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【U19日本代表 ツーロン国際大会 ポルトガル戦後日レポート】平山バースデーゴール2発も日本予選敗退。(04.06.08)

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6/6(日)18:00KICK OFF=現地時間/Stade De Lattre,AUBAGNE
U19日本代表 2-2 ポルトガル代表

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 U19日本代表は6日、初戦でブラジルをくだしているU21ポルトガル代表とオーバーニュで対戦。怪物2トップ初見参のこの日、誕生日だった平山自身の2発のバースデーゴールでドローに持ち込むなど、好ゲームを見せたものの一次リーグ敗退が決まった。

 まだ陽も高いトゥーロンの18時。プロバンス地方の田舎町オーバーニュ。その中心にある公園の一角をしめるスタジアム。この日、日曜日ということもあってか、そのスタジアムを囲む橋からは大勢の地元ギャラリーが観戦。どこかのどかな雰囲気だ。一方スタジアム内は子供から大人まで「ポルトガル!ポルトガル!」の大声援。ポルトガルにとっても決勝トーナメント進出のためには勝利が必須となるため、応援も必死。日本チームは完全にアウェーの戦いを経験することになった。

 試合は、森本のキックオフから平山が蹴り込み始まった。日本はこれまでの3-5-2のシステムから4-4-2に変更。しかし、この変更への違和感からか、立ち上がりはばたついた。ポルトガルの個人技に対応しきれず、中盤が崩され、開始わずか10分で3本もの決定機を作られた。前半34分、17番フェリペ・オリベイラのロングシュートでついに1点を失う。

 しかし、この日が19歳の誕生日を迎えた平山が燃えた。平山に求められていたのはあくまでFWとしての役割。森本を1.5列め気味に配し、平山は前に張った1トップぎみのポジショニング。大会入り後、欠場、そしてシュート0とエースとは呼べない試合が続いた。もうあとがないこの試合にモチベーションの高さはにじみ出た。大熊監督も「気持ちの部分を(五輪代表から)持ってきてくれた」という、その執念が伝播したようなシーンから1点目は生まれる。

 1点リードされたまま迎えた前半ロスタイム、攻め込まれた状態で、苔口がボールを奪い自陣から約40メートルドリブル。DF二人をかわし俊足を活かし豪快に左サイドを駆け上がる。つないだボールを中央森本が展開、逆サイドをオーバーラップしてきた中村の元へ。中村は元国見のチームメイトへあうんのクロスをゴール前へ放り込んだ。「クロスがくる場所は分かっていた。」平山は、DFとの駆け引きの末クロスに飛び込みヘディングシュート。キーパーを直撃するが、そのこぼれたボールを冷静に、右足で決めた。直後に笛がなり、1-1のまま前半をおりかえした。

 後半、圧倒的に攻められながらも、つきは日本にあった。GK松井のファインセーブ、ゴールポストに助けられるシュートが続く。しかし、終了間近の後半39分。ペナルティアーク近く絶好の位置からのフリーキックを11番エリゼウに直接決められ2-1と勝ち越される。勝利を確信したポルトガルサポーターたちは発煙筒をたき、場内は大人から子供まで絶叫のあらしとなる。しかし、後半のロスタイムは4分。後半25分に投入されたカレンロバートがボールを奪い、左サイドを深くえぐり右奥にクロス。中村がヘディングで折り返したボールはまたもファーサイド平山の前へ。フリーで放ったヘディングシュートがゴールにつきささり、2-2の引き分けに持ち込んだ。2得点にのエースFWにレアルマドリードスカウトも感嘆。日本人記者陣に情報を求めた。共に決勝トーナメント進出のなくなったポルトガルチームは、ストレートに悔しがり、地面に拳を叩き付ける選手も。サポーターからはブーイングがとんだ。

 また、直接ゴールをあげることはできなかったもののこの大会初先発の森本。このチームでは、ほぼレギュラーを奪取した形だ。前半は守備に追われ、戸惑いをみせたものの、後半にはいって、徐々に平山が落とすボールにいい反応を見せるようになった。「森本は何かやってくれそうな気がする」抜群のボールコントロールとシュート精度の高さは期待感をあおる。意識の高さも特筆すべき点だ。5歳年上の相手もいるポルトガルを相手に2つ年上のメンバーと臆せず戦った。ピッチ内では先輩たちを「そうた!」「こけ!」と呼び捨てに。自身のプレーについても「何も通用しなかった。プレッシャーの速い中で自分のプレーをできるように、キープも体全体を使えるように、そして全てのプレーをシュートで終えられるようになりたい」圧倒的な存在感を示しつつも成長することに貪欲だ。

 決勝トーナメント進出のなくなったチームだが、今後に向け新たな才能と、対個人技などの課題を確認できた大会だった。「これでよしとしないでほしい。ポテンシャルのあるチームだから」と大熊監督。アジアユースまであと3か月。若いチームはどんどん成長を続けるだろう。見続けるに値する成長を期待したい。

以上

2004.06.06 Reported by 了戒美子
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