6月26日(土)J1 第15節 C大阪 vs 柏(15:00KICKOFF/長居)
-リアルタイム速報はこちら-
----------
C大阪かそれとも柏か――両チームにとってはもちろん本意ではないだろうが――最終節のこのカードは、最下位を決するものになった。勝ったチームが15位、負けた方が最下位。なんともしまらない決定戦ではあるのだが・・・。
ホームのC大阪は、開幕して2試合を終えた時点でムズロビッチ前監督を解任。当時、ヘッドコーチだったアルベルト氏を監督に昇格させてチーム再建を図ったが、現在のところもくろみどおりに事は運んでいない。勝ち星はわずかに2つしかなく、直近の勝利は5月9日の清水戦までさかのぼらなければならない。しかし、C大阪にとって深刻なのは数字に表れたものではなく、むしろ「中身」のほう。アルベルト監督は、「なるべく高い位置でプレスをかけてボールを奪い、できるだけ早く相手ゴールまでボールを運ぶサッカーを目指す」としているが、理想とは程遠い内容の試合を繰り返しているからだ。メンバーや起用するポジション、フォーメーションも試合ごとに変わっており、明確なチーム戦術が植えつけられたとはいいがたい。
長期にわたって勝ち星がない、という点では柏のほうがより深刻だ。第1節、第2節と幸先よく連勝したものの、それ以降は敗戦か引き分けのみで、実に3月21日以来勝利から遠ざかっている。前節は優勝争いをしている横浜FMと対戦し、退場者を出して10人になってから反撃に転じ、1点を返して必死に食い下がっている。結果に結びついていないのが辛いところだが、調子自体は上向いているようだ。最終戦に向けた意気込みはかなり強く、今週後半の練習はすべて完全非公開にして決戦に備えている。ディフェンスの中心である渡辺毅や攻撃のキーマン・ドゥドゥ、さらに茂原岳人も出場停止で欠くことになるが、並々ならぬ入れ込みようで大阪にやってくることは間違いない。
C大阪は、水曜日(23日)に関西学院大学と練習試合を行った。「大久保と下村というずっとプレーを続けていた選手が出られない。この中でしっかりチームを作りたい」と話したアルベルト監督は、バックラインに今季初めて柳本啓成を起用した。今季は上村健一が加わり、若い千葉貴仁が成長、さらに2人の外国籍選手が活躍していたことで出場機会を失っていたベテランが、大一番で初出場を果たしそうだ。練習試合でも、持ち前のスピードを生かして早めに相手FWをつぶす動きや、果敢なオーバーラップを見せるなど健在ぶりをアピールしていた。柏の俊足FW・玉田圭司をどう封じるのか、楽しみにしたい。
また、攻撃陣では大久保嘉人が出場停止のため、練習試合では西澤明訓と御給匠の「ツインタワー」で臨んだ。が、「タイプがよく似ているので、やりづらい面もあった」(御給)と、コンビネーションは今ひとつという感じ。アルベルト監督は、「2人を同時に入れることで、高いボールの競り合いにはいい効果があるはず。ただ、苔口ら他にも選手はいるので、じっくり考えて組み合わせを決めたい」としており、2トップの組み合わせは流動的だ。
両チームにいえるのは、J2降格というリスクを避けるために1点でも多く勝点を獲得しておきたいということ。そして、少しでもいい状態で2ndステージ開幕を迎えるためには絶対に落とせない一戦であるということも同じだろう。95年、ともにJリーグに昇格したライバル同士であり、過去の対戦でも数々の激戦を繰り広げてきた両者には、「最下位決定戦」という不名誉なキャッチフレーズを吹き飛ばすような真摯なプレーを期待したい。
以上
2004.06.25 Reported by 横井素子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1-1st:第15節 C大阪 vs 柏 プレビュー】負ければ最下位、15位C大阪と16位柏のゆずれない“決定戦”(04.06.26)















