2006ワールドカップアジア地区1次予選
6月9日(水)日本代表 7-0 インド代表(19:20KICK OFF/埼玉スタジアム2002)
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「65.6%」
この数字は降水確率ではない。日本のボール支配率を表した数字だ。これを見ても明らかなように、日本は終始試合の主導権を握り終わってみれば7-0と完勝。アジア地区第1次予選の初戦であったオマーン戦もボール支配率は58.3%とオマーンを大きく上回ったが、結果は1-0と不甲斐ないものだった。あれから約4ヶ月を経て日本は確実にチーム力を高め、最高の形で3連勝を飾った。
試合開始早々15秒に、インドのMFベンカティシュのミドルシュートが日本ゴールを襲った。しかし、川口が落ち着いてボールをパンチングで弾きピンチを防いだ。前半のピンチといえば、これぐらいだろう。その後、ピッチは日本の独壇場と化した。
大量得点の口火を切ったのは、ジーコ監督も「今日一番のシュート」と絶賛した久保のシュートだった。前半12分、三都主からのパスをそのままボレーで叩き込んだシュートは、息を呑むほどの豪快さ。しかし、久保のすごさはこれだけではない。前半25分、中村からのクロスをヘッドで落とし、飛び込んだ福西がゴールを決めた。そのリプレイがスタジアムの大型ビジョンに映し出された瞬間、サポーターからの感嘆の声が漏れる。相手DFの頭の位置に久保の肩があった。「久保さんの良さを引き出すために、あえてハイボールを狙った」と中村が答えるように、久保の存在感が一層際立ったアシストだった。
そのプレーに触発されるかのように、その他の選手も個々の能力をいかんなく発揮する。縦への早い攻撃もあれば、左右両サイドを使いボールを運んだ。「自分たちのやるべきことをしっかりとできた」とジーコ監督の言葉からも、各選手が自分の役割をしっかり果たし、明確かつ創造性をもって試合を運んでいたことがうかがえた。
前半は中村のFKでの得点を含め3得点。ハーフタイムには「後半10分以内に得点が入ればシステムを変える」と選手に伝えられた。そして、後半はその言葉どおりとなり、システム変更後、ゴールへの勢いが加速する。
後半9分に玉田がドリブルでゴール前に切り込み左足でシュート!そのボールが鈴木にあたり、わずかに角度を変えてゴールネットを揺らす。会場内の誰もが最初は玉田の得点と思い、彼も喜びを表していたが、その後得点者が鈴木と修正された。「自分にボールが来るようになったし、あとはやっぱり結果が欲しいかな」と玉田も少し残念そうにゴールシーンを振り返った。
その後も日本の勢いは止まらない。ジーコ監督の言葉通り、後半16分に宮本に代えて小笠原を投入。そして中澤・坪井をセンターバックに置き、加地・三都主を下げて、4-4-2のシステムに変えた。「チームで個人の意思を明確にして全員で押し上げが出来ていたので、全く問題なかった」(坪井)とシステム変更後も特に攻め込まれるような場面はなかった。
そして終盤は中澤が爆発した。後半20分に中村からのFKを右足で押し込み5点目を挙げたかと思えば、小笠原の6点目を挟んで、後半31分には、またも中村のCKを得意のヘッドで決め、7点目を叩き出した。「佑二はゴール前で目立つし、ヘディングが強いので狙っていた」と中村自身も狙い通りの展開に満足そうだった。
最終的に7-0と圧勝だった日本。「結束力がつき、目に見えないものが生まれた」(ジーコ監督)「目に見えて分かるコミュニケーションの良さ」(坪井)「いつもより長めに合宿できて、コミュニケーションがとれた」(中村)と監督を含め多くの選手の口から、結束力の深まりを聞くことが出来た。
7得点を振り返ると、得点者の特徴・プレースタイルが存分に発揮されたものであり、アシストする側と得点者のイメージがぴったりと一致するものだった。相手を生かすプレーが随所に見られ、コミュニケーションの向上が見事に結果に現れたという感じだ。
なかなか噛み合わないチームという印象が強かった日本代表だが、今日の試合を見たものはその意識を変えざる得ないだろう。彼らは着実に結束を深めている。まだまだ予選は始まったばかり、この結果をステップに次も気持ちの良い試合を期待したい。
以上
2004.06.09 Reported by 柴田愛子
J’s GOALニュース
一覧へ【2006ワールドカップアジア地区1次予選 日本 vs インド】チームの結束力が生んだ7得点。口火を切ったのは久保の豪快なシュートだった!(04.06.10)
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