今日の試合速報

ACLE
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【U23日本代表−U23バーレーン代表戦プレビュー】勝利が絶対条件のバーレーン戦。切り札はトップ下の前田遼一と左サイドの石川直宏(04.03.14)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2004年3月14日19:20KICKOFF
埼玉スタジアム2002
U23日本代表−U23バーレーン代表

----

 UAEラウンドで不本意なスコアレスドローを喫したバーレーンとの再戦が、明日14日に迫った。自陣に深く引いて守り、ロングボールでカウンターを狙ってくる相手に対し、日本は前線と最終ラインの間をコンパクトに保ち、相手のスキを突いてゴールを奪いたいところ。その<切り札>は、トップ下で先発起用される見通しの前田遼一(磐田)と、このチームで初めて左サイドに挑戦する石川直宏(F東京)になりそうだ。

アテネ五輪アジア最終予選・日本ラウンドのバーレーン戦が14日、19時20分から、埼玉スタジアムで行われる。UAEラウンド3試合を終えた現時点では、勝ち点7でグループ首位に立っている日本。しかし日本ラウンド3試合も絶対に負けられない戦いが続く。そんな状況の中、明日のバーレーン戦は極めて重要なゲームとなる。このビッグマッチを翌日に控えた13日夜、U-23日本代表が試合会場で公式練習にのぞんだ。

2004年Jリーグが開幕したこの日、アテネを目指す選手たちは熱戦を繰り広げている所属クラブを離れ、静かに決戦の時を迎えようとしていた。埼玉スタジアムに彼らが現れたのは18時を少し回った頃。厳しい冷え込みの中、前夜に合流したばかりの根本裕一(大分)を含む20人が、普段のようにウォーミングアップから練習を始めた。

開始から20分ほど経過した後、指揮官はスタメン候補たちにビブスを1枚1枚配った。その顔ぶれは、DF田中マルクス闘莉王(浦和=中)、茂庭照幸(F東京=右)、那須大亮(横浜FM=左)、ボランチ・鈴木啓太(浦和)、今野泰幸(F東京)、右サイド・徳永悠平(早稲田大)、左サイド・石川、トップ下・前田、2トップ・田中達也(浦和)、高松大樹(大分)。彼らはボールを回しながら基本コンセプトと連携を確認した。途中からは茂庭と近藤直也(柏)、鈴木と阿部勇樹(市原)、石川と根本が交代。さらには前田と山瀬功治(浦和)、田中と大久保嘉人(C大阪)が入れ替わって、ビブス組でプレーした。

山本監督は「守備の時はFWが中盤まで戻って相手を追え。逆に攻撃の時は(コンパクトにするため)後ろが前についていけ」、「ディフェンスラインを上げろ。それをしないとコンパクトにできないぞ」などと厳しい口調で指示を出し続けた。

UAEラウンドのバーレーン戦では、ロングボールを多用され、日本の前線と最終ラインの間を広げられてしまった。その結果、山本ジャパンらしい速いパス回しを駆使した攻撃を繰り出すことができなかった。2度目の対戦では、相手の戦術にはまることなく、いかにコンパクトな状態を保つかが大きなテーマとなる。指揮官はバーレーン攻略のための最大のポイントを徹底的に植えつけようとしていた。

18時35分頃からは、攻撃をビルドアップしつつサイドに展開し、クロスを入れてフィニッシュまで持っていくという戦術を確認した。ビブスをつけたメンバーは前の練習と全く同じ。何度かパターンを確認した後、途中から石川と根本、前田と松井大輔(京都)がチェンジした。前田は高松と交代し、田中とともに2トップの一角にも入った。

この練習で繰り返されたのは、サイドの石川と徳永からのボールを前線の2人が体を張って競り、そのこぼれ球を前田が拾ってシュートを打つ形。ジュビロ磐田ではFWとしてプレーする前田は、松井や山瀬に比べてややシュート力、得点能力に長けている。さらにUAEラウンドではレバノン戦しか出場しておらず、全ての情報が露見したわけではない。UAEラウンドの時、「日本は想像以上に分析されている」と警戒感を露にしていた山本監督だけに、前田を使って相手の意表をつきたいと考えたのではないか。

情報戦に勝つという意味では、石川の左サイド起用も有効だろう。石川は「F東京で1試合だけ左でプレーしたことがある」というが、山本ジャパンでは全く経験がない。そんな状況に加え、石川はセットプレー練習でキッカーも務めていた。石川以外では、松井、山瀬、阿部、根本、森崎がFKやCKを蹴っていたが、肝心の森崎は出場停止。その他の選手はスタメン候補から外れていた。「F東京でもキックを蹴ることがあるし、問題ない。自分は分析されてないだろうから、そういう意味でもいいと思う」と石川は笑顔で語っていただけに、彼の右足から目が離せない。

そして、最終予選に入ってから、初めて先発で2トップを組む田中と高松にも注目しなければならない。2人はレバノン戦、UAE戦でそれぞれ1ゴールずつ挙げており、今は絶好調といえる状態。田中のスピードあるドリブル突破、高松のポストプレーと鋭い得点感覚がうまく機能すれば、バーレーンゴールを割るのもそう難しくはないだろう。3戦連発の期待は非常に大きい。

対戦相手のバーレーンは3-5-2システムがベース。最終ラインは高さがある。前線の30番(A・フバイル)と、攻撃的MFのマッキはフル代表でもプレーしており、山本監督もミーティングで「要注意人物」と名指ししたという。キーマンを押さえるとともに、しっかりと前からプレスをかけ、速いパス回しからの攻めで得点する「自分たちのサッカー」を披露すること。それが勝利への最大のカギといえる。バーレーンというカベを打破すれば、アテネ五輪切符獲得という夢は大きく広がる。

2004.3.14 Reported by 元川悦子


以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/03/02(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ百年構想リーグ 全ゴールまとめ【0227-0301】