11月15日(土)J1 2ndステージ第13節
G大阪 - F東京(14:00KICKOFF/万博)
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混戦を極める首位争いにあって、前節で2位に躍り出たFC東京。9月の戦いでは3分1敗と勝ち倦ねている印象が強かったが、10月以降は、鹿島アントラーズ戦での大勝を皮切りに、負けなし。前節でもヴィッセル神戸に4-1と快勝し、首位を走る浦和レッズに勝点差2と詰め寄っている。
その原動力と言えるのが、リーグ一の得点数を誇る攻撃力。左はDF金沢、右はDF加地亮、MF石川直宏らが在する両翼をいかしたサイド攻撃をベースに、秀でた走力を武器にチーム一の得点数を叩き出しているFW戸田光洋をはじめ、FWケリー、アマラオらがゴールに詰め寄る。中でも特筆すべきは、ここ2試合において連続ゴールをあげているMF石川の存在。浦和のMF田中達也の活躍が注目を集めるJ1リーグだがその田中と同じくU-22日本代表としても活躍する石川の好調ぶりは見ての通り。スピードを活かした突破力はもちろん、鋭いドリブルからゴールに肉迫する姿は試合を重ねるごとに迫力を増し、チームの攻撃に彩りをもたらしている。
だが、明日の対戦相手、ガンバ大阪の西野監督が言うように、「サイド攻撃が東京の特徴であることは確かだし、その相手のストロングポイントを消さなければいけないのは事実だが、それ以上に、勝利に後押しされチーム全体が昂揚していることが一番怖い」。イコール、G大阪としては、まずもって、勢いづく東京をいかに長く沈黙させ続けることができるかがポイントになるだろう。
もちろん、そのG大阪にも勝機は十分に伺える。東京と同じく9月こそ勝ち倦ねていたが、ここ3試合は2勝1分。順位こそ9位に甘んじているとはいえ、東京との勝点差3という数字を見ての通り、決して優勝の可能性がなくなったわけではない。となれば、ホームの利を味方に、「相手に対して受け身にならず、積極的に前に出て行くこと。うちのいいところを出すことで相手の良さを消していくサッカーを目指す」(西野監督)中で、是が非でも勝点3を取りにくることは間違いない。ここ最近は、悩みの1つであった得点力不足も解消。チームメイトからも「今のコウタはキレまくり」だと絶賛されるFW吉原宏太やマグロンら、とるべき選手がとる中で、終了間際の度重なる失点でストレスを抱えていたチームを、上昇気流に乗せつつある。戦い方は東京と同じく、サイド攻撃が主体となっており、現に、ここ数試合における得点も、前々節では左サイド新井場が、前節ではMF森岡茂やケガから復帰のMFチキ・アルセらが起点に。
となれば、明日の一戦は両者のサイドにおける攻防が最大の見どころか。また、忘れてはならないのが、両チームのボランチの存在感。東京はベテランMF三浦文丈や宮沢正史が、G大阪は日本代表MF遠藤保仁やDF山口智がダブルボランチを形成し、攻守のバランスを図る“舵取り役”に。互いに攻守の役割をうまく分担しながら、うまくチームを操縦している姿が伺える。それだけに、彼らがいかに中盤を征し、機能するかもポイントになることをお忘れなく。
さぁ、優勝戦線に生き残る上で、両者にとって譲れない一戦。東京が、いよいよ『優勝』を明確にとらえるのか。あるいは、G大阪が1stステージでの敗戦の屈辱を晴らし、再び優勝争いに名乗りをあげるのか。煮え立つ両者の気迫は明日、万博競技場でピークを迎える。
2003.11.14 Reported by 高村美砂













