○ケマイス・ラビディ監督(チュニジア):
今日の試合は親善試合だったが、この世代での日本との対戦は初めてだった。両チームとも良いゲームをしたが、GKのちょっとしたミスが今日の試合の勝敗を分けたと思う。
日本のチームは組織力があるという点でいいチームだが、イマジネーションが足りない。例えば、ゴール30メートル前でのイマジネーション。日本にはいい選手はいるが、ゴールまでの最後の16メートルで瞬発的なものが、サッカーにとって大切になる。その部分ではチュニジアには守備のブロックがあり、日本の攻撃はのろさが出てしまった。
今日のチュニジアは日本ににとって嫌なプレースタイルだったかもしれない。チュニジアは、守備の時、FW一人を残して他は相手のパスの通路を塞ぐ4−3−2−1のフォーメーションだった。日本のチームは、そのせいで前進することができなかったのだろう。日本のチームもそれを崩そうとしてきたが、英国スタイルのゲーム運び、ダイレクトなサッカーだったため守りやすかった。
今日の試合は、両チームにとってテストの意味合いが強く、我々も沢山のレギュラーを(祖国に)おいてきた。しかし、このチームには絶対的な選手はいない。グループとして戦うことが大切で、個人技で闘うものではない。
チュニジアは50%の戦力だった。しかし、このメンバーでオーストラリアに1−0で勝っている。そして、日本にも勝った。こういったグループでの力があるので、我々はアテネへの道を勝ち取っていくだろう。
Q:今日のチームは50%を言っていたが、五輪に出場する16カ国で何番目だと思うか?
「試合が始まる前からサッカーでは結果をわからない。試合をする前に、監督が選手に「金メダルを取るぞ」と言ったら、選手には責任感がのしかかるだろう。今回のeuro2004でのギリシャの例からもわかるように、誰もがギリシャに特別なチャンスを与えた訳ではない。
何よりも大切なのは、しっかりしたチームの準備である。チームの雰囲気や心の準備も含めたすべての要素における準備によって結果が出せる。しかしながら、もしも五輪の結果が銅メダルなら、それはチュニジアを称えることになるだろう。それは今回で、五輪の出場が3回目だからだ。
Q:日本チームの、前半と後半の違いについて
「前半リードされた日本は、当然、後半はオフェンシブなサッカーをしてきた。我々はリードしているので、そのリードをキープするために、守備を固め、ゾーンを塞ぐやり方をした。後半、日本にはチャンスがあったが、イマジネーションが足りなかった。それは精神的に弱いからで、精神的な強さはリードされたとき、最も大切なものであるからだ。」
以上
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