品の設置と生理への理解 (松本山雅FC)

「生理の貧困」という課題に対する活動です!

生理についての理解を深めるため
松本山雅FCレディースU-15や地域の女子選手に向けて
女性の体や健康のケアをする製品(商品)・サービスに関する講習を実施。
その講習の様子はオンラインでも配信されました。

女性の不安を少しでも減らし、安心して活動いただけるよう、
またトイレットペーパーのように、誰もが自由に生理用品を使用できる環境になればと、
スタジアムのトイレに生理用品が設置されました◎

神戸市新型コロナワクチン接種会場の運営協力活動 (ヴィッセル神戸)

ノエビアスタジアム神戸での新型コロナワクチン接種会場の運営協力は、
国内初の産学官連携での大規模ワクチン接種として、
2021年5月31日から12月15日まで行われました。

効率的な接種ブースやオンライン予診といった民間ならではの接種オペレーションに加え、
ヴィッセル神戸の選手による案内板や、選手ロッカーを活用した会場、接種後のピッチサイドウォークなど、
Jクラブならではのおもてなしも◎

また2回接種を完了した若年世代の方を対象に、試合観戦へ招待する取り組みも実施!
のべ約1,600名の方がノエビアスタジアム神戸での試合に招待されました。

メディア賞

メディア賞とは、
メディアとして、自身の媒体に取り上げたいと思う活動を称える賞です。

2022Jリーグシャレン!アウォーズでは、カターレ富山とガイナーレ鳥取の2クラブが選ばれました。

Be supporters!サポーターになろう! (カターレ富山)

コロナ禍で外出も難しく、周囲の人とのつながりの希薄化が懸念される
福祉施設の高齢者の方々が、サッカーの応援を通して仲間や選手や地域とつながり、
心身ともに“きときと”になることを目指すプロジェクト。
※“きときと”とは、富山弁で精力的・新鮮なという意味です。

応援の回を重ねるごとに食事の量が増え、睡眠の質も上がったり、
介護度が下がるなど、心のトキメキは体にもいい影響を及ぼしました。
最終的には、最高齢98歳のべ1000人が参加することに!

素敵な笑顔でいっぱいのガイドブックも必見です◎

サッカーだけじゃない、地域で共創する夜のスタジアム (ガイナーレ鳥取)

スタジアムという広大な芝生広場をうまく活用して
新生活様式に沿った・密を避けた新しい場をつくる、「夜宴スタジアム」というプロジェクトです。

スタジアムから見えるきれいな星空、絶景の大山、
島根半島に沈む美しい夕日に加え、スタジアムライトアップなど、
視覚的に楽しめる要素が満載!
試合以外でもスタジアムを徹底的に活用し、地域や人が「つながる」場を目指しています。

ガイナーレ鳥取は、3度目のメディア賞受賞となりました◎

「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」受賞クラブPR

「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」の様子はJリーグ公式YouTubeチャンネルにて公開しています!
各受賞クラブのPRタイムで、活動内容を詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください◎

ソーシャルチャレンジャー賞

パブリック賞

メディア賞

Jリーグをつかおう!

「世界でいちばん地域を愛するプロサッカーリーグになりたい」

地域を、たくさんの人たちをハッピーにするために、
"Jリーグをつかって"一緒に豊かなまちをつくっていきましょう!

今回は受賞した6クラブを紹介しましたが、
他のクラブの活動もぜひチェックしてみてくださいね◎