6月16日(水)J1 第13節 東京V vs 鹿島(19:00KICKOFF/国立)
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第12節終了時点で11位の東京ヴェルディ1969対3位の鹿島アントラーズ。優勝への望みもわずかながら残っており、続く磐田戦、横浜FM戦を前に「この東京V戦は勝って当然」な報道さえ流れ、この1試合は確実に押さえて、首位決戦に入りたい鹿島。
一方、現状11位「去年みたいに2ndステージは優勝争いを、プラス、ナビスコカップも今年こそは!」と例年より好調に前半戦を終えることができそうな東京V。戦力、モチベーション共に遜色はない。
東京Vキャプテン山田は注意したい相手選手は?との問いに間髪入れず「やっぱり(小笠原)満男でしょ。」と答える。大岩をはじめとする堅守がイメージの鹿島に、中田浩二も復帰した今、攻撃は全て小笠原から始まるといっても過言ではない。「鹿島の中盤はうまいし、いやらしい」と小林(大)。小笠原、中田ら鹿島の日本代表MFに対抗するのはボランチが、林、小林(大)。右に山田、左に平野、そしてトップ下に小林(慶)が予想される。東京V岸野コーチも「小笠原に中盤を作らせたらだめ。林、小林(大)がいかに彼をおさえるかがポイントになる」と警戒を隠さない。
しかし中盤を警戒する一方、「鹿島は昔のような強いってイメージがないですね。決して勝てないことはないと思う」と山田は言う。「中盤、とくに小笠原にさえ自由にされなければ」ともいうが、東京Vがディフェンスの要ウベダ、三浦を累積によって欠くという現状がある。そんな中、前日練習のゲーム形式の中で先発が予想されるビブス組のディフェンス陣に入ったのは右から米山、戸川、李康珍らの若き3バックだ。戸川は23歳、李に到ってはまだ18歳。経験豊富なアルゼンチン人DF34歳のウベダに頼ってきた部分が少なからずあるため、少々不安は否めない。
ディフェンスに不安があるからこそ、東京Vが徹底したいのは、ここのところ数試合で確立されつつある「勝利の方程式」。前半は徹底的に前線からのプレスをかける。鹿島戦でその前線に入りそうなのが平本、そして森本だ。「ボールの追い方など、平本くんと連動してやって行きたい」先のツーロン国際大会にU19日本代表として出場。強敵相手に「勝つために守るFW」を学んできただけに、そのディフェンスにも注目したい。そして、前半をプレッシングサッカーで0-0で終えたなら、後半はエムボマの投入だ。エムボマに集めて点をとる。第7節新潟戦頃から続く作戦だが、ナビスコカップの横浜FM戦につづいて先のC大阪戦でもエムボマは得点。今節も連続得点が期待される。
その、好調エムボマを始め東京V攻撃陣を抑えたい鹿島ディフェンス陣に中田浩二の復帰は大きい。中田浩二の復活後、柏(1-0)、F東京(0-0)、広島戦(2-0)と失点ゼロ。広島戦ではロスタイムに劇的ループシュートも決め、怪我あがりの面影はすでにない。また、精神的支柱としての役割も見逃せない。監督も「復活して団結が強くなった」と手放しだ。残り3試合への意気込みは、前節広島戦のゴール後の「あきらめないでやるだけです」と言う中田自身のコメントに集約される。
そして、否応無しに毎試合注目されるのが、先発予定の東京V・森本。往々にして語られる彼の特徴。ボールをもらうまでの、動き方、スピード、そして確実に枠に飛ばすシュートセンス、先のツーロン国際大会ではアーセナルのコーチですら「ルー二ーみたいだ」と感嘆の声を上げる彼のパフォーマンスも見物だが、彼は、最近では代表でもチームでも最年少。図太そうに見えて代表では「平山への遠慮が見受けられる」(東京V強化担当)など、プレッシャーがないとは言えないに違いない。そんな彼が、何もかもから解放される時間がある。ボールと1対1で戯れている時だ。試合前のアップ中。リラックスしてボールと絡むことのできるその時間帯、少々の休憩時間でも彼がボールから離れていることはない。緑のユニフォームに青いスパイク。ちょっと複雑な色合わせの姿に少々まだらな(自分で刈っている)坊主頭で、ひたすらリフティングをしている彼を目にすることができる。昭和62年生まれの若者、今をときめく最年少Jリーガーというよりは、まるで古き良き時代のサッカー少年だな・・・なんて感慨にひたることもできるだろう。
2ndステージ、ナビスコカップで結果を残すために、一つでも勝っておきたい東京Vと、1stステージ優勝の可能性もあり、いつもの自分達らしくタイトル争いに絡みたい鹿島。「国立の試合、好カードだったね。」と言わせる試合を期待したい。
以上
2004.06.15 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1-1st:第13節 東京V vs 鹿島 プレビュー】中田浩二復帰後、リーグ戦0失点を続ける鹿島。対する東京Vは平本&森本で先制点を狙う!(04.06.15)
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