7月17日（土）ヤマザキナビスコカップ第5節 Cグループ
浦和 vs 市原 （19:00KICK OFF/駒場）
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　ヤマザキナビスコカップは17日、予選リーグ第5節の全8試合が予定されており、グループCでは首位の市原と2位の浦和が激突する。勝ち点9の市原は勝てば、1試合を残して決勝トーナメント進出が決まる。一方、連覇をねらう浦和としても、予選リーグ突破に向けて負けられない試合となる。なお、この両チームは次節（最終節）でも顔を合わせることになっており、180分を通してのベンチワークにも注目したい。

　両チームの前回の対戦は、5月15日のファーストステージ第10節。駒場での一戦は、2点を先行した市原に対して、浦和が3点を返すなど猛追。最終的にはロスタイムの阿部のゴールで市原が土壇場で同点に追い付くという稀に見る壮絶な一戦だった。内容はエキサイティングそのもの。現在、両者の力関係は拮抗しており、今回の対戦も激戦となることは必至である。

　チーム別に見てみると、市原は日本代表としてアジアカップに参加するDF茶野、U-23代表として14日に豊田スタジアムでチュニジアと対戦したキャプテンの阿部を欠くことになりそうだ。また、出場停止のサンドロに代わっては、巻の先発が濃厚。茶野の位置には坂本が下がり、阿部を欠く中盤には羽生、村井、佐藤のレギュラー陣に加えて山岸と工藤が先発するものとみられる。

　一方の浦和も、市原同様に主力選手数人をケガや代表で欠くことになる。アジアカップ出場のため中国へ出発した三都主、左太もも裏側の肉離れで代表を離脱した坪井のほか、五輪組の田中達（出場停止）、山瀬、鈴木、闘莉王を欠くことになりそうだ。

　ただ、浦和としてはケガで1stステージ終盤戦を欠場したエメルソンの復帰は心強い。さらに、この試合で新外国選手のトルコ代表DFアルパイがデビューするとのこと。ブッフバルト監督としても、多くの代表選手を欠くだけに、ふたりの助っ人に対する期待は大きいはずだ。

　チーム状況はやや市原が有利とみるが、会場となるのは浦和のホーム、聖地・駒場である。注目の一戦は明日17日、19時にキックオフを迎える。

2004.07.16 Reported by 栗原　正夫