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【J1-1st:第14節 大分 vs 市原レポート】主力を欠く市原に2度追いつくも…。大分、創設10周年デーを飾れず。(04.06.20)

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6月20日(日)J1 1stステージ第14節 大分 2 - 3 市原(15:04KICKOFF/大分ス)入場者数 20,840人
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「(勝てない試合が続いたり、連戦の疲れもあるだろうから)一度、頭を空にして、この試合に臨んでほしかった」
故障者続出で、ナビスコカップを含めて5月22日のリーグ戦第11節以来勝ちから遠ざかっている大分は、嫌なムードを一新するために、前節アウエーでの名古屋戦を終えた翌・翌々日の2日間をオフにして、チームのリフレッシュを計ったベルガ−監督。「気持ち切り替えられている。監督の計らいに応えるためにも、早い時点で得点したい」とは、今節前日の練習終了後のFW吉田孝行。「前々節の新潟戦(6月12日)まではホームでは負けがなかったので、序盤からプレスをかけて勢いをつけていきたい」と意気込んでいたが、試合巧者のオシム采配に今一歩及ばなかった。

一方の市原は、F東京との対戦となった前節、2名の退場者を出し、累積警告・故障者を含めると通常のスタメンから4選手を欠いて戦力ダウンを余儀なくされた今節。
「うちはレアルマドリードではないので、中盤を支配するサッカーをしなければならないとは思っていない」
との、試合終了後のコメントよろしく、ボランチ経験のない坂本將貴のワンボランチ、左右に村井慎二・山岸智を据え、トップ下に羽生直剛を配する、中央をすっぽり開けたダイヤモンド型の中盤に、両サイドに張った林丈統とマルキーニョス、中央に巻誠一郎の3トップ。いつもとは異なる3−4−3の布陣で臨んだ市原が、執拗な大分の追撃をするりと交わした。

台風6号の接近で、日が射していたかと思えば、雨が落ちてくるという荒れた空模様の大分。気温は約30度近く、湿度も80%まで上がり、ピッチ内を駆け巡る選手たちにとっては、時間が進むほど体力の消耗が激しくなるような最悪のコンディション。そんな中で序盤にイニシアチブを握ったのが市原だった。17分、右より林が蹴ったCKに合わせてペナルティエリア内に走り込んだ巻を、大分MF瀬戸春樹が倒したとして、PK。それをマルキーニョスが沈めたことで、オシム監督がこの試合最大の利点だったという前後半通じて「試合をリードしていた」状況が生まれた。

40分、大分はナビスコカップを含めてホームでの3試合ぶりの得点で同点にしたが、「ホームで多くのサポーターが声援をおくる中での試合になると、攻めざるを得ないので、リスクを犯すことになる」とハン ベルガー監督のことば通りに、前半終了間際の44分、4月29日のナビスコカップ、ここビッグアイでハットトリックを決めた市原・巻がMF羽生のクロスを頭で合わせ再逆転。大分は後半3分に再び2-2の同点に追いつくが、試合を決定付けたのは後半終了間際の後半42分の市原。右から大分の最終ラインに切れ込んだ坂本が放った浮き球のパスを、山岸がヘディング。そのボールが無情にも2回も同点に追いつく粘りを見せた大分のゴールネットを揺らしてしまった。

ホーム最終戦を白星で飾ることができなかった大分。1stステージで目標としていたミニマムラインの勝ち点20点を、チーム創立10周年デーで賑わいを見せていたホームで挙げることはできなかったが、前回ホームで行われた新潟戦に勝るとも劣らない健闘ぶりを随所にうかがわせる好ゲームだった。前半40分の同点ゴールは、これまで決定的なチャンスをものにできないでいた松橋章太の記念すべきJリーグ初得点。前日故障欠場の決まったリチャード ビチュヘのポジションを任された原田拓が、後半開始直後、得意の左足からのFKで同点ゴールを決めるなど、高松大樹・根本裕一の五輪代表候補に次ぐ大分のヤングパワーの台頭や、木島良輔のカップ戦を含め5試合ぶりのカムバックなど、ビッグアイに詰め掛けた2万人のサポーターにアピールするとともに、次回、最終節での勝ち点3の奪取でチーム目標の達成を実現できるのではという希望を抱かせたのではないだろうか。アウエーからの朗報に期待したい。

 以上

2004.06.20 Reported by 江上 真
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