今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1-1st:第13節 浦和 vs 柏 プレビュー】怪我から復帰のエメルソンに挑むのは、柏期待のルーキー小林祐三(04.06.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月16日(水)J1 第13節 浦和 vs 柏(19:00KICKOFF/駒場)
-リアルタイム速報はこちら- 
----------
1stステージ優勝の行方がほぼ磐田、横浜FMの2チームに絞られることとなった前節から中3日で行われる今節、現在4位の浦和は、ホーム駒場スタジアムで、最下位の柏との一戦に挑む。

3試合を残しての首位・磐田との勝ち点差は9。数字上では可能性があるのは事実だが、選手に「優勝」へのモチベーションを求めるのは酷というものだろう。監督や選手からは既に「3位」という新たな目標を示す声が聞こえている。勝ち点で並ぶ3位の鹿島との勝負。今後直接対決が無いだけに、とにかく勝ちを拾い続けていかなくてはいけない。

この試合の一番の注目は1ヶ月ぶりに復帰するエメルソン。太ももの肉離れで戦線離脱していたエメルソンが復帰するという話は前節から出ていたが、ようやくスタメンでの起用が決定的となった。本人は「まだ痛みはあるものの、いけるとこまで思い切っていきたい。」と気合十分、試合を楽しみにしている様子。しかも、リーグ戦を2試合休んだにもかかわらず、現在11ゴールでいまだ得点王争いトップ。「得点王は個人的に目標にしているタイトル」と口にしていたことからも、ゴール数は意識している事は感じ取れる。復帰戦いきなりの2得点、3得点もエメルソンならあり得ると期待したい。

代表組がチームに戻り、このエメルソンの復帰でケガでの離脱組も揃い、浦和は柏戦を前に、ブッフバルト監督いわく「今季初めて」選手全員でのトレーニングを行った。そしてその選手達を前に、ブッフバルト監督は頭を悩ますことになった。

今節、坪井が出場停止となるが、その穴を埋める選手には複数の候補がいる。またエメルソン選手の復帰に伴い、決して不調ではない攻撃陣の組み合わせを練り直さなくてはいけない。選手層が厚いチームの監督にだけ許される「嬉しい悩み」だ。当然、監督の頭の中ではメンバーが決まったようだが、これは予想する方も難しい。監督の言葉から想定すると、坪井のポジションには室井か。室井、闘莉王、内舘の3バックはナビスコカップでも安定していた。攻撃陣ではエメルソンと組むのはやはり田中。久しぶりのこの二人のコンビネーションは見物だ。そしてトップ下には山瀬、左サイドには三都主が戻り、右には山田、ダブルボランチは酒井と鈴木というところか。もちろん平川、長谷部といった選手が最初から出てくる可能性も十分ある。どの選手が入れ替わっても力に遜色なく、また永井や岡野などのメンバーが控えている事を考えると、ベンチメンバーも相当「華やか」になりそうだ。ようやく、ブッフバルト監督が考えるベストメンバーが顔を揃え、その選手達を使ってどんなサッカーを体現してくれるのか、興味は尽きない。

一方柏の池谷監督も悩んでいる。恐らく、この悩みは試合当日の朝まで続くだろう。悩みの原因はブッフバルト監督とは正反対のもの。「人がいない」のだ。

ナビスコカップ鹿島戦で久しぶりに公式戦に勝利し、その勢いをさらに加速させようと臨んだ前節の清水戦は、ゴールへ向かう迫力を見せ付けられないまま結局スコアレスドロー。これによりリーグ戦から10試合続けて勝利無しとなり、なんとなく重苦しいムードが再びチームを覆いだしたと共に、ここまで攻守のキーマンとして必死で闘ってきたMF谷澤、DF近藤が、累積により浦和戦には出場停止となることに。更にこの試合中、ナビスコカップでようやく復帰してきたドゥドゥが腰を痛め途中交代。練習場では別メニュー調整で浦和戦は微妙な状況となるなど代償の大きい勝ち点1となってしまった。

なにより心配なのは攻撃陣だ。既に戦線離脱しているリカルジーニョ、矢野、山下に加え、玉田が足に痛みを訴え清水戦の後別メニューを続けている。本人は「前屈ができない」とその痛みを表現しており、すぐに良くなるとは考えにくい。それでも池谷監督が「試合の朝まで玉田の回復を待ちたい。」と話さなくてはいけないほど、柏の人手不足は深刻だ。そんな中、注目選手は、今節近藤に代わってリーグ戦初スタメンが濃厚な小林祐三だ。U-19代表選手としてトゥーロンにも参加した柏の期待のルーキーが、リーグデビュー戦でいきなりエメルソンと対決する。周囲の先輩達は「しっかりフォローしていきたい」とサポート体制だが、本人は「こんな舞台も役者も揃った所でスタメンデビューなんて光栄です」と実に堂々としたもの。その冷静な判断力でどこまで浦和の強力攻撃陣を抑えることができるか、見所のひとつとなる。また、左サイドには平山がスタメン復帰となりそうで、これは柏にとっては朗報。ただ平山の突破を生かすためには、やはり前線でタメの作れる選手が必要となってくる。池谷監督が苦しい台所事情をどうやりくりしてくるのか、その手腕にも注目が集まることとなりそうだ。

現時点でのチーム状況からすると、浦和が圧倒的に有利であると見て間違いない。しかし、柏は浦和が相手のこのゲームを制することができれば、いっきに上昇ムードに乗ることができるはずで、とにかくがむしゃらに向かっていくだろう。最下位のチームに対する慢心が少しでも浦和に出てしまった時、結果はどうなるかわからない。

以上

2004.06.15 Reported by 高木聖佳
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着