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【天皇杯準決勝プレビュー】清水vs磐田、今シーズン最後のタイトルを意欲的に狙う磐田(03.12.26)

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2003年12月27日開催 第83回天皇杯準決勝 清水 - 磐田(埼玉)(13:00Kick off)

 天皇杯では6年ぶりのベスト4入りを果たしたジュビロ磐田。決勝進出を賭けて戦う相手は、同じ静岡にホームを置く清水エスパルスだ。磐田としては、埼玉に舞台を移す形となった「静岡ダービー」に勝って、今季最後のタイトルに王手をかけたいところだ。
 第83回天皇杯準決勝・清水エスパルス対ジュビロ磐田のゲームが27日、13時から埼玉スタジアムで行われる。一昨年の王者で天皇杯を得意としている清水相手に、「Jリーグ常勝軍団」といわれた磐田がどんな戦いを見せるのか。注目の一戦といえる。
 磐田のここまでの勝ち上がりを見ると、3回戦で佐川急便東京(磐田)を2−0で下し、4回戦は来季J1昇格を決めているアルビレックス新潟(磐田)を4−0で撃破。実力と経験の差を見せつけた。そして準々決勝は東京ヴェルディ1969(岡山)と対戦。序盤は相手に主導権を握られたものの、じわじわと本来の速く正確なパス回しが戻ってくる。そして名波浩が先制ゴール。後半にもグラウが2得点を挙げ、3−0で快勝している。ここ3試合の磐田は危なげない戦いぶりを見せ、4強に食い込んだのだ。
 今季限りの退任が決まっている柳下正明監督は「昨年はJ1完全制覇を達成したが、今年はまだ1つもタイトルを獲っていない。そのことが、選手たちの天皇杯に対するモチベーションを上げている」と語った。確かに、ここ数年の磐田はJ1ステージ王者、あるいは年間チャンピオンの座に君臨し続けてきた。史上初のシーズン完全制覇を成し遂げた昨年などは、複数の主力から「今年はいい仕事ができたから、長いオフを楽しみたい」といった感想も聞こえてきた。いくら「常勝軍団」といえども、天皇杯まで高い闘争心を持ち続けるのは難しかったようだ。
 しかし今年は事情が違う。リーグ戦の方は第1・第2ステージともに、あと一歩のところでタイトルを逃した。ナビスコカップも準決勝で敗退。浦和レッズの初優勝を阻むことができなかった。「常勝軍団」にとって残されたタイトルは天皇杯しかないのだ。
 目下、意欲満々の磐田だが、準決勝を前に川口信男が右ヒザじん帯を損傷。残された全試合の出場が不可能となった。さらにキャプテンマークを巻く服部年宏も出場停止。彼らの代わりには、FIFAワールドユース(UAE)で激闘と繰り広げたばかりの成岡翔、菊地直哉がスタメンでピッチに立つことになるという。次世代の日本サッカー界を担うといわれる2人のパフォーマンスには、大きく期待したいものだ。
 とはいえ、服部の不在はやはり痛手である。最終ラインに田中誠、鈴木秀人ら高い守備力を誇るタレントをそろえる磐田。だが、ボランチ・服部がつねに攻守両面で貢献していたからこそ、彼らの負担は軽かったのだ。代わって出場予定の菊地もクレバーで1対1に強い選手だが、このチームでは試合経験が不足している。準々決勝の鹿島対横浜戦(東京・国立)で、久しぶりに先発した坂田大輔(横浜)が、マリノスの戦術を忘れてしまった例もある。菊地と攻撃的MFに入る成岡がどのくらい「ジュビロのサッカー」を実践できるか。それが1つのカギになるだろう。
「お互いを知り尽くしている相手だし、つぶし合いのゲームになる」と名波も言う。それだけに、磐田としては、なるべく早く先制点がほしいところ。天皇杯に入って以来、グラウがゴールを量産。好調ぶりを見せつけている。けれども、清水のディフェンスラインは彼を徹底的にマークするだろう。グラウが思い通りに動けなくなった時、磐田はどうするのか。東京V戦で見せたように、グラウがおとりになって名波が飛び込むような形が出れば、清水守備陣を崩すのも難しくないはずだ。
 さらに心強いことに、磐田のベンチには中山雅史が控えている。ほんの短時間でも彼がピッチに登場すれば、チームは確実に勢いづく。「目の前にあるタイトルに向かっていくだけ。徐々にチームもまとまってきている」と、36歳のスーパーサブは21年ぶりの天皇杯獲得に自信を見せる。
今年の磐田はひと味違う。何か大きなことを成し遂げてくれそうな空気が漂っている。

以上

2003.12.26 Reported by 元川悦子
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